声優を目指す“学童の先生”コスプレイヤー、「えなこさんに憧れて地元の三重から会いに行きました」
3月6日から8日にかけて、千葉・幕張メッセでVTuberグループ『ホロライブ』の大型イベント「hololive SUPER EXPO 2026」が開催された。史上初の3日間開催となる今回のテーマは「タイムワープ」。会場には等身大パネルやタレントの私物展示など見どころ満載で、国内外から多数のファンが集結していた。そしてコスプレエリアでは「ホロライブ」所属タレントに扮したコスプレイヤーたちもひと際存在感を放ち、リスナー同士の交流や撮影など思い思いの推し活をする姿も。「ENTAME next」では、当日会場で注目を集めたコスプレイヤーの撮り下ろしスナップを直撃インタビューとともにお届けする!
今回話を伺ったのは、「hololive DEV_IS」所属のバーチャルアイドルグループ「ReGLOSS」・音乃瀬奏に扮した甘利ねむさん。7〜8年という長いキャリアを持つ彼女の原点は、一人のカリスマコスプレイヤーへの強い憧れだった。現在はコスプレ活動と並行し、声優という新たな夢に向かって走り続けている。その裏側は週7日のアルバイトをこなし、睡眠時間を削って夢を追いかける努力家な一面が。彼女の尽きることのない情熱の源泉と、意外な素顔に迫る。
――コスプレ歴を教えてください。
甘利さん 結構長くて7、8年はやっています。
――7〜8年! かなりベテランですね。コスプレを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
甘利さん 中学校を卒業して、高校1年生くらいのときに、えなこさんに憧れてコスプレを始めました。それから「実際に会いたい!」と思って、地元の三重県から、夜行バスで一人でコミケに行って、えなこさんに会いに行ってました。
――高校生で一人、夜行バスでコミケに。すごい行動力ですね。ご両親は心配されませんでしたか?
甘利さん もともと『ラブライブ!』が好きで、そのライブにも一人でよく行っていたので、親は寛大なタイプだったんだと思います。許してくれました(笑)。
――実際にコスプレを始めてみて、いかがでしたか?
甘利さん 楽しいですね。もちろん、準備期間はすごく大変。お金も時間もかかるんですけど、実際に衣装を着てキャラクターになりきっているときや、SNSに上げた写真にたくさん反応をいただけたときに、楽しさとか、やっていて良かったなっていう実感を覚えます。
――コスプレの一番の魅力は何だと思いますか?
甘利さん いろんなキャラクターになりきれることですね。クール系だったり、可愛い系だったり、ロリっ子だったり……「いろんな自分を見つけられる楽しさ」がいちばんの魅力かな。
――今日の衣装のこだわりポイントがあれば教えてください。
甘利さん 奏ちゃんの衣装は市販品だとデザインが微妙に違うことが多くて、実はこれ、厳選した5、6着目なんです。特に気に入っているのは、この首元のリボン。キラキラしていてすごく可愛いんです。やっと納得のいく一着に出会えました。
――これまで様々なキャラクターをされてきたと思いますが、どんな自分になっているときが一番楽しいですか?
甘利さん 今日やっている音乃瀬奏ちゃんみたいに、元気で「かわいいクソガキ系」のキャラクターをやっているときが一番楽しいです、個人的に(笑)。私、クソガキが大好きなんです。
――ご自身の性格も、そういったキャラクターと近い部分がありますか?
甘利さん 結構似てると思います(笑)。マイペースで天真爛漫で、ずーっと喋ってるタイプです。――音乃瀬奏ちゃんは、ご自身の“推し”でもあるんですね。
甘利さん ホロライブでは奏ちゃんが一番の推しです。彼女がデビューしてすぐのころ、コスプレイヤーの親友が「ねむちゃんにすっごい似合いそうな子がいるよ」って勧めてくれたのがきっかけでした。
――そこから配信なども見るようになったと。
甘利さん そうです。もう生活の一部。メイクしながらとか、寝る前にお風呂に入りながらとか、“ながら見”ですけど、日常にホロライブと奏ちゃんがいるんです。
――推し活には結構お金を使うタイプでしょうか。
甘利さん 気持ちはもっと落としたいんですけど(笑)。家が狭くてグッズはあまり集められないので、ライブに行ったりYouTubeを見たりが中心です。それでも、月に5万円……も使えてないかな。
――月5万円はすごいですね! その活動資金はどこから…?
甘利さん コスプレをしていない時間は、もうずーっと週7でバイトしてます。名前が「ねむ」なんですけど、もう全然寝てなくて(笑)。
――週7日! それは大変ですね。どんなアルバイトを?
甘利さん 今は教育系の仕事で、学童の先生をしています。子どもたちと放課後に一緒に過ごすお仕事です。
――コスプレ以外にも、声優を目指されているんですね。
甘利さん 目標ですね。演技の学校に通っています。いまは時々、舞台や朗読劇に出させていただいて、経験を積んでいるところです。
――では、今年の目標を教えてください。
甘利さん 目標は二つあります。一つは「公式コスプレイヤーになること」。そのためにSNSをひたすら頑張って、企業の方に見つけてもらえるように努力したいです。そしてもう一つは、やっぱり「声優として大きな仕事をもらうこと」。この二つを叶えるのが夢です。
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