【超過激】注目コミック『奴奴奴奴!』がエロス&バイオレンスに容赦ない理由
「COMICリュウWEB」(徳間書店)にて連載中の『奴奴奴奴!』は、地球上を女性が支配し全ての男は奴隷になっているという近未来を描いたSFディストピア漫画。コミックシーモア青年マンガ先行ランキングでは1位を獲得、COMICリュウWEBでも70万PVを突破するなど大きな反響を呼んでいる。
2月13日にコミックス1・2巻が同時発売されることを記念して、作者・鈴丸れいじの独占インタビューを掲載。中編では本作を支える重要な要素——「色気」と「暴力」について話を伺った。(前・中・後編の中編)
――『奴奴奴奴!』は、ハードな作風ですが、エンタメのエッセンスも濃く描かれていますね。まずはエロス描写。過去の鈴丸先生の作品にもエッチなシーンは数多く描かれてきましたが、本作は直接的な性描写はないにも関わらずドキドキしてしまいます。
鈴丸 言い方は難しいのですが、『女性が嫌がるエロス描写にはしたくない』と、常々思っています。男が虐げられる世界ですが物理的な力に関してはやはり男の方が強いので、女性が何かエロいことをされるより、女性に何かをさせるエロスを魅力的に見せたいと、『奴奴奴奴!』は意識して描いていますね。
――その意識が今作の大きな肝だと思います。第1話の男性が収容された施設の女性職員同士の絡み描写もそうですが、女性が性的なことに興味を持ったり、性欲に対して肯定的であることをストレートに描いていますよね。
鈴丸 フェミニズム運動がこれだけ世界的に叫ばれる以前の70~90年代は、あからさまに“男社会”だったと思うんです。女の人はその社会に従属しなくてはならない上に、扱いも“ぞんざい”で。その社会構造が変わり、これまでの関係が180度逆転したらどうなるか?と、ふと思いついたんです。女性が圧倒的に権力を持った世界になれば、今度は男を虐げたり性的に弄ぶという逆転現象が起こり得るのでは?って。なので、『奴奴奴奴!』では女性から男性に積極的に向かう逆転現象を描いています。
――お色気シーンは相当重要な意味をもたらしているんですね!
鈴丸 いやあ……重要か重要ではないか?となると、重要ではないんですよ。ただ、描くのが好きなだけで(笑)。僕の叔父が過去に漫画家を目指していたこともあって、家の本棚に大友克洋、日野日出志、諸星大二郎などの、今で言うサブカル寄りの作品を数多く揃えていたんです。子ども心に気になり諸星大二郎のSF短編を読ませてもらうと、ものすごくエロいんですよ。一般漫画以外ではこんなこと描いているの⁉ と本当に衝撃が走って、その衝撃が今の僕の下地を作ったんです。なので、今の子供がお父さんやお兄さんの部屋で『奴奴奴奴!』の単行本を見つけて、「なんだこの漫画は!?」と、ページを捲った時に衝撃を受けるような作りにしたいという狙いはありました(笑)。
天才漫画家・すぎむらしんいちに少しでも近づきたい
――良いトラウマは植え付けておくべきですからね(笑)。また、『奴奴奴奴!』は肉体的、精神的なバイオレンス描写にも力が入っていますよね。
鈴丸 目玉が飛び出たり首がちょん切れたりすればすごく視覚的ですし、不快感や高揚感として記憶にも残るので描いていて楽しいし、読者としても楽しみにしている人は多いですよね。ただ、直接的なことだけが暴力なのか? とも思っていて。僕は人に虐げられることも、セクハラやパワハラも同じ暴力の一種じゃないかと思いますし、そうした精神的な暴力描写も直接的なそれと同じぐらい散りばめてみたいなと。
――殴り合いだけではない、様々な形の暴力を描かれた理由は?
鈴丸 歴史的に、政治や人種、男女……様々な問題が変わるときって、大小にかかわらず腕力や統率力、行動力に学力……様々な“力”が振るわれますが、良い・悪い、双方の面があるじゃないですか。その双方の「力を持つ人の行動」について描いてみたかったんです。リュウを始め一部の登場人物たちは何らかの強い力を持っていて、それぞれがその力を使うことによって何かしらの結末を迎えます。「行動に結果が伴う」と言いますが、それぞれが力を振るった結果どうなるかの行く末を、自分なりに考えてみようと思ったんです。
――エロ描写、バイオレンス描写にもかなり深いテーマがありますね。こう書くと「どれだけハードな漫画なんだ⁉」と思わず身構えてしまいそうですが、むしろ作中はすごくポップで、どこかユーモラスな空気すら流れていますよね。例えば1話目、男性を収容している施設での労働場面、普通なら劣悪の極みみたいな状況なのに、そこでの生活がすごくコミカルなタッチなので、思わず笑ってしまったほどです。
鈴丸 どれだけ骨太の中身だろうが、一番意識しているのは“エンタメ作品にする”ことなんです。毎回の話を全て面白く読める作品作りに全力を注ぎたいなと思っています。そうした作りは僕が漫画家を目指すキッカケになった、すぎむらしんいち先生という天才漫画家の影響です。すぎむら先生の作品の多くは主人公が過酷な状況にどんどん追い込まれていくけれど、ギャグも満載でユーモラスにその過酷さを描いているんですよ。シリアスな展開の中にコミカルな部分を入れたら、「シリアスをやりきれずに逃げた」と思われちゃうし、逆は重くなりすぎる。すぎむら先生の見事なバランス感覚に少しでも近づけるよう、めちゃくちゃ頑張っています(笑)。
『奴奴奴奴!』(鈴丸れいじ 著)は、COMICリュウWEB(徳間書店)、コミックシーモアで現在連載中。単行本1巻、2巻が2月13日(金)に全国書店にて同時発売となる。
<COMICS 発売情報>Amazon(紙コミックス):コミックシーモア(電子書籍):
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