日向坂46松田好花、涙の卒業セレモニー!未来への希望を込めたドレス姿で万感の思い

2026.01.31 09:00

日向坂46松田好花、涙の卒業セレモニー!未来への希望を込めたドレス姿で万感の思い

1月29日、アイドルグループ・日向坂46の松田好花の卒業セレモニーがTOYOTA ARENA TOKYOで行われた。2017年にグループの二期生としてデビューした松田は、トーク力をいかしてラジオ「オールナイトニッポンX(クロス)」の木曜パーソナリティも担当するなど、多方面での活動でグループを支えてきた。涙腺が弱すぎることでも知られる松田らしく、セレモニーは温かい涙であふれたものになった。

今日の開演前の影ナレは、松田と同期の金村美玖、小坂菜緒の3人で担当。「今日は最高の一日にするぞー!」と叫ぶと、会場も「オー!」という大歓声で応えた。

ライブは、前キャプテンの佐々木久美がセンターを務めていた「君は0から1になれ」で開幕。佐々木と同じく幼少期からバレエに打ち込んでいた松田は、ダンサブルなビートに乗ってしなやかで華のあるダンスで魅せた。

続いて「青春の馬」。今ではグループの新人の登竜門となっている応援ソングだが、センターの小坂はじめグループ全員でいきいきと踊った。間奏では、小坂と松田がこの曲で初めてペアダンスを見せた。

ここで最初のMC。これがアイドルとして最後のライブになる松田は、「ステージでできることは全部出しきって帰りたいと思いますので、みなさんよろしくお願いします!」と意気込みを語った。

三期生の上村ひなのは、そば打ちが得意な松田に、ラジオの生放送やプライベートで手打ちのそばを食べさせてもらったことを語りつつ、「好花さんが作るおそばが世界一おいしい」と褒め称えた。今回のイベントでは、そば職人の格好をした松田のアクリルスタンドなどがグッズとして販売されているが、メンバーの楽屋にもそば屋風ののれんがかけられていたりと、松田一色になっていることも明かされた。

ここからは松田が参加してきたユニット曲を披露。まずは「ナゼー」を大野愛実、松尾桜とパフォーマンスする。続いて「10秒天使」を上村、竹内希来里、佐藤優羽と。さらに、二期生で歌ってきた「自販機と主体性」を金村、小坂に加え、高橋未来虹、小西夏菜実、蔵盛妃那乃とともに歌唱した。

松田がメンバーへの思いを語るVTRを挟み、ここからは本人が選んだ楽曲を各期生とパフォーマンスするパートへ。強く戦う意志を込めた「錆つかない剣を持て!」を五期生と、仲間への思いを綴った「君のため何ができるだろう」を四期生と歌った。

三期生とは、2018年に発表された二期生の楽曲「最前列へ」をパフォーマンス。VTRでも、三期生のことを「愛情の塊みたいな子たち」と言って涙を流していた松田だが、歌唱中にも感極まって涙を浮かべていた。二期生の金村、小坂とは、かつて一期生の3人が歌っていた「Instead of you」を披露。メンバーとの絆や卒業のことを歌ったこの曲は、今日の彼女たちにぴったりの内容で、観客から長い拍手がおくられた。

MCでは、先程のステージでも泣いていた森本茉莉が、「泣いてないですよ」と強がりながらも、後輩の相談を親身になって聞いてくれた松田に感謝しながら涙をこぼした。今日は円陣のときから泣いていたという佐藤は、松田が“各期の天使枠”を集めたという「10秒天使」の歌唱メンバーに選ばれたことに感謝しつつ、「一生好花さんの天使でい続けたいです」と告白した。

ここからは、松田の盟友で「花ちゃんズ」というユニットも組んでいた富田鈴花(卒業済み)と一緒に歌っていた楽曲。「線香花火が消えるまで」を金村と踊り、「まさか 偶然…」をアコースティックギターで弾き語りした。「まさか 偶然…」の後半では、松田と師弟関係にある山下葉留花がアコギを持って登場し、花ちゃんズのユニットカラーである黄色のサイリウムに染まる会場で、ともにハーモニーを奏でた。

次のパートは、にぎやかな全体曲が並ぶ。「一生一度の夏」に続いて、日向坂46の前身のけやき坂46時代の楽曲「ひらがなで恋したい」をパフォーマンス。松田の脇を正源司陽子と藤嶌果歩が固め、満面の笑顔で歌った。

さらに、全員がタオルを持って登場。ファンと一緒にタオルを振り回しながら、「好きということは…」を歌う。松田はひとりトロッコに乗り込み、アリーナから3階席までぎっしり入った観客とコミュニケーションを取った。

ここで特徴的なピアノのイントロが流れると、ファンがさっそく反応する。五期生の大野愛実がセンターを務める最新シングル表題曲「クリフハンガー」の、ライブ2度目のパフォーマンスとなった。

本編最後の楽曲は、「アザトカワイイ」。日向坂46のアイドル的な「カワイイ」の側面を象徴する曲だが、松田が休業していた頃、テレビでこの楽曲を歌うメンバーに元気をもらっていたという過去がある。そんな思い入れの深い楽曲をメンバー全員で元気いっぱいに踊り、本編を終えた。

ファンに大きな「このちゃん」コールを受けて、再び客席の照明が落とされると、松田のこれまでの道程をたどるVTRが流れる。続いて、華やかな花の刺繍があしらわれたドレスに身を包んだ松田と、同期の金村、小坂が登場。3人で「沈黙が愛なら」を歌った。

ここで、松田が卒業スピーチを行う。

「改めまして皆様、アンコールありがとうございます。今からお話をさせていただきたいと思います。まずは、今日この会場にお越しの皆様、配信で見てくださっている皆様、今日という日に、私の卒業に心を寄せてくださった皆様、本当にありがとうございます。

このドレスにあしらわれている緑の柄には、希望を持ち得るだとか、新たな気持ち、といった花言葉があります。ドレスのデザイン案を出してくださった際に、花言葉まであわせて伝えてくださり、細部まで時間をかけてこだわって、こんなにも素敵なドレスを仕上げてくださったこと、とても感謝しています。

ドレスを身にまとってスピーチをする。いつか来ることだとぼんやり想像はしていたものの、どこか自分ごとに捉えられないなと思っていたのですが、こうして今日卒業セレモニーを迎えて、いよいよここまで来たんだなと実感しています。

スピーチというものは、卒業セレモニーの中でも、本当の本当に最後だから、そこと向き合うと、スピーチを考え始めてしまうと、本当に終わってしまうんだと実感してしまいそうで。こうしてスピーチを考えるのも、日付が変わって、今日になってしまいました。

その場で、アドリブで喋れたらかっこいいなーとか、妄想したりもしてみたのですが、冷静になって考えてみると、卒業セレモニー当日に、自分は強い涙腺も、余裕も持ち合わせられるはずがなく、後悔してしまう気がしたので、言い残すことがないように手紙にまとめることにしました。

少し長くなってしまいますが、寝ずに聞いてくださると嬉しいです。

好きという気持ちと好奇心がきっかけで受けた、ひらがなけやきざか46(けやき坂46)追加メンバーオーディション。アイドルや芸能界をはじめから目指してたというわけではなかった私ですが、この世界でアイドルとして活動して、気づけば約8年半経っていました。

これだけの期間続けることができたのは、これからもこの世界で頑張りたいと思うことができたのも、ひらがなけやきざか46、日向坂46のメンバーになれたからだなと思っています。そして、ここで活動することがあまりに楽しく幸せで、やりがいを感じていたからだと思います。

そう感じることができたのは、出会えたメンバーや共演者の皆様、スタッフさん、支えてくれた家族や友人、そしてファンの皆様が、素敵な人であふれていたからだなと思います。そして、この場所でたくさんの夢を叶えて、この場所でできることはやりきった。そう思うことができたので、次に進む決意をしました。

卒業発表からの約2ヶ月間は、信じられないほどあっという間に過ぎていきました。どんなに大切に大事に歩もうとしても、時間は待ってくれず、等しく過ぎていって、自分で決めたのにも関わらず、寂しさを覚えてしまう日がたくさんありました。日向坂46としてのいろんなことの最後を迎えて、その度に胸がいっぱいになって、真正面から受け止めるとくらってしまって、動けなくなってしまいそうなくらいに、たくさんの愛とねぎらいの言葉をいただきました。

泣いて悲しんでくれる方がいたり、たくさんの想いを伝えてくれる方もいて、あぁ、私もこれまでの卒業生みたいに、そんな存在になれていたのかななんて、胸がいっぱいになりました。普段の私は言葉にして伝えることを恥ずかしがってしまったり、はぐらかしてしまったりしまいがちなのですが、今日くらいはありったけの思いをお伝えしたいと思います。

まずは関係者の皆様、及びスタッフの皆様、今日この日までの間にご一緒させていただいた皆様、たくさんの成長の機会をいただき、本当にありがとうございました。皆様のお力添えやサポートがあったおかげで、伸び伸びと私らしく活動することができました。松田ならやってくれるだろうと言って、任せていただけたお仕事の数々のおかげで、それなりの度胸も持てるようになりました。感謝しています。

そして、メンバーのみんな。期生ごとに楽曲を披露する前のVTRで伝えきれなかったことをお話したいと思います。

まずは五期生。加入してきてくれて約1年。1年目とは思えないほどの任されることの多さや規模感に、私自身が勝手に心配をしてしまうほどでした。そんな中でも五期生のみんなは、少なくとも、私たちには大変な素振りを見せることなく、たくさんのことを乗り越えてきて、期待をはるかに上回ってきて、本当にすごいなと思っていました。

裏で空き時間に、みんなで振り付けを練習したり、大変なスケジュールの中、時間を見つけて、できる最大限のことを追求していく五期生の姿を見て、私も頑張ろうと思うことができました。これからもその姿勢を忘れずに、たくさん先輩のことも頼って、大きな背中を見て、たくさん成長していってください。たくさんの希望をくれてありがとう。

四期生。向かい風を感じた瞬間もたくさんあったことと思います。そんな中でも歩みを止めることなく、ずっとがむしゃらに進み続ける四期生の姿を見て、たくさんの勇気をもらいました。遅くなってしまったけれど、「放送作家松田好花」で、みんなに対してちゃんと向き合ってこれなかったんじゃないかっていう思いを伝えた時、そんなことないよって、そんなことないですよって言ってくれる子がいたり、駆け寄ってきてくれる子がいたり、あのインタビューが一番楽しかったです、とまで言ってくれる子がいたり。そんな風に優しく心強い、四期生に救われる瞬間がたくさんありました。改めてありがとう。

向かい風さえも追い風にしてしまうくらい、四期生のみんなには、その場だったり、その人を動かすパワーがあると私は思います。本当に最高、最強、四期生です。そんな最高最強四期生なら、最高最強日向坂にできる。私はそう思います。グループ全体を四期生が正しくまっすぐ引っ張っていく気持ちを持っていてくれたら、日向坂は大丈夫だと思います。任せたよ。

三期生。先輩や同期の卒業を迎えるたびに、寂しさが大きくなっていく中で、三期生の人柄と愛情深さに日々支えられていました。みんな同じように寂しさや不安を抱えていたはずなのに、私の方が支えられてしまう瞬間があったりもして、同期のように感じて、三期生には弱いところをたくさん見せてしまったなと思います。こんな先輩でごめんね。そして、支えてくれて本当にありがとう。

ファンの方は信じてくれなそうだし、三期生にも嘘だと言われてしまいそうなのですが……。私には三期生全員が、仏に見えています。バラエティになるとまた別ですが、普段の活動において、取り乱してその場の人を困らせたりだとか、人に迷惑をかけるってことが全くなくて、とにかく安心感を与えてくれる存在でした。

私は三期生には誰よりも自信を持って、堂々とそこにあり続けてほしいなと思います。先頭に立って、みんなに頼もしい背中を見せてあげてください。

そして同期の二期生。卒業していったみんなの活躍も、なおみく(小坂&金村)の活躍も常に意識をしながら活動に励んでいました。同期の存在は特別で、離れていても近くにいても、刺激をもらう日々です。プライベートで集まっても、きっと結局お仕事の話をしてしまいそうなところが、容易に想像できます。二期生として9人で活動できたこと、とても誇りに思います。

そして、なおみく。たくさんふざけたことばかりいう私で、頼りなかったかもしれないけれど、あまりにふたりが頼もしすぎて、ずっとヘラヘラしちゃいました。気を許せる関係で温かくて、すごく支えられました。これからの日向坂を頼んだよ。またすぐご飯にも行こうね。

そして一期さん。私にとって唯一の先輩、一期生のみなさまがご卒業されてから、ぽっかりと心に穴が開いたような気持ちで。そこでようやく、これまでしてきてくださったことの重大さや偉大さを、ひしひしと感じるようになりました。

私たちに大きな背中を見せ続けてきてくださり、本当にありがとうございました。私が卒業発表した後、連絡をくださる方がいたり、当日は荷物が多くなるからキャリーケースで行きな、と突然アドバイスの連絡をくださる方がいたり。一期さんには卒業された後もたくさん気にかけてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもたくさん後輩させてください。

友達のみんな。アイドルとしてではなく、ひとりの人間、松田好花としてフラットに接してくれて、そこに救われたことがたくさんありました。休みの日にたくさん連れ出してくれて、ライブも毎回のように来てくれて、本当にありがとう。これからもよろしくね。

家族のみんな。卒業セレモニーで東京に来てくれるとなって、いつもは来てくれと私が頼むくせに、なんで忙しい時間がない時に泊まるんだ、とつっぱねてしまってごめんね。今日以外にもこんなことばかり言ってしまっていたような気がします。

それでも、何も文句を言うことなく、美味しいご飯を作って待ってくれて、お家に帰ったらお風呂を沸かしておいてくれて、誰がこんな人を好きになるんだよって思うような私をさらけ出しても、全てを愛で包み込んでくれました。本当にありがとう。

そして、応援してくださったファンの皆様。皆様がアイドル松田好花に期待してくださったことで、アイドル松田好花を肯定してくださったことで、松田好花自身が変われた瞬間、救われた瞬間がたくさんありました。特にやりたいこともなく、とりあえずちゃんと就職できるように、それなりに頑張ろうと思っていた時とは比べ物にならないほど、自発的にやりたいことが増えて、夢を抱けるようになりました。

器用貧乏だと言われてしまうことさえも、武器にしてしまえばいいんだって思えちゃうほど、いつの日からかできるようになったので、常に温かくポジティブな言葉をかけ続けてくださる皆様の存在が本当に大きかったです。

皆様の期待に応えられるアイドルになりたい。喜ぶ顔が見たい。それが私の頑張る理由でした。明るい未来を夢見れるようになったのは、ファンの皆様の応援があったからこそです。本当にありがとうございました。

今日は卒業セレモニーということで、ステージに立つのは最後となり、別れを感じ寂しく思ってしまいますが、今日のこのセレモニーを通して、皆様にこれからの日向坂への希望を感じ取ってもらえていたら、とても嬉しいです。

いかがでしたでしょうか。日向坂、最高ですよね。ありがとうございます。私自身も、未来への希望を持ち得ることができた、そんな日になったと感じています。新たな気持ちで、また歩み始める覚悟ができました。

卒業セレモニーは終わってしまいますが、2月いっぱいまでは日向坂46として、活動を残り1ヶ月間全うして、全て出し切りたいと思っておりますので、最後までどうぞよろしくお願いします。改めて、今まで本当にありがとうございました!」

スピーチ後には、全メンバーがステージに登場し、ひとりひとり松田に花を手渡していく。五期生の大野は、「クリフハンガー」でセンターに選ばれた後、松田に元気づけられたことに感謝。松田からは、「大丈夫だよ、大野愛実氏。頼んだよほんとに」と、新センターへの励ましの言葉がおくられた。

四期生の山下は「ラブレター」を用意。さまざまなことに挑戦してきた松田の弟子として、「これから師匠のようになるとい目標を掲げて、たくさんチャレンジしていきたいと思います!」と抱負を語った。

三期生の山口陽世は、松田と「このっぱる」というコンビ名を名乗っている仲。松田にとって最後の参加となった昨年のツアーで、長く話した思い出を涙ながらに語った。

二期生の金村は、「私は今、ハスらずに(格好をつけずに)本心を言おうと思います」と前置きしてから、「このちゃんが大好きです。そして尊敬してます」と伝えた。

最後に小坂が松田の前に立つと、ふたりはしばらく見つめ合って涙を流す。小坂は、グループに加入した頃、関西から松田と同じ新幹線に乗って東京に通っていた思い出を語る。そして「日向坂にたくさんの夢を見させてくれて、ありがとうございました。日向坂の一番の功労者だと思います」とねぎらった。

セレモニーのラストは、松田が作詞した楽曲「涙目の太陽」。46グループで全員曲の歌詞をメンバーが手掛けるのは初めてのことだが、松田は自身の卒業ソングとしてでななく、未来の日向坂46におくるメッセージとして歌詞を書いたという。グループの日常の一コマも織り込まれた心のこもった曲を、メンバーたちは笑顔で歌った。

最後に感想を求められた松田は、再び「大野愛実氏、頼んだよ!」と声を掛ける。どこまでもグループの未来を考える、松田らしいラストステージだった。

※高橋の「高」ははしごだか

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