サカナクション山口一郎が説く「カラオケ採点システムの弊害」と本当の歌の上手さ

『サカナクションノート 山口一郎の創作部屋』の「カラオケ採点機能は使っちゃダメ」では、サカナクションの山口一郎が、カラオケの採点機能が音楽シーンに与える弊害を指摘し、本当の歌の魅力について語った。
「音程が合ってることなんて正義じゃない」と山口は断言する。
かつてモノマネ芸人が多数活躍していた時代、それは個性的な歌手が多かった証拠だという。
清水アキラやコロッケといった名前を挙げながら、今その文化が薄れている理由を分析する。
ゲーム感覚で「カラオケでうまいって言われるものが歌がうまいっていう風になっちゃってる」という指摘は、現代の音楽シーンへの警鐘だ。
音程を整えることに執着するあまり、歌い手の魂や個性が失われている。
かつてボイストレーニングの先生から「話すように歌いなさい」と教わった経験を振り返り、技術よりも表現力の大切さを強調する。
「歌って、自分の中にあるものを解放することだから」という言葉には、アーティストとしての揺るぎない信念が込められている。
音程の正確さを競うのはスポーツではなく、解放であるべきだと語る姿は力強い。
山口は、中学時代、合唱コンクールで「一郎君、音痴だからもうちょっと小さい声で歌って」と先生に言われという。
その経験を明かしながら、「こんな僕も今じゃ日本アカデミー賞音楽最優秀をゲットしてました」と自虐的に笑う。
音痴は治せるが、それよりも大切なのは、自分なりの表現力とグルーブ感だという。
山口の持論が説得力を持つのは、彼自身がその道を歩んできたからだ。
「音程で歌うまい下手を判断しちゃだめ」というメッセージは、かつて歌うことを諦めかけた人々への励ましでもある。
好きなジャンルの様々なボーカルが混ざり合い、レイヤーになることで生まれるオリジナリティこそが、聴く人の心を揺さぶる。
採点機能という数字に縛られず、自分らしい歌い方を追求する自由。山口の言葉は、音楽の持つ本来の喜びを思い出させてくれる。
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