「20代最後の私を全部詰め込みました」譜久村聖、ベトナムで見せた“素顔”

2025.11.01 06:03

提供：ENTAME next

モーニング娘。卒業後、今年4月にソロデビューを果たした譜久村聖が2年ぶりに写真集をリリース。発売は29歳の誕生日で、20代ラスト写真集、しかも『Versl’Aube』『瑠璃藍』と初の2冊同時発売となる。初めて訪れるベトナムで“原点回帰～新しい旅のはじまり”をテーマに、自身が持つ柔らかくおっとりとした雰囲気と大人の女性としてのシャープさの両面を表現したという写真集の撮影を振り返ってもらった。（前後編の前編）

――20代ラスト写真集『Versl’Aube』と『瑠璃藍』は当初から2冊同時発売の予定だったんですか。

譜久村　最初は１冊の予定でした。１カ月で２回ベトナムに行かせていただいたんですが、1回目は台風の影響もあって大雨が続いて、雨上がりや室内でのシーンが中心になったんですよね。その時点で深みのあるカットや綺麗な色合いのカットなど、満足度の高い写真は撮れたんですが、パキッとした晴天で海や空の色も撮りたかったんです。それに私が絶対に行きたいと思っていた場所は、晴れじゃないと映えないので、もう一度撮りに行くことになりました。２回目は天気にも恵まれて、全く違う風景や自然体の私を撮っていただくことができたんです。それで結果的に2冊になりました。ベトナムの滞在期間は合計２週間近くあって、贅沢な写真集になりました。

――生まれて初めてのベトナムだったそうですね。

譜久村　「いつかベトナムに行きたいな」とふわっと思っていて。今回、スタッフの方が提案してくださった場所が女子旅でも人気な場所らしくて、私の好みにもマッチしていてうれしかったです。

――写真集の中で着ているピンクのセットアップは現地でオーダーしたそうですね。

譜久村　1回目の撮影の時に仕立屋さんに行って、自分でセットアップのデザインをして、生地も選んで作っていただいたんです。言葉はあまり通じなかったんですが、心と心が通じ合って、理想の仕上がりになりました。あくまでプライベート用だったんですが、とても気に入ったので、2回目の撮影に持って行って衣装としても使ったんです。ベトナムに２回行くことになったからこそ生まれたカットですね。

――２年ぶりの写真集ですが、事前にボディメイクなどはされましたか。

譜久村　くびれチャレンジをしました。ひたすら左右に揺れる動きを仕事の合間にずっとやっていて、ビフォーアフターで見比べたら結構変化が出たんです。もちろん食生活も気をつけて、大好きな辛ラーメンも我慢しました。もともと筋トレは好きでやっていたんですが、今回はストレッチも増やしました。特にお尻の筋トレは今まであまりやったことがなかったんですが、やってみたら純粋に楽しすぎて！　過去の写真集では気にしていなかったパーツですし、理想のラインがあったわけではなかったんですが、撮影中にスタッフの方から「お尻が綺麗」と言ってもらえて、成果が形に現れてよかったです。あと鎖骨も綺麗に見せたくて、腕や肩の筋トレも頑張りました。

――いつ頃から筋トレにハマったんですか。

譜久村　モーニング娘。を卒業する年からです。グループ活動が忙しくて、なかなかジムに通えなかったんですが、卒業間際に始めたらハマりました。最近は写真集の撮影も終わったし、ちょっと飽きてしまったのもあって、筋トレはサボりがちですが（笑）。一時期はケトジェニックダイエットにどハマりしたこともあります。

――厳しい糖質制限をして、脂肪を燃えやすくするダイエットですよね。

譜久村　そうです。グループを卒業してから、我慢せずに好きなものを食べようと思って、たくさん食べて、半年で７キロくらい太ったんです（笑）。夏になって肌の露出も増えるので、そこから筋トレで絞って、ケトジェニックダイエットもやりました。そういう時期に今回のお話があったので、写真集のために絞ったというよりは、通常の私を見てもらおうという意識もありましたね。

――ベトナムに行ってみていかがでしたか。

譜久村　めちゃくちゃ楽しくて、プライベートでも行きたいなと思いました。食事も美味しかったし、街も綺麗で朝から活気があったし、現地の人たちの雰囲気も好きでした。

――ベトナムで一番美味しかった食べ物は何ですか。

譜久村　一番はバインミーです。それまで食べたことがなかったんですが、いろんなお肉がミックスされたサンドを食べた時に、噛むたびに違うお肉の食感が味わえるし、パンもふわふわで美味しかったです。サラダも日本とは違い、パパイヤや三つ葉、コリアンダーが入っていて、癖になる美味しさでした。帰国後も恋しくなってベトナム料理屋さんに行ったくらいです。

――特に印象的だった場所は？

譜久村　私は青系のカラーが大好きなのでマリーナです。2回目の撮影は晴天だったので、眩しいくらい綺麗でした。

――衣装も青系が多いですよね。

譜久村　スタイリストさんに「青系の衣装を着たい」とお願いして、いろんなバリエーションの青い服を選んでいただきました。青い水着や、『Versl’Aube』の裏表紙で着ている青のスカートなど、いろんな青を着ることができました。

――青を基調にした美しい模様が印象的な背景はスタジオですか？

譜久村　実はホテルなんです。これは１回目の撮影が雨だからこそ気づけたんですが、ホテルの床のタイルがかわいくて、青いタイルに紺色の服など、タイルを背景に使ったカットがたくさんあるんです。写真集のタイトルも、いろんな青を詰め込んだというのが伝わるといいなと思って、『瑠璃藍』になりました。

――特にお気に入りのカットは？

譜久村　『瑠璃藍』の足をクロスしているカットです。今までの写真集はナチュラルメイクが多かったんですけど、ちゃんとメイクをして、髪の分け目も変えて、大人っぽく撮ってくださったのでお気に入りです。足の見せ方も、どうやったら綺麗に見えるかこだわりました。

――初めて2冊の写真集を見た時、どんな印象を持ちましたか。

譜久村　それぞれ違うカットが掲載されていますが、2冊のつながりを感じられる場面もあって、いろんな私を見てもらえる、そして20代最後の自分を振り返れる、大満足な2冊になりました。

譜久村聖20代ラスト写真集『瑠璃藍』『Versl‘Aube』2025年10月30日２冊同時発売

『瑠璃藍』B５判写真集定価：3,500円＋税