主演・松村北斗(SixTONES)の視点で語る...!新作映画『秒速5センチメートル』の魅力について

主演・松村北斗(SixTONES)の視点で語る...!新作映画『秒速5センチメートル』の魅力について

2025.10.10 19:00
提供:Ray

たとえドラマティックな展開がなくても、見る人の心を揺さぶる――。そんな繊細な演技に惹きつけられるのが、俳優としての松村北斗さん。そこで今回は、自身が主演を務める映画『秒速5センチメートル』について、作品に対する思いや魅力をたっぷりと語っていただきました。北斗さんならではの視点から紡がれる言葉を、ぜひご堪能ください♡

Talk about new film

松村北斗が語る新作映画『秒速5センチメートル』

2007年に公開された新海誠監督の劇場アニメーションを実写化した映画『秒速5センチメートル』にて、遠野貴樹役で主演を務める北斗さん。

これまで何度も見返してきたという、思い入れの強い作品を実写化した本作について、北斗さんの視点で魅力を語ってもらいます。

20代から30代に入って変わった『秒速5センチメートル』の見方

「20代の頃から繰り返し見ていたアニメーションの『秒速5センチメートル』と、30才になった今、実写化したこの作品を見たときに、自分のなかで受け取り方に圧倒的な違いがあるなと感じました。

初号試写を見たときに、映画のことを考えているのか、自分のことを思っているのか、よくわからなくなってしまうほど、

東京で働く30才になる貴樹により自分がリンクしていくような感覚

が強くあったんです。

一方で、僕が20代の頃にこのアニメを見たときには、貴樹が経験する恋愛の歯がゆさみたいな部分が響いていた気がします。

この物語のなかで描かれるいくつかの恋愛感情みたいなものが、それぞれの人生のスピード感で出てきて。それがどうしてもうまく混ざりあっていかない……。

そういった20代の頃の僕が受け取っていた部分も、実写化したことによって、人と人の会話や間を読みあうような瞬間が、

よりセンチメンタルに、でも傍から見たらうらやましいくらいキレイに映し出されている

と思います。

小学生から始まり、高校生、会社員時代と、遠野貴樹という人物の18年にわたる人生を描いた物語。

その軸は変わらないですが、最初に台本を読んだときに「なるほど、だから実写化するんだ」という納得感がありました。

実写としての意味を監督の奥山由之さんが考え続け、僕にも深く理解させてくれて。

そしてアニメーションという基盤があることで入ってきたエッセンスも相まって、すごく魅力的なバランスの映画になったと思います」

ラブストーリーの側面から考える人生のスピード感の違い

「貴樹がしてきた恋愛を僕なりに考えてみると、それぞれの人生のスピードの違いっていうのがかなり大きく影響していたのかなと思います。

人によっても違うし、その街にはその街のスピード感があったりもする。

貴樹も、(篠原)明里も、小さい頃からいろんな街を転々として過ごしていく人生だったから、自分ではコントロールできないスピードの変化にのまれて、どうしても難しくなってしまうような運命だったんだと思うんです。

この映画を見終わったときに、

僕自身も人生のなかでまわりの人とスピード感が違ってきた、変わってきた

と感じたことを思い出しました。

中学生まで過ごした静岡の友人たちとは、同じ年令なんだけどなにかが違う。

それは、それぞれが住んでいる街のスピードが違うのか、職業のスピードが違うのか。はたまたスピードじゃなく、進む方向が違うのか……。

自分の体感だと、東京はなんか速いなと思いました。猛スピードで、小さくぐるぐる回ってるイメージ。

でも、静岡の友人たちに会うと、人によってはずいぶん昔のあそこでぐるぐる回っているなって人もいるし、ゆっくりとすごく先のほうに行っている人もいました。

人との関係における速度と距離みたいなことや、心のなかにぼんやり滞留していた違和感みたいなもの

、いろんなことをすっと整理してくれるような映画なのかもしれないとも感じています」
カーディガン 359,700円/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)その他/スタイリスト私物

映画『秒速5センチメートル』

10月10日全国公開

物語の主人公・遠野貴樹は、小学生の頃に転校生の篠原明里と少しずつ心を通わせる日々を過ごすものの、卒業と同時に明里が引っ越してしまう。

そして中学1年の冬、再会を果たした2人は最後の約束を交わす。30才になり東京で働く貴樹は、自分の一部があの約束のときに取り残されたままだと気づきはじめる……。

PROFILE

松村北斗

まつむら・ほくと●1995年6月18日生まれ、静岡県出身。SixTONESのメンバー。俳優としては、映画『ファーストキス 1ST KISS』『夜明けのすべて』など話題作に出演。

2023年には日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞を受賞。10月には主演映画『秒速5センチメートル』が公開となる。

撮影/TISCH(MARE)スタイリング/坂上真一 ヘア&メイク/星野加奈子 デザイン/坪本瑞希 文/政年美代子

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