和田一浩氏&中村紀洋氏、中日打撃コーチ時代の“真実”を吐露 「考えてない子が多い」

2025.10.01 05:15
提供:Sirabee

立浪和義監督のもと中日の打撃コーチを務めた中村紀洋氏と和田一浩氏が語る、チームが打てなかった理由とは?

和田一浩
Photo:Sirabee

元中日ドラゴンズコーチの和田一浩氏と中村紀洋氏が28日、プロ野球名球会のYouTube「名球会チャンネル」に出演。コーチ時代、ドラゴンズが打てなかった理由語った。


【今回の動画】和田氏と中村氏が語る中日が打てない理由



打撃コーチ時代の苦悩を語る


立浪和義前監督のもと、打撃コーチを務めた中村氏(2022〜23年)と和田(23〜24年)がトークをした今回の動画。


コーチ時代の苦労を質問された中村氏は「ストレートだけ手を出そう。試合のなかでも『このイニング、 1巡目はストレート狙いで行こうよ』と。そう言っても変化球を打つやつがいる。これをやられると、ちょっとね、どうにもならない」と話す。


また、「変化球は手を出さなくていいと言ってるにもかかわらず、手を出してしまう。そうなると、どれが正解か本当にわからなくなる。そこで結構苦労したんですよ」と告白した。



打てない原因は...


さらに中村氏はスコアラーからのデータは勉強していたと明かしたうえで、「データがあって、ストレートを狙おうと言っているのに、 変化球に手を出してしまう選手がいた、1人じゃなくてね。徹底するというのは、勝つためにはすごく重要で。 チームとしてそっちの方向に向かなあかんのに、それができなかったというのが、打てない原因かな」と分析する。


和田氏も中村氏の理論に納得したうえで「このピッチャーは低めは捨てようと言っても、なかなか難しい。投げた瞬間はストライクに見えるから手が出ちゃうんだよね、いいピッチャーにかかると。そのワンバウンドを振らされる。だから結局チームとして徹底するって、できたら攻略できるんだけども、それをさせてくれない。難しいね」と語った。



和田氏が語るベンチでの悩み


コーチ時代を振り返った和田氏は「ベンチで座りながら、ワンアウト3塁、『頼む、 外野フライを打ってくれ』と。1点でいいからとかね、そういう目でいつも観ていた」と振り返る。


中村氏も「そうそう」と大きく共感したうえで、「余裕があるかどうかで変わると思う。1アウト3塁で守備位置を見たかと。そういうことをまず言っていかないと、わかってない子が多い。ただヒットを打つ、ただ思っきり振るとか、そういうことだけしか考えてない子が多い」とコメントする。


チャンスで内野の守備体系を見て、「下がっていればゴロでも1点入る。それがチームの勝敗にかかわる」と指摘し、「打率は下がりますけどチームとしてはプラスになる。そういうことをやっていかないと、勝てない」と語っていた。



フルスイングが持ち味だった2人


現役時代404本塁打を放ち、ホームラン王と打点王を獲得した中村氏と、319本塁打、首位打者のタイトルをとっている和田氏。


両者ともフルスイングが持ち味の主力打者だったが、コーチとしては内野ゴロで1点を取るなど、チームバッティングの重要性を感じているようだった。



【今回の動画】和田氏と中村氏が語る中日が打てない理由


https://www.youtube.com/watch?v=7yr8Q5caecM



執筆者プロフィール


佐藤俊治。ライター。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。


(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)

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