

残り10分…水深91mの深海に取り残された潜水士の運命は? 実話をもとにした救出劇が公開
酸素がなくなるまで、あと10分。緊張の潜水事故の行方を追う『ラスト・ブレス』が9月26日公開。

「飽和潜水士」という職業をご存じでしょうか?
例えば深海に設置されたパイプなどの設備を修理するため、それがある場所まで潜って作業するのが仕事。つまり「飽和潜水士」は、ものすごい水圧に耐え、安全に任務を完了しなければならない命がけの職業でもあるのです。
この「飽和潜水士」の2012年に実際に起きた事故を実写化した『ラスト・ブレス』が、9月26日より公開。はたして救出劇はどうなるのでしょうか?
海に取り残された潜水士

物語は、若手飽和潜水士クリス(フィン・コール)が、恋人と朝を迎えるところからスタート。結婚を控えている2人はとても幸せそうですが、これから深海に潜る仕事に出かけるクリスを、恋人は心配した表情で送り出します。
クリスの今回の仕事は、北海にあるガス・パイプラインの補修を行うこと。潜水支援船タロス号に乗り込み、ベテランのダンカン(ウディ・ハレルソン)、プロ意識の高いデイヴ(シム・リウ)と共に、水深91メートルの海底で作業に入ります。ところが途中、命綱が切れ、クリスは深海へ投げ出されてしまいます。緊急ボンベの酸素は、わずか10分しか残っておらず...?
リアルな潜水事故

メガホンを取ったアレックス・パーキンソン監督は、イギリスで活躍するドキュメンタリーを得意とする監督。実は2012年に実際に起きた事故を、パーキンソン監督自身が、2019年に『ラスト・ブレス』というタイトルでドキュメンタリー映画を製作していたのです。
そのドキュメンタリーと同じタイトルとなる本作は、登場人物をプロの俳優が演じていますが、実際に事故の起こった船を使って撮影するなど、細部にまで本物らしさを再現しています。
日々、穏やかに過ごす人々

個人的に意外だったのが、仕事に向かう「飽和潜水士」たちが、終始穏やかで仲間と和やかにジョークを飛ばしたりしているところでした。命がけの仕事をする当人たちの間には、ピリピリした緊張感が漂っているかと思い込んでいたのですが、真逆だったのです。
確かに本作の主軸である「命がけの救出劇」に目がいきがちになりますが、実話を基にしているだけあって、常に「死」と隣り合わせの仕事に従事する人が、いかに冷静に「生」を見つめているかがわかるような気がします。
結局、奇跡が起きるのは、朗らかにいつも「生」を謳歌しているかどうか。それにかかっているのかもしれません。
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『ラスト・ブレス』
9月26日(金)新宿バルト9ほかロードショー
公式サイトはこちら!
(文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ)
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