富田鈴花、日向坂46卒業セレモニーで笑顔と涙のパフォーマンス「生まれ変わってもまた二期生がいい」

2025.06.30 20:15

富田鈴花、日向坂46卒業セレモニーで笑顔と涙のパフォーマンス「生まれ変わってもまた二期生がいい」

日向坂46の二期生・富田鈴花が、6月27日に卒業セレモニーを開催した。14thシングル「Love yourself!」発売記念配信ミニライブ内にて行われ、14thシングル「Love yourself!」に収録された全楽曲のパフォーマンスを披露した後、富田の卒業セレモニーが始まった。

富田のアイドル人生を振り返るVTRが流れた後、前身グループ・けやき坂46(通称ひらがなけやき)時代のユニット曲「線香花火が消えるまで」をオリジナルメンバーである金村美玖・松田好花と3名で披露。続いて、けやき坂46二期生にとって初めての楽曲「半分の記憶」を現二期生メンバー5名で披露した。

そのあとのMCで、この披露した二曲は自分が卒業するときに絶対にやりたいと思っていたと明かしつつ、「”線香花火が消えるまで”を2番始まりで披露したので、配信で見ている皆さんがどんな反応だったか気になる」と語った。二期生での和気あいあいとしたMCを挟み、次の曲フリへ。「次の曲は、この曲のMV撮影に行く車内で聴いてすごい涙した記憶があって…いつか自分がセンターで表現してみたいなって思った曲だったので、それを今日叶えられたらなと思います」と語り、自身がセンターに立ち、「月と星が踊るMidnight」を二期生~四期生で披露した。

ここで、自身の名前の由来にもなっている鈴鹿サーキットで撮影されたインタビューVTRへ。約8年間の活動を振り返り、最後に応援団の恰好で日向坂46にエールを送る様子が流れると、ゴールドのドレスに着替えた富田がひとりステージに登場。思いをしたためた手紙を読み上げる。

「改めまして、日向坂46の富田鈴花です。伝えたい気持ちが沢山あって、まとまらなくって…手紙で読ませていただきます。

あるとき、卒業を決めた先輩から『卒業をした後のことは考えているの?』そう聞かれたことがありました。その時私はなにも思い浮かばなくって、今が楽しかったらそれでいい、今が今であることが幸せだと感じていました。でも少し時間が経って、私にとって大きな人生の転機が訪れました。いつの日からか、自分のやりたいことがはっきりと見えるようになって、でもそれは卒業を考えることとはまた違うことなのかな、と思いつつも”卒業”という言葉がぐるぐると脳内を巡るような時間が続き、葛藤していました。だけどやっぱり心の底から『やりたい!』というこの尊い気持ちに嘘はつきたくない。そう思い、一年前くらいから卒業をさせていただきたいと相談をさせていただきました。未来が見えていない中で一歩を踏み出すことはとてもとても怖くて、今でもちょっと怖くて。でも例えそこが暗闇でも、今の私になら乗り越えられると、そう思い決断をしました。ファンの方には突然のことのように感じた方がほとんどだと思います。けれど、私が長い間沢山悩んで決めた結果です。アイドルを始めた頃、自分が自分であることに嫌気が差して、誰かになりたいなと強く願ってしまった日もありました。でもそんな自分がもがきながらも愚直に取り組む姿をきっと誰かが絶対に見てくれていました。

私は努力をしている過程が一番好きです。夢に向かって頑張っていることに生きがいを感じています。たとえ叶うことのない夢だったとしてもきっとその過程もまた違う夢につながるとそう思っています。今日、この日、生まれ変わっても自分になりたいなって、この日向坂にいる期間を通して思うことができています。誰かを羨む時間よりも、自分の中身を磨く時間をどうか大切にしてあげてください。その時間があなたという人間を作り上げてくれると思います。

こんな頑固でわがままな私だったけど、三期生・四期生・五期生のみんなはいつでも『鈴花さん!』と無邪気に声をかけてくれていました。その表情や声色を思い出してはすごく嬉しい気持ちになります。ずっと一人でいる時もみんなのその声を脳内に反芻させて、素敵な後輩が沢山いるなと感じています。後輩を迎えることがどういうことか、みんなに対等で平等でありたいという気持ちが強すぎて、関わり方ですごく悩んだことがあったんですけれども、今はほんとにみんながかわいい妹です。リスペクトをもってどんな時も関わってくれるみんなに対してとっても素敵な運が訪れることを強く強くこれからもずっと願っています。

卒業して旅立っていった同期、そして今グループを支えてくれている同期、日向坂46にどんな波があってもずっとみんなで守り続けてきたね。芯がしっかりしていて、かつ他人を尊重できて、みんななんとなく自分を大切にすることをおろそかにしているようなことがあるくらい、グループのことをずっとずっと考えてくれていました。グループの代表としてみんなが一人で頑張る姿を見て、日向坂にはこの子がいるから大丈夫、そう思えていました。とてもとても尊敬できる9人です。どんな時も常に殻を破りまくって、日向坂の可能性を広げてくれた誇らしい同期です。生まれ変わってもまた二期生がいいなと思います。

そして、お父さん、お母さん。今観てくれていますか?今思い返してみると、どんな遠い場所でもおひさまと同じように会いに来てくれていたね。広島や福岡、大阪、遠いところは北海道まで、、鈴鹿サーキットにも来てくれて、海外に行っても会いに来てくれるんじゃないかと思うくらいでした。お仕事が今より落ち着いていた時期、生きている何か全てがお仕事に繋がったらいいねと、どんなに疲れていても一緒にブログのネタを探すために出かけてくれていたね。きっとお母さんがアイドルをやっていても私と同じような活動をしている気がします。カラオケで歌っているお母さんを好きになったお父さん。私の活躍の願掛けで、柿ピーを二年我慢してくれていたね。レギュラーを務めていた番組をやりきったら解禁して、と言っていたけど好きなことを我慢してでも誰かの幸せを願っているお父さんの娘でいれて私はとても幸せですし誇りに思います。

そしてお仕事で関わって下さったスタッフの皆様。未熟なところばかりでしたが、力いっぱいで頑張る姿を何度も何度も認めてくださり常に愛を持って接してくださっていました。その愛に全力でお応えできていましたか?日向坂46を見つけてくださり、そして育ててくださり、ありがとうございました。

そして、身近なサポートをしてくださるマネージャーさん、スタッフの皆様。今日こういった特殊な形ではありながらもどうか少しでもいいものを作ろうと皆様の愛を今日この日までたくさん受け取らせていただきました。皆様と作る日向坂が楽しくて、学ぶことばっかりでした。今ここにはいないマネージャーさん、そして空から見守ってくれているスタッフさん、皆さんの愛から生まれるサポートで日向坂46は今日も輝くことができています。本当にありがとうございました。

そして、ファンの皆さん。今日ここに至るまでに色んな気持ちにさせてしまったと思います。私の人生は私だけものではなく、たくさんの人の人生を背負っていたんだなと、改めて気づかされました。卒業発表をしてから一ヵ月、皆様がこんなに私を想ってくれていたこと、知らないことばっかりでした。嬉しくて、でもちょっと切なくて、失ってから気付くんじゃ遅いんだと思います。だから、思っているうちに今その思いを大好きな人に大切な人に隣にいる人に伝えてあげてください。私もその声で勇気や希望を何度もいただきました。一緒に笑って泣いてくれて、富田鈴花というアイドルの人生を共に歩んでくださり、本当にありがとうございました。」

富田が語り終えたところで、二期生~五期生までのメンバーたちがそれぞれ花を持ってステージに出てくる。そして、全メンバーから富田への感謝の思いが伝えられた。それを受けた富田は、メンバーの方を向いて「卒業することって、迷うし決断のいることだけどこういう瞬間が私にもあってよかったなって思うし、みんながこんなに想ってくれているんだなと思うと、もうこの先何十年もこの日のことで生きていけます、この日のことで白米を食べるぞー!」と改めてメッセージを送り、メンバーを笑いに誘った。

セレモニーの最後には全員で「君に話しておきたいこと」を歌唱。キャプテン高橋未来虹の「鈴花さんは日向坂になって幸せでしたか?」という問いかけに対し、涙で言葉を詰まらせながら「幸せ以外の何物でもありません!」とセレモニーを締めくくった。

日向坂46は一期生が全員卒業し、二期生~五期生の新体制となって14thシングル『Love yourself!』をリリース、東京・国立代々木競技場第一体育館での日向坂46 BRAND NEW LIVE 2025 「OVER THE RAINBOW」も大盛況に終わり、新生・日向坂46の新たな門出を踏み出した。9月からは6都市13公演をまわる全国ツアー2025に開催も決定しており、グループの歴史や縁を引き継ぎつつ、今後もより成長していく姿を見せてくれるだろう。

※高橋未来虹の「高」ははしごだか

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