

世界トレンド1位『あなたを奪ったその日から』“考察したくなる”衝撃ストーリー展開が生まれた理由
北川景子が主演する月10ドラマ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系)が、第8話が放送された9日にXで日本トレンド1位、世界トレンド1位の快挙を達成した。NetflixやTVerなどの配信サイトでもランキング上位の常連になり、今期のドラマの中でもトップ級の注目度となっている。北川の鬼気迫る熱演がSNS上で大きな話題になり、衝撃的なストーリー展開で視聴者の目をくぎ付けにしている同ドラマの裏側について、本作を企画した水野綾子氏とプロデューサーの三方祐人氏を取材。「女優・北川景子」のスゴさや企画が生まれた経緯、作品に込めたテーマ、視聴者へのメッセージなどについて話を聴いた。(前後編の前編)
『あなたを奪ったその日から』は、食品事故で幼い娘を失った母親・中越紘海(北川景子)が、事故を起こした惣菜店の社長・結城旭(大森南朋)に憎しみを抱くなか、図らずも旭の次女・萌子を誘拐することから始まる、11年に及ぶ母の復讐と親子愛の壮大なストーリー。
萌子は中越美海(一色香澄)として紘海に本当の親子のように育てられ、誘拐から10年後、紘海は娘の死の真相を探るために旭が常務として務める会社に入社。旭に近づいた紘海は彼がそこまで悪人だとは思えず、復讐心が揺らいでいく。
息もつかせぬ展開で視聴者を引き込んでいるが、今作の企画はどのように誕生したのだろうか。
「私は復讐モノを観るのも作るのも好きで、社内で『復讐といえば水野』と言われているくらいなんですけど、復讐モノってある程度パターンが決まっていますよね。最終的には復讐する人も破滅して『復讐は虚しいものだ』みたいな結末になることが多いんですけど、そうじゃない復讐モノが作れないかという思いが最初にありました。
あと家族の問題を扱うドラマを作りたいというのが常にあるのですが、私は『血がつながっている=家族』ではないと考えています。血のつながりはなくても、他人と気持ちが通じて家族になることはできるから、家族に恵まれなかった人が救われるようなメッセージを込めたいという気持ちがありました。また、取材では初めて話しますが、親子のつながりをテーマにした陳凱歌(チェン・カイコー)監督の映画『北京ヴァイオリン』(2002年)のイメージも今作には入っています」(水野氏)
この企画が形になった時、プロデューサーはどう感じたのか。「連続ドラマは1時間、視聴者の方に時間を割いてもらうわけですから、それだけの観てもらう動機が必要で、毎回なにか衝撃や感動を呼ぶようなことが起こらないといけない。今作は同時多発的にいろんなことが起きて、ただ起きるだけではなく、そこに人の思いや感情がしっかりあって、ストーリーが進むごとにそれが増幅されていく。そういう意味では、この作品は視聴者の方に時間を割いてもらう価値のある傑作だと、自信を持って言えるものになりました。
ドラマの脚本ができ上ったら社内で配布するのですが、今作は早く次の台本を読みたいという反応がとても多く、こんな経験は初めてでした。ですから、その時から『これはいけるぞ』という気持ちがあったのですが、オンエアされて確信に変わりました」(三方氏)
今作は「許すこと」や「悪人だと思っていた人が角度を変えて見るとそう見えなくなる」という人間の先入観といった、現代に刺さるテーマを扱っている。
「許すことにしても、先入観にしても、私自身がそれをうまくできておらず、だからこそテーマにしたいという思いがありました。たとえば、電車の中でマナーの悪い人に会ったら、その日はずっと気分がモヤモヤしてしまったり。あまり好きじゃないと思っていた人が、裏で私のことを褒めてくれていたと知って『先入観で嫌ってごめんなさい!』と反省したり。なかなか許したり、先入観を持たずにいたりすることは難しいのですが、そういう感情を持っているときって自分自身も辛いんですよね。だから、そういう感情は持たない方が絶対に幸せなんだというメッセージは、作品に込めたいと思いました」(水野氏)
本作の第8話は、まさに人間の先入観がテーマとなった。北川が演じる紘海の「あの人は私が思っているような人ではなかった」「あの人がただの悪人だとはどうしても思えないんです」といったセリフがそれを象徴し、このシーンはSNS上の視聴者の間でも話題になった。
「全体的なストーリーの流れのなかで、第8話は私の中でメインの回だと思っていて。紘海は旭に対して『もしかしたら悪い人じゃないのでは』と見る目が徐々に変わってきていたのですが、8話でそれが100%、完全に変わった。その描写が視聴者の方々にしっかり伝わっていたのはすごくうれしいです」(水野氏)
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