ドラマフィル「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる 2nd Stage」でW主演を務める(左から)森カンナ、加藤史帆にインタビューを実施した

加藤史帆＆森カンナ、『あやひろ』続編で“より素に近い”姿に…「この状態で映っていいものか」お気に入りの新キャラも紹介

2025.06.19 05:00

加藤史帆と森カンナがW主演を務めるドラマフィル「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる 2nd Stage」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか※FODにて見放題独占配信)が、6月26日(木)からスタートする。

同作は、2024年7月期に放送されたドラマ特区「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」の続編。「webアクション」(双葉社)での連載が話題となりコミックス化もされた、Sal Jiangによる同名作を原作にしたガールズラブコメディーで、第2期では、レズビアンカップルの“付き合ったその先の生活”をリアルに描く。

このたび、WEBザテレビジョンでは、大好きな人との恋人生活を初々しく謳歌し、初恋街道を全速力で駆け抜ける兎田彩香を演じる加藤と、彩香を大切に思うがあまり、超溺愛モードに突入中の鹿納弘子を演じる森にインタビューを実施。続編が決まった際の気持ちや、注目ポイントなどを聞いた。

「挑戦してよかったと思えるものが出来上がりました」

――まずは、続編が決まった際のお気持ちをお聞かせください。

森：シーズン2をやるプレッシャーみたいなものはもちろんあって、続けていいものなのか、大丈夫なのか、とも思いましたが、率直にうれしかったです。「シーズン2待ってます」というお声をたくさんいただいていて、「『あやひろ』に出合えて人生が変わりました」という手紙をいただいたりもしていたので、その人たちのためにも、自分のためにも、挑戦したいなと。そして、本当に挑戦してよかったと思えるものが出来上がりました。

加藤：シーズン1で原作の内容は完結していたので、シーズン2はないんだろうなと思っていたところ、お話をいただいて、とてもうれしかったです。「あやひろ」のドラマ現場は愛にあふれていて、すごく楽しい期間だったので、またそのスタッフさんたちと集まれるんだと思うと楽しみでした。

――久しぶりに再会したときはどのようなお話をされましたか？

森：実は結構会ってはいたんですよ。ご飯に行ったりしていたので、久々という感じではなかったよね？

加藤：そうなんです。なので、衣装合わせでお会いしたときも「あ、この間ぶりです」という感じで。

森：「やっほー」ってね(笑)。そんなに“再会”という感じではなかったんです。

加藤：定期的にお会いできていて、ありがたいです。焼肉やフグを食べに行ったり、ディズニーにも行きました。あとから近藤春菜さんと、そのあとさらに佐々木久美ちゃんも参戦して。これは初出し情報です(笑)。

森：私は近藤さんとはもう10年以上の親友で。「あやひろ」も全部見てくれていて、現場に差し入れをしてくれたりもしています。

加藤：私も何回かお仕事でご一緒させていただいたことがあったのですが、カンナさんを通じてプライベートでも仲良くさせていただいて、とてもうれしいです。

――「2nd Stage」の台本を読んで特に魅力に感じた点を教えてください。

森：レズビアンカップルが付き合ってからの様子が描かれていて、そこで2人がぶち当たる壁や、家族にまつわる話といった、普段は少し重くなりそうな題材も、「あやひろ」だからこそおかしくポップに描かれています。きちんと心の動きも描かれていて、本当にいいバランスだと思います。

加藤：「ハワイアン編」と「同棲編」で分かれているのがすごく面白いなと思いました。ドラマオリジナルストーリーということで不安に思う方もいるかもしれませんが、それを凌駕するくらい怒涛の展開なので、楽しみにしていてほしいです。

「勢いだけでは表現できない部分がたくさんあった」

――前作からのつながりを意識して気をつけたことや、反対に新たに試みてみたことがあれば教えてください。

森：シーズン2では、より人間味が濃く描かれています。ダサかったり、泥くさかったり、そういった部分が多く描かれているので、コメディーという枠ではありますが、「同棲編」の中では、ヒューマンドラマが生まれている気がします。

加藤：前回は、初めての連ドラ出演でパニックなところもありましたが、彩香ちゃんも勢いのいい女の子だったので、相まって表現できた部分がたくさんありました。今回は、付き合って1年後ということで、勢いだけでは表現できない部分がたくさんあったので、落ち着いて考えながらお芝居しました。

――今作でも、彩香と弘子の勘違いが止まらず互いに暴走するシーンがありますが、これまでに実際にしてしまった恥ずかしい勘違いエピソードはありますか？

加藤：最近は減りましたが、昔は街やショッピングモールで母ではない人に「お母さん」と話しかけてしまうことがよくありました(笑)。中学生か高校生…結構大きくなってからもやっていた気がします(笑)。そういうときは結構恥ずかしかったです。

森：私は昔、鰹節は木だと思っていました(笑)。木の削り節を食べたらああいう味になるんだって。木ってすごいんだな、特殊な木があるんだなって。あれがまさか魚とは思わなくないですか？でも、私は小学生くらいで間違いに気付きましたよ(笑)。

――恋人同士を演じているからこそ感じる、お互いの“かわいいな、すてきだな”と思うポイントを教えてください。

森：今回、「同棲編」の中ですっぴんのシーンがあって、なかなか人前ですっぴんになることがないので、この状態で映っていいものかとドキドキしながら撮影しているのですが、お互いにより素に近い部分が見られると思います。彩香ちゃんの寝ている姿や寝起き姿が見られるので、そこは“かわいい～！”となると思います。

加藤：弘子さんはスーツのイメージが強いと思いますが、「2nd Stage」だと部屋着姿もたくさん見られるので、そこはキュンポイントだと思います。前作で見られなかった弘子先輩の姿がたくさん見られます！

――撮影以外の場面ではいかがですか？

森：普段の加藤さんはよく喋る女性だなという(笑)。シーズン1はアイドル活動もしながら撮影していたので、電池が少なかったりする日もあったんです。寝ていなかったり、「46時間テレビ」に参加していたり、大変そうだなと思っていましたが、今回は余裕を持って作品に臨めているので、元気に参加できているようでよかったなと思います。

加藤：カンナさんは、理想の大人の女性という印象です。

森：きたきたー(笑)！

加藤：(笑)。話す前は、かっこよくて美しくてクールな方という印象なのですが、お話しさせていただくと、本当にフランクでどなたにも優しくて、一緒にいると楽しくて、こういう大人の女性になりたいなと思わせてくれる方です。

――「2nd Stage」ではオリジナルキャラクターがたくさん出てきますが、その中で特にお気に入りのキャラクターはいますか？

加藤：倉田瑛茉ちゃんです。弘子さんの姪っ子の猪狩つむぎちゃんというキャラクターなのですが、もうめちゃくちゃかわいくて、みんなの癒しでした。

森：みんなとりこ！

加藤：はい。カンナさんを見つけたら膝に飛び乗っていて、すごくかわいかったです。あと、なんでもすぐ「なんで？」と聞いてくるのもかわいかったです。シーズン1では小さい子はいなかったのですごく新鮮だったし、とにかくかわいくて癒されるキャラクターだと思います。

森：あとは、松村沙友理さんという刺客が現れるんですよ。彩香と弘子の関係をかき乱す川島杏里という役で、松村さんがすごくかわいく演じてくれています。彼女をきっかけにまたそこですれ違いが起きたりもするので、そこにもぜひ注目してください！

■スタイリスト＝北村織乃(加藤)／ヘア&メーク＝Mao(加藤)