麻生久美子“あやめ”、塩野瑛久“凍也”との“狂愛”に終止符…衝撃の最終話に「最後かっこよかったなぁ」＜魔物＞

2025.06.14 14:08

麻生久美子主演、塩野瑛久共演の金曜ナイトドラマ「魔物」(毎週金曜夜11:15-0:15、テレビ朝日系※一部地域を除く)の最終話が6月13日に放送。愛と狂気にまみれたラストに「ほんとに面白かった」といった投稿が相次ぎ、反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)

日韓クリエイター共同制作のラブサスペンス

同作は、テレビ朝日と「梨泰院クラス」などで知られる制作スタジオ・SLLがタッグを組み、日韓クリエイターが共同制作するオリジナルドラマ。愛と欲望をセンセーショナルに描く禁断のラブサスペンスで、不倫、DVなど、愛と欲望にまつわる過激なテーマと、満たされない人間たちの歪んだ人間模様を美しい映像とともに描く。

実力派俳優が愛と欲望を抱えるキャラクターを演じる

実力ゆえ将来を嘱望されながらも孤独を抱えて生きる美しき女性弁護士・華陣あやめを麻生が、“愛＝所有”と信じる、危うさをはらんだ美しく魅惑的な男・源凍也を塩野が演じ、凍也の妻・夏音役を北香那、元人気キャスターで、現在はコスメブランドを展開する実業家・最上陽子役を神野三鈴、陽子の夫で元天才作家の大学教授・名田奥太郎役を佐野史郎が務めている。

また、あやめの先輩弁護士・今野昴を大倉孝二、陽子と名田夫妻の一人息子で凍也の親友・名田潤を落合モトキ、正義感の強いパラリーガル・渚来美を宮本茉由、あやめが所属する法律事務所の代表・井村讃一郎を宮崎吐夢、刑事として登場人物たちと関わる金原真澄をうらじぬの、仁川鯨を若林時英が演じている。さらに、最終話には、オダギリジョーが友情出演した。

夏音は鏡の刃をあやめに向ける

傍聴席が隙間なく埋め尽くされた法廷。あやめは、被告人席でうつろな瞳のままつぶやく。「あれは、何のために犯した罪だったんだろう？」こうして、ある殺人事件の裁判が始まった。

時はさかのぼること1年前。静かな狂気をまとい、「あやめを、待ってた」と凍也があやめの前に姿を現す。階段から突き落とされて血を流す陽子に目もくれず、「一番悪いのはあやめだよね」と凍也はあやめにゆっくりと詰め寄る。

制御不能な魔物と化し、憎しみをぶつけながら襲いかかる凍也に、あやめは涙を流しながら必死に抵抗する。「謝れ」と凍也に首を絞められてもなお、「謝ることなんて、一つもない」「あなたは、誰も愛したことなんてない。なのに、私はあなたを愛してた！」と押し返すあやめ。そして、もみ合いの末、凍也は頭をぶつけた拍子に気を失ってしまう。

その頃、凍也に激しく殴られて気を失っていた夏音は、離れで目を覚ます。着の身着のままで名田邸に逃げ込み、凄惨(せいさん)な現場を目の当たりにする。夫の支配から逃れられずにいる夏音は、割れた鏡の破片を拾い、なんと、その刃をあやめに向けるのだった。

凍也の支配に苦しむ夏音に対し、あやめは「私たち、このままだと殺されてしまう」と訴えて、鏡の破片をそっと夏音の手から離す。そして、警察と救急車に連絡をするのだった。しかし、連絡を終えて部屋に戻ると、そこには布で首を絞められて心肺停止している凍也と、呼吸を乱す夏音の姿があった。

すぐさま状況を察したあやめは、「あなたは正当防衛よ、分かった？」とあわてて凍也の手足を縛っていた縄をほどく。