「これこそが理想の夫婦像」突如として全裸の妻が披露した謎の歌と奇怪なダンスに笑いの声続出【漫画】

2025.06.14 08:30

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、主に夫婦の日常をコミックエッセイとして描いているジョセフィーナゆきさんの『まじでどうでもいい日常を漫画にしました』をご紹介しよう。同作は、ジョセフィーナさんがお風呂に入る際に披露した“謎の踊り”を巡るエピソードが描かれている。以前X(旧Twitter)に投稿されると、約3000もの「いいね」を獲得。そこで作者のジョセフィーナさんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。

全裸のジョセフィーナさんによる謎の歌と奇怪なダンス…

お風呂に入るのが面倒で、なかなか一歩を踏み出せないでいたジョセフィーナさん。それでも気合いを入れて「よぉーし!!!私は風呂キャンセルをキャンセルする!!!」と夫に告げ、風呂場に駆けて行った。

しかし、下着を忘れたようで、ジョセフィーナさんは全裸のまま部屋に戻り、何を思ったのか、夫の目の前で「♪そ～れっ ♪魅っ惑のけっつド～ラム～」と謎のメロディに乗せながら自身の尻を叩き始め…。

読者からは「これこそが理想の夫婦像すぎる」「ラストが本当にどうでもよすぎて笑ってしまった」といった声が寄せられていた。

コミックエッセイを描き始めたのは超有名RPGがきっかけ？

――そもそも夫婦の日常をコミックエッセイとして描くようになった経緯を教えてください。

約1年前から「FINAL FANTASY XIV」(C)SQUARE ENIXというオンラインゲームを夫と一緒に楽しむようになり、そのゲームの感想や、ゲーム内での夫婦のやりとりを漫画にしたのがきっかけです。ほんの些細なボケでも拾ってツッコんでくれるので、普段からしょうもないことで笑い合うことが多く、今では日常や夫との出会いなども描くようになりました。SNSやメディアを通して嬉しい情報も心がしんどくなる情報もドッと流れてくるなかで、我々夫婦のやりとりを見て少しでもクスッと笑ってくれたら嬉しいなと思いながら描き続けています。

――『まじでどうでもいい日常を漫画にしました』を創作したきっかけもお聞かせください。

これは…すみません…30代半ばの女性が尻を出している漫画なんて…(笑)。この時、自分でやっておきながら涙が出るほどゲラゲラと笑ったので、面白かったな～という勢いがあるうちに漫画にしました。絵での表現が人間でなく、うさぎだからこそ許されているところもあるのかなと思っています(笑)。

――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあれば教えてください。

見てくださる方が気楽に消化できるように、なるべく簡潔な表現にしようと心がけています。描く量が増えると、自分が「これを描きたい」と思っていてもなかなか筆が進まなかったり「めんどくさいなぁ」という思いが勝ってしまったりするので、ササッと描ける、でも表現はしっかりできるようなラインを探りながらコマ割りや吹き出しの文字、表情などを調整しています。あれ？そんなにこだわっているとは思わなかったですか？実は私が考えすぎるタイプで、夫が「人生なるようにしかならない」とあまり考えないタイプです(笑)。

――ご自身のキャラをウサギにしたのは何かきっかけがあったのでしょうか？

「FF14」やその他ゲーム、アニメ、洋画の吹き替えなど様々な作品にご出演されている、声優の白熊寛嗣さん（所属：ぷろだくしょんバオバブ）の大ファンでして、以前からシロクマちゃんのファンアートをよく描かせていただいていました。それと同時に自身のエピソードも描くようになり、同じ動物で馴染みのある、そして描きやすいもの……ということで、白熊さんを応援する自身を“うさぎ”で表現するようになりました。描き続けているうちに、だんだんとうさぎが横に広がりつつあります。

――読者へメッセージをお願いします。

これまでもたくさんの方に見ていただき、とても嬉しく思います。生きていれば職場で、学校で、家庭で…様々な場面で良いことばかりでなく、「今日は嫌なことがあったな」と感じる時もあると思います。その嫌な気持ちが、私が描く漫画を見ている間や見終わった後に1mmでも払い除けられていればと良いなと願っております。これからも私の奇行をどうぞ温かく見守ってやってください。