急に牛一頭がいなくなったため、部長に報告する作者の牛川さん

急に牛一頭がいなくなったため、部長に報告する作者の牛川さん

元酪農従業員が経験した“牛一頭失踪事件”…意外とあっさりとしたラストに「社会人あるある」の声【漫画】

2025.06.14 08:40

提供：WEBザテレビジョン

急に牛一頭がいなくなったため、部長に報告する作者の牛川さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、元酪農従業員という経歴で、『毎日、牛まみれ牛が好きすぎて酪農してます！』や『うしだらけの日々』といった酪農に関する漫画を描く牛川いぬおさんの『牛が一頭いない…』をご紹介しよう。

同作は牛川さんが牛舎の見回りをした際に、一頭の牛がいなくなった場面が描かれたコミックエッセイ。以前X(旧Twitter)にポストされると、2500件を超える「いいね」が寄せられている。そこで作者である牛川さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。

突如として消えた一頭の牛…意外とあっけないラスト？

ある日、牛舎の見回りにやってきた牛川さん。しかし、とある牛房を見ると、牛が三頭いるはずなのに二頭しかいないことに気づく。さらに、そこの牛房に“体が大きくてたまに柵を飛び越えていた牛がいた”という事実も思い出す。

慌てて周辺を探してみても牛が見当たらないので、牛川さんは大事件ということで部長に連絡したところ…。その後にあっけないラストを迎え、読者からは「本当に報連相の大切さを実感した」「社会人でのあるあるすぎる」などの反響が上がっていた。

自分を犬のキャラとして描いているのは「人間の顔を描きたくなかったから」

――酪農や牛の様子を描く漫画を創作したきっかけや理由があればお教えください。

牛の何気ない仕草や仕事中に起きた出来事を漫画で描いたところ、たくさんの方に見ていただけたことがきっかけです。また、牛飼い農家さんや、畜産関係者の方から面白い体験談や専門的なコメントをいただける時もあり、気づけば7年近く描き続けていました。

――『牛が一頭いない…』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあれば教えてください。

いるはずの牛が一頭いないことに気付いた焦りと、行方がわかった時の心の声です。報連相って大事だなぁと実感した出来事だったので。

――作中に登場する牛川さんは犬のような容姿をしていますが、このようなキャラで描くようになった理由も、ぜひお聞かせください。

犬の容姿にしたのは「人間の顔を描きたくなかったから」だったと思います。最初の頃は、深く考えず軽い気持ちで描いていたのですが、今となってはもっと簡単な容姿にすれば良かったと度々後悔することがあります。

――今後の展望や目標をお教えください。

もっとたくさん漫画が描きたいです。そして、もっと魅力的な牛を描けるようになりたいですね。

――読者へメッセージをお願いします。

過去にXで掲載した酪農漫画を『酪農従業員の牛マンガ日記まとめ』というタイトルで少しずつまとめてkindleインディーズに掲載しています。無料で読めるのでぜひチェックしてください。

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