けんかして家を飛び出した多部未華子“詩穂”は、脅迫状の送り主・織田梨沙“はるか”と対峙することに＜対岸の家事＞

多部未華子が主演を務める火曜ドラマ「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第9話が、5月27日(火)に放送される。

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家事という“終わりなき仕事”がテーマの新たなお仕事ドラマ

本作は、2019年にドラマ化もされた「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)で知られる朱野帰子の小説をドラマ化。専業主婦になることを選んだ女性・村上詩穂(多部)が、ひょんなことから働くママや育休中のエリート官僚パパなど“対岸にいる人たち”と出会い、交流していく姿を描く。

詩穂は働くママが主流となった昼間の街でなかなか自分と同じような主婦仲間を見つけられず、「…あれ、今日もまた誰ともしゃべってない!?」とちょっぴり焦りを感じる日々を送っていた。そんな中、詩穂は立場は違えど同じように“家事”にまつわるさまざまな問題を抱える人たちと出会い、関わっていくことに。

今やどんな立場であっても生きていく以上は誰かがやらなければいけない“家事”という仕事。「実はみんな同じように毎日の家事に泣いたり悩んだりしているんだ」とホッとしてクスッと笑える、“家事”という終わりなき仕事をテーマにした新たなお仕事ドラマとなっている。

脇を固める豪華俳優陣と子役キャストたち

主人公である専業主婦・村上詩穂を多部が演じる他、仕事と育児の両立に奮闘する“働くママ”長野礼子を江口のりこ、厚生労働省の官僚で育休中の“エリート官僚パパ”中谷達也をディーン・フジオカ、家族思いで優しい詩穂の夫・村上虎朗を一ノ瀬ワタルが演じる。

さらに、外資系企業で働き海外に単身赴任中の中谷の妻・中谷樹里役の島袋寛子、詩穂のかかりつけ小児科医の妻・蔦村晶子役の田辺桃子、礼子の会社の後輩・今井尚記役の松本怜生、家事も育児も任せっきりな礼子の夫・長野量平役の川西賢志郎、詩穂が心を許す専業主婦の先輩・坂上知美役の田中美佐子、詩穂と絶縁状態の父・岡田純也役の緒形直人が出演。

そして、本作における重要な存在である各家庭の子供たちは、詩穂と虎朗の2歳になる一人娘・村上苺役を永井花奈、礼子と量平の子供である長野篤正役を寿昌磨、長野星夏役を吉玉帆花、達也と樹里の一人娘・中谷佳恋役を五十嵐美桜が務める。

「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」第8話あらすじ

第9話では――

中谷(ディーン・フジオカ)との不倫関係を否定するも、全く信じてくれない虎朗(一ノ瀬ワタル)に腹を立てた詩穂(多部未華子)は、そのまま苺(永井花奈)を連れて家を飛び出してしまう。

するとその直後、詩穂は中谷が語っていた脅迫状の主の特徴にぴったり当てはまる女性(織田梨沙)と出くわす。悲しげな顔で詩穂に向かってきたその女性は何かを言いかけるが、人目を気にして逃げるように立ち去っていく。

その後、ひとまず坂上(田中美佐子)の家で世話になることにした詩穂は虎朗に連絡を取るが、なおも「中谷とはもう会うな」とかたくなな虎朗に納得がいかず、“主婦の有休”を取ることを宣言する。

一方、虎朗は昼間の詩穂の様子について聞こうと中谷を直撃。中谷は虎朗に家事を体験させることで、その大変さを説いていく。その帰り道、偶然脅迫状の主である女性を見かけた中谷は、尾行の末ついに女性の正体を突き止める…。

――という物語が描かれる。

予告映像にも注目！

番組公式HPや公式Xなどで見ることができる予告動画では、詩穂が無表情で「主婦の有給、いただきます」と電話ごしに告げるシーンからスタート。その言葉を聞いた虎朗は、中谷を見つけるなり「中谷達也～！」と駆け寄り、その尋常ならざる剣幕に中谷が狼狽する様子にクスリとさせられる。

一方、坂上の家に身を置く詩穂は、坂上から「その人の立場になってみないとわからないもんね、主婦の仕事は特にね」と諭され複雑な表情に。そんな中、中谷は脅迫状を送りつけた人物を特定したことを詩穂と礼子に報告。詩穂は中谷と共に、犯人である女性・白山はるかに会いにいくことを決意する。

「専業主婦なんてものが生き残っているから、その被害を受けているんです！」という言葉をぶつけられてもなお、はるかのことを庇おうとする詩穂。そこには「もう穴には落ちない。同じ気持ちを抱える仲間がいるって知ったから」と、礼子や中谷らとの出会いで自分自身が救われたという思いがあるようで…。

そして映像は、「わかります…」と共感を示した中谷に対し、虎朗が「あんたに言われるとムカつくな…」とこぼすコミカルなやり取りで幕を閉じる。誰かの苦しみに積極的に寄り添おうとする詩穂は、自分を敵視する相手にさえ歩み寄るという強心臓ぶりを発揮。それでも、父・純也が目の前に現れると目を伏せてしまう場面も。それぞれ無事に対面を果たせるのか気になるところだ。