『ベイブレードX』大会参加のススメ 親子で最高に楽しむための方法を紹介します

2025年8月3日（日）に池袋・サンシャインシティ 噴水広場にて開催予定の、BEYBLADE X最高峰となる大会『エクストリームカップ GP 2025』が開催され、子供から大人まで、ベイブレード熱はさらなる高まりを見せている。

それに向けて全国各地で予選の大会が行われているのだが、残念ながら会場で参加者やスタッフ、ジャッジなどに向かって暴言や誹謗中傷が行われ、運営が注意書きを公式ホームページに掲載する事態となっているようだ。

怖くて参加できない親も...

https://twitter.com/tbh_pr/status/1922176705760002314

その事態をSNS等で見た最近ベイブレードを始めた一部の親からは「怖くて参加するのをためらう」という声も。ベイブレードXは12歳以下の子供限定の大会もあるため、暴言を吐いたりマナーの悪い参加者が会場内にいたら恐怖感を覚えるのは当然のことである。

だが、安心してほしい。記者も子供が今年ベイブレードを始めてまだ4カ月ほどしか経っていないのだが、実際にマナーの悪い参加者を見たことは何回かあるものの、トラブルに巻き込まれるような状況にはなっておらず、子供と一緒に心から楽しめるホビーとしてベイブレードXを楽しめている。

今回はベイブレードXを始めたての親御さんのために、どうやってベイブレードXを遊べばトラブルに巻き込まれず、子供とエンジョイできるのかをお教えしたいと思う。

参加しやすい大会を選ぼう

まず、定期的に開催されてもっとも参加しやすい『G3大会』だが、こちらの大会は玩具店や家電量販店が主催で、トイザらスやイオン、家電量販店だとヤマダ電機やジョーシン、ビックカメラなどが定期的に開催している。

参加方法は当日の抽選が多く倍率もけっこう高いため、当選して参加するには何回か通わなければいけない可能性は高いが、ショッピングモール内で開催されていることも多いので、週末の買い物がてら抽選に参加するなど、あまり労力がかからないのがメリット。

また、当然強い子供もいるが始めたての子供も多く、わりとゆるい雰囲気で開催されている場合が多い。そのため、始めたての子供が参加するには最適だといえるだろう。

さらに、同日に体験会や全員参加可能な『連勝バトル』も開催していることがあるため、抽選に参加したのに落選して終わりということが無いのも良い部分である。

個人のおもちゃ店の大会について

その他によく開催されている店舗として、個人のおもちゃ店が主催のG3大会がある。そちらは先着の事前登録制の場合が多く、確実に参加できるためベイブレード歴が長く何回もチャンピオンになっている子供の参加が複数あるため、初心者の子供が勝ち上がるにはかなりハードルが高いため、少し上達してから参加するのがおススメ。

しかし、一部の店舗では大会の横でフリーバトルのスペースを設けていたりと練習したり、上手い子供や親御さんに練習しながらコツを聞きながら親も一緒に遊ぶことができたりするので、子供だけでなく親子で楽しめるイベントに工夫しているお店も存在する。

たとえば埼玉県桶川市にある『おぢいさんの店』が主催するイベントはそういった場合が多く、道の駅横のイベントスペースや、お祭りの会場内で開催していることもあるので、初心者でも間違いなく楽しめるだろう。

ただ、参加登録には実際にお店までいかなければならず、人気のイベントの場合は募集してから数日で枠が埋まってしまうため、参加状況を定期的にお店のSNSで確認しておくと良いかもしれない。

G1大会も怖がらず参加しよう

それでは、現在開催されているG1大会は初心者親子が参加するにはハードルが高く、楽しめないのだろうか？　答えはNOである。

悲しいことにマナーの悪い人がいるため怖いイベントだと思う人が出ているのは事実だが、子供と保護者の参加の場合は大人も選手になれるオープン大会を避け、6歳から12歳のみ参加可能なレギュラー大会のみの参加であれば、ほぼトラブルに巻き込まれることは無いと言っていいと思う。

それだけでなく、G1大会にはタカラトミー主催だからこそできる「子供が大喜びするポイント」がいくつもあるため、ぜひ親子で参加してほしい。

親としても忘れられない思い出に

たとえば会場にはベイブレード開発チームや、ベイブレードのYouTubeチャンネル『ベイチューブ』に出演するブレーダーがおり、一緒に撮影したりサインをもらうこともタイミングによっては可能。

記者が訪れたG1仙台レギュラー大会では、ベイブレードを遊ぶ子供の憧れであるマスターブレーダー堀川さんとの写真撮影には1時間を超える行列ができていた。

さらにそれだけではなく、12時からスタートしたフリーバトルでは、マスターブレーダー堀川さんやベイブレード開発チームの高坂さんと対戦できる時間もあり、子供が目を輝かせながらバトルしていたのは、子供だけでなく親としても忘れられない思い出になった。

タカラトミーの良心しか感じない価格設定

また、最後にはベイチューブの撮影や、開発チームのサイン入りベイブレードがもらえる抽選会もあり、もし初戦敗退しても1日中楽しめる素晴らしいイベントだったので、ぜひ積極的に参加してほしい。

しかも、レギュラー大会は参加費無料。全国から集まったブレーダーの子供たちや憧れのマスターブレーダーに会えてバトルができ、ベイチューブにも出られる可能性があるにもかかわらず無料である。

ここまでしてくれて無料という価格設定には、タカラトミーの良心しか感じない。もちろん改善点はあるが、その場で言って運営を困らせるのではなく、参加者に配布されるアンケートで伝え、次回からの改善を期待するのが良い流れだと思う。

マナーの悪い人を避ける動きをするのが一番

良いところばかり言ってきたが残念ながらオープン大会に関しては運営から注意が出たとおり白熱しすぎた大人が暴言を吐いたり、誹謗中傷をしていたのは事実のため、小さい子供を連れての参加は現状あまりお勧めできない。

そういった部分のマナー向上は親子連れではなく大人同士の問題で、かかわってもトラブルに巻き込まれる可能性があるので、親子連れは「レギュラー大会のみの参加」、もしくは親子でチームになれるチーム戦への参加がお勧め。極力マナーの悪い人を避ける動きをするのが一番だろう。

親子で楽しめるベイブレード、ぜひ過度に怖がらずに大会に参加してみてほしい。きっといい思い出になるはずだ。