

『アメトーーク』でも話題!女子プロレスのニューヒロイン・天麗皇希、靭帯断裂から復帰戦への想い
昨年、女子プロレス界に空前の大熱狂を巻き起こした新団体・マリーゴールドの旗揚げ戦。そのリングで一夜にしてニューヒロインとなったのが、鮮烈なデビューを果たした天麗皇希(あまれい・こうき)だった。その後も最前線で活躍し、初代GHC女子チャンピオンにも輝いた天麗皇希だが、年頭の試合でヒザを負傷。緊急手術、そして長期欠場という絶望の淵に立たされた。そんなニューヒロインが5.24代々木で約5カ月ぶりに復帰戦を行なう。第二章の幕開けを前に天麗皇希が吐露した「本音」とは?
スターというのは、ある日、突然、現れるからインパクトがある。
天麗皇希がデビュー戦で与えてくれたインパクトは、とてつもないものだった。170㎝の長身に整ったルックス。顔が小さいから、より背の高さとスタイルの良さが際立ち、リングに立っているだけで画になる稀有な存在。その大きな体で宙を舞う大技『アメジスト・バタフライ』が決まった瞬間、後楽園ホールを埋め尽くした観客はたしかに「スター誕生」の歴史的なシーンに立ち会っていた。 しかし、2025年になって早々、思わぬアクシデントに見舞われる。1.3大田区体育館でのビッグマッチの最中、天麗皇希は左ひざを負傷してしまう。
「すぐにレフェリーやセコンドが飛んできて『立てないようなら試合を止めるぞ』って言われて。そうしたら立てたので『できます!』って。アドレナリンが出まくって、痛さを感じてなかったんでしょうね(苦笑)。私がアメジスト・バタフライを狙ってコーナー最上段に昇ろうとしたらセコンドがみんな『やめろ、やめろ!』って止めたんですけど、私は心の中で『うるせぇ! 飛ぶって決めたんだよ!!』って(笑)。技が決まれば勝てるって確信していたし、もし失敗したら、もう私は負ける。だったら、なにもしないよりも飛んだほうがいい。いま考えたら、無謀なことをしたなって思いますけど、あのときはそれ以外、なにも考えられなかった』 なんとか試合に辛勝すると、セコンドたちが「大丈夫か?」と駆け寄り、バックステージまで肩を貸してくれた。大げさだな、と思っていたが、試合後、救急搬送され、その日から歩くことすら困難になってしまった。
左ひざ前十字靭帯断裂。 すぐに手術をおこない、5.24代々木での1周年記念大会を目標に定め、そこから4か月、リハビリに励む日々を送ることになった。3月20日に巣鴨・闘道館で開催された天麗皇希のトークイベントで、筆者はMCを担当させていただいた。その時点では復帰戦まで2カ月あったし、まだいろんなことがぼんやりとしている状態かな、と思っていたのだが、リハビリが順調に進んでいたこともあって、彼女は明確に復帰後の「こうしたい、ああしたい」とプランを頭の中に描いていて、それをステージ上で堂々と言語化してみせた。
欠場中に勃発した長与千種率いるマーベラスとの団体対抗戦には「私がやりたかった闘い……休んでいるあいだにズルい!」と悔しさをにじませ、高橋奈七永の引退試合と自身の復帰戦のスケジュールが重なってしまったことで、事実上、不可能になってしまった最初で最後の一騎打ち(タッグでの対戦経験はアリ)についても無念さを残しながらも「だからといって無理に復帰を早めて闘うのは奈七永さんに対して失礼。本当に残念ですけど、いつか私がプロレスラーとして大きな存在になれたとき、奈七永さんに『1試合でいいから闘っていただけますか?』とお願いしたい。そのときに奈七永さんが『いまの皇希だったら、やってもいい』と思っていただけるようなプロレスラーになっていたいです!」と近未来の夢まで語ってくれた。
解説者として、主要大会は放送席から見てきた。いままではリングの上で闘うだけだったけど、試合を見て、それをわかりやすい言葉にして視聴者に伝える、という作業を繰り返したことで、プロレスに対する理解がより深まった。「ただ解説をやったあとは、本当に頭が疲れきってヘロヘロになってしまうので、やっぱり早く試合がしたいです」(笑)。 そして仲間たちや後輩がグングン成長してきていることも現場で体感している。
「いままで闘ってきた相手でも、この数カ月でものすごく伸びているから闘うのが楽しみ。より成長した天麗皇希として、成長したみんなと切磋琢磨したい」 さらに岩谷麻優が移籍してきたことで、これまでまったく接点のなかった天麗皇希との対戦を望む声も高まってきている。岩谷が「マリーゴールドのベルトを全部巻きたい」とグランドスラムを宣言したことで、皇希が保持するGHC女子王座の存在がクローズアップされた。もし、岩谷が王座奪取すれば女子でははじめてとなるIWGPとGHC(つまりは新日本プロレスとプロレスリング・ノア)の2大メジャー王座制覇となるため、タイトルマッチが実現すれば女子プロレスファン以外からも大きな注目を集めることは必至だ。 そう、天麗皇希が休んでいるあいだにマリーゴールドを取り巻く環境が劇的に変化したことで、復帰後の闘いはすべてが新鮮で刺激的なものとなるのだ。これがビッグチャンスとなるのか、大いなる試練となるかは、すべてこれからの天麗皇希次第ということになる。 そういったことも踏まえて、復帰を目前にした天麗皇希と話をしてみると、2カ月前にトークショーで見せていた余裕と笑顔がちょっと曇っていた。
「リハビリもトレーニングもしっかり積んできたんですけど……女子プロレスラーになってはじめて、というか人生ではじめてこんなに大きな怪我をしたので、本当に大丈夫なのかなって……』 たしかにプロレスラーとしてキャリアを積んでいけば、自分のコンディションがどうなのかは把握できるし、怪我からの復帰でも、これまでの経験則から、だいたいのことを予測できる。しかし、皇希にとってはじめての大怪我であり、そこからの復帰もはじめての経験。なにをもって「大丈夫!」と言えるかがわからないのだ。「正直な話、やってみないとわからない!というのが今の心境ですね。怪我をした試合でもトップロープから飛べたぐらいだから、きっと試合は大丈夫なんでしょうけど、そのあと控室に戻ってきてからの姿がまったく想像できなくて……」 復帰戦は田中きずなとのコンビで後藤智香&勇気みなみと対戦するタッグマッチに決まった。負傷からの復帰を経験している田中きずながコーナーに控えてくれていることは、精神的に大きい。対面にかつてのタッグパートナーである後藤智香が立っていることも新たな運命のはじまりを感じさせる。これからの闘いのさまざまな起点となりうる要素がギッシリと詰まった一戦だ。 おそらく生まれてはじめての感情と心境を抱えて天麗皇希は5.24代々木で復帰戦のマットを踏む。「本に例えるならデビューから怪我をするまでが第1章で、今回の復帰戦が第2章のはじまりになる」と皇希は語る。第2章の幕開けは衝撃か、劇的か? 旗揚げ戦で誕生したヒロインが、1周年のリングでふたたび飛翔する。
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