橋本環奈“鷹央”が診断を拒否、謎めいた天使の正体と鷹央の涙に「神回」の声＜天久鷹央の推理カルテ＞

2025.05.21 10:29

橋本環奈主演のドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系／TVerにて配信)の第5話が5月20日に放送された。主人公は、医学的な知見と診断能力を武器に謎多き事件や現象を鮮やかに解決する天才診断医・天久鷹央(橋本環奈)。第5話は、鷹央が診断を拒否しながらも、謎めいた天使の正体に迫った。(以下、ネタバレを含みます)

新感覚の本格医療ミステリー

同作は、驚異の知能を誇る診断医が、頭脳と圧倒的な知識や洞察力を駆使し、不可解な症状や難事件を解き明かしていく本格医療ミステリー。ベストセラー作家・知念実希人氏の同名小説が原作で、これまでさまざまな話題作を手掛けてきた浜田秀哉氏が脚本を担当。

「世界のあるゆる病を私は診断できる」。そう豪語する“医師にして名探偵”の鷹央。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いの天才診断医・天久鷹央を橋本が、鷹央の相棒である内科医・小鳥遊優を三浦翔平、鷹央の叔父で院長の天久大鷲を柳葉敏郎が演じる。

原因不明の急変に襲われた中学生3人と天使を見た少年

天医会総合病院の小児科で、同室に入院していた退院間近の中学生3人が、次々と原因不明の急変に襲われた。その一方で、研修医・鴻ノ池舞(畑芽育)によると、時を同じくして不可思議な現象も発生。

3人が急変する直前から、隣室に入院している8歳の白血病患者・三木健太(石塚陸翔)が「“天使”を見た」と言い出し、実際に小児科の看護師・相馬若菜(玉田志織)も目撃したというのだ。

激しく動揺して診断を拒否する鷹央

鷹央が真っ先に飛びつきそうな、謎多き現象の数々。ところが、なぜか鷹央は診断を断固拒否。小鳥遊優は興味を引くため、“天使”の目撃談について詳細を伝えようとするが、鷹央は健太の名前を聞いた途端に激しく動揺してしまう。

ただならぬ様子の鷹央に代わり、小鳥遊は謎を解くため東奔西走。健太の母・三木景子(橋本マナミ)からも話を聞く。鷹央と健太は一体、どんな関係なのか。そして“天使”の出現と3人の急変には、何か因果関係はあるのか。

天使の正体と3人の急変の原因が明らかに

鷹央は健太がいない間に小児科に向かうが、タイミング悪く健太と出くわす。健太が走って抱き付いてきたにもかかわらず、鷹央は無視して自分の家に戻ってしまう。鷹央は先が長くない健太に何を言えばいいか分からず、自分の発言で傷つけてしまわないように避けているのだ。

その後、鷹央は突然中学生3人に退院を言い渡す。そのままナースステーションで待っていると、そこに中学生たちが現れてアデノシン三リン酸を持っていこうとしていた。

中学生3人は自分たちにアデノシン三リン酸を打つことで、急変に襲われていたのだ。そして天使の正体は、3人が絵本の天使を切り抜いてライトで壁に照らしていただけだった。

3人は退院を引き延ばすため、自分たちにアデノシン三リン酸を打っていた。心ない言葉で健太を傷つけてしまったため、贖罪として天使の存在を信じる健太に天使を見せてあげたかったのである。

真相を解き明かした鷹央だったが、健太の体調が悪化したことを聞かされる。鷹央は健太に会いに行き、最後に絵本を読んであげたが、健太はそのまま亡くなってしまった。鷹央は自分の無力さを痛感し、涙を流すのであった。SNSでは「涙なしでは見られなかった」「期待以上に泣けた」「超絶感動神回でした」と鷹央と健太の友情に感動した声が多数上がっていた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部