

“マジシャン”セロ、ターニングポイントは日本での初めての“冠番組”「自身のスタイルを確立するきっかけになりました」

マジシャンとして知られるデビッド・ブレインが世界各国を巡り、珍しい文化に触れ、その国で語り継がれている“奇術”を探し求める旅に出掛けるドキュメンタリーシリーズ「奇術師デビッドが挑戦!世界の超過激パフォーマンス」(ディズニープラスで独占配信中)。同番組で東南アジア、南アフリカ、インドなど各地を巡り、その国の奇術を学んできたデビッド。第6回では日本を訪問し、親交のあるマジシャン・セロと共に日本に存在する奇術を文化や歴史を通して学んだ。WEBザテレビジョンでは、デビッドとセロにメールインタビューを行い、お互いの印象や番組出演の感想などを聞いた。
セロ「デビッドは常に限界を超えようと挑戦し続ける真のアーティスト」
――あらためて、番組に参加された感想を教えてください。
デビッド:世界中のさまざまなマジシャンや偉大なパフォーマーと秘密の知識を発見し、共有することで、私のインスピレーションを維持することができました。
セロ:マジックというアートを通じて世界中の文化や価値観に触れる機会は貴重で、すごく刺激的かつ学びの多い時間と経験でした。番組に関われたことを本当に光栄に思います。
――デビッドさんは、各国に存在する“奇術師”たちのトリックを実際に学んでみて、特にインパクトが大きかった技はどの技ですか?
デビッド:世界中で出会った素晴らしい人たちのパフォーマンスに影響を受けたので、一つだけを選ぶことはできませんよ。
――そんなふうに番組の中で世界中の奇術師の技を学び、自らも体験しているデビッドさんの姿を見ていかがでしたか?
セロ:どんな場面でも真剣に学ぼうとする姿勢に感動しました。常に探究心を持ち、自分の限界を広げようとする姿は、同じマジシャンとして刺激を受けますね。
――これまでも親交のあるお二人ですが、お互いの印象や尊敬しているところを教えてください。
デビッド:セロとは長い付き合いで、一緒に過ごす時間はとても尊いものだと感じています。彼はとてもクレバーでいつもストイックに技に打ち込んでいる。
セロ:常に限界を超えようと挑戦し続ける真のアーティストという印象が強いですね。デビッドの集中力、精神力、そして観客の心に深く響くパフォーマンスは、マジシャンとして本当に尊敬しています。
デビッド「コラボレーションはエキサイティングでした!」
――番組内ではマジックのコラボレーションも披露されておりましたが、挑戦されていかがでしたか?
デビッド:日本に特化した新しいエフェクトがあるコラボレーションはエキサイティングでした!
セロ:デビッドとの共演は、お互いのスタイルや感性を尊重しつつ、予測不能な化学反応が生まれた瞬間がすごく印象的でしたね。とてもスリリングでやりがいのあるチャレンジでした。
――セロさんは6歳でマジックと出会い、日本のテレビ番組でも大ブームになり、「Most Original Magician of the Decade」も受賞されましたが、特にご自身のマジシャンとしてのターニングポイントを挙げるなら、いつ頃でしょうか?
セロ:やっぱり一番の転機は、日本で初めて自分の冠番組「マジック革命!セロ!!」(2004年ほか、フジテレビ系)を持たせていただいたときです。あの経験を通じて、マジックという枠を超えた表現の可能性に気付き、自身のスタイルを確立するきっかけになりました。
――その後も日本のみではなく、世界中でマジックを披露していく中で、ご自身の人生にどんな影響を与えましたか?
セロ:マジシャンとしてだけではなく、人としても大きく視野が広がりました。世界中のさまざまな価値観や異文化に触れ、またパフォーマンスを通して言葉の壁を超えて人の心とつながるマジックのパワーを実感しています。
セロ、デビッドは「マジック以外でも人を動かす力がある」
――これまでたくさんの“ミラクル”を生み出してこられたと思いますが、最近これはミラクルだ!と感じた出来事はありましたか?
セロ:デビッドに日本の伝統文化に触れてもらう機会を設けたことがあったんです。そのときの彼の反応がとてもピュアで。まるで子どものように喜んでいる姿を見て、マジック以外でも人を動かす力があると感じましたね。それが小さな“ミラクル”かな…。
――デビッドさんは日本を訪れてみて、日本の文化から新たなインスピレーションを感じたことはありましたか?
デビッド:日本人の細部へのこだわりと、そこで出会った人たちの謙虚な振る舞いに感銘を受けました。また、日本ではすべてが美しく保たれていることも信じがたいことだった。ゴミ一つ落ちていなかった。これは、日本人が自国の文化を重んじていることを表しているのだと思います。
――今回の旅で日本人の奇術師たちの技を目の前で多く見てきたと思います。特に木製バット割りの技では、実際にバットを持って受けられていましたが、体験されてみていかがでしたか?
デビッド:岡田幸喜氏(極真空手家)にバットを持つように言われ、彼が目の前で素手だけでバットを割った時は圧倒されたよ。彼も小林尊氏(フードファイター)と同じように、極限の苦痛を経て、世界の誰もができない、あるいはやってはいけないことができるように肉体を改造したようだった。
――マジシャンという仕事はかなりの集中力が必要な仕事だと思いますが、メンタルを保つためにどんなセルフケアをしていますか?また集中力を持続させる秘訣(ひけつ)があれば教えてください。
セロ:日課にしているのは、毎朝の瞑想と呼吸法。また、パフォーマンスの前には必ず静かな時間を取り、自分の心を整えるようにしています。集中力を持続するには、日々のルーティンと充分な睡眠が欠かせませんね。
――最後に日本のお気に入りスポットや訪れてみて感動したスポットを教えてください。
デビッド:オートバイに乗って富士山を一周したことは素晴らしかったよ。特に感動したのは富士山の地下30メートルほど降りて洞窟を探検した時かな。
セロ:京都の嵐山がとても好きです。自然と歴史が調和した空間で、訪れるたびに心が落ち着き、新しいインスピレーションをもらえます。
◆取材・文=suzuki
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