

森保一監督「国内サッカーがあるからこそ日本代表が強くなる」“Jリーグの日”記念でJリーグチップス&選手カードが復刻

Jリーグは、5月15日の「Jリーグの日」を記念して、5月14日に「2025“Jリーグの日”特別企画発表会」を開催。サッカー解説者の松木安太郎氏、サッカー日本代表・森保一監督、元サッカー日本代表・前園真聖がゲスト出演した。
Jリーグの現役180種&OB35種、計215種の選手カードも
1993年5月15日に開幕したJリーグの原点の日をいつまでも記憶してほしいとの願いを込めて、毎年5月15日「Jリーグの日」にさまざまな施策を実施。今年は、「Jリーグからの大盤振る舞い」をテーマに、「Jリーグチップス(選手カード付)」のオマージュ版を特別に復刻させ、5月17日(土)、18日(日)に開催される試合の来場者へ無料配布。今回特別に制作されたJリーグの現役選手180種・選手OB35種、計215種のうちいずれか1枚がもれなく付いてくる。
この日の発表会では、3人がJリーグ開幕当時のことやJリーグチップスについてトークを展開。さらに、1993年のJリーグの初代MVP・三浦知良選手が出演する「Jリーグの日」プロモーション動画のお披露目、三浦選手のビデオメッセージも放映された。
前園真聖、Jリーグデビューは「カズさんへのファール」
1993年5月15日、国立競技場で行われたJリーグ開幕戦、ヴェルディ川崎×横浜マリノスについて、川崎の監督だった松木氏は「忘れちゃいましたね」とおどけながら、「本当にたまらないぐらい幸せな日が来たなという感じでしたね。当時のクラブチームとしては、そんなに活動的にはやっていることは変わらないんですけど、お客さんの数だったり、周りの盛り上げ方だったり、全て見ても一変して、今までの日本のサッカー界とは全く違う新たな1ページ日が来たなという印象でしたね」と回顧。
「関わっている方々もそうなんですけど、そうじゃない方々も日本のサッカーについていろいろ意見を、いろんな方が言ってくれるようになった。本当に新たな時代だなというふうに思っております」と歴史的な一日を振り返る。
サンフレッチェ広島の選手としてJリーグ開幕を迎えた森保監督は「一言で言うと、幸せと喜びの中に包まれていたなと思いますし、アマチュアからプロになる時代でしたから、“サッカーだけやってて生活できるようになっていくんだ”っていうことであったり、Jリーグの開幕でサポーターの皆さんが本当に盛り上げてくださって、満員のスタジアムを見た時に、“これが夢でないように”っていうことはすごく思いましたね。喜びと言いましたけど、これをなんとか続けていかないといけないっていう危機感も、次世代にどうやってつなげていかなければいけないかっていうのは、すごく感じてました」と当時の心境を吐露。
「アマチュア当時、私はマツダ運輸というところにお世話になっていたんですけど、月の給料は4万5000円で。そこからサッカーだけでお金を頂ける、生活できるっていうのは、ここでなんとか石にかじりついてでも、サッカーでご飯を食べていけるようにしていかないとっていう思いがあったのは、今でも印象強く覚えています」とアマチュアからプロへと変わるエピソードを披露した。
一方、1993年6月5日のヴェルディ川崎戦でJリーグデビューを果たした前園。「僕は自分のチーム(横浜フリューゲルス)の開幕戦のベンチには入れてもらえなかったので、早くピッチに立ちたいなと思っていたんですけども、国立のヴェルディ戦で途中交代で(出場したのは)10分ぐらいだったと思うんですけど、プレイさせてもらって。ボールに触った記憶はほぼないんですけど、カズ(三浦知良)さんにファールをした記憶はあるんです。それがファーストプレイで。もう舞い上がっていたので、何やったか覚えてないぐらい、しかも国立でしたから。その印象はあります」と振り返る。
それを聞いた当時は対戦相手の監督だった松木氏は「前園さんがそんな緊張すると思わないですよ。それぐらいドンとしてましたから。今聞くとね、びっくりしました」と驚いていた。
松木安太郎&前園真聖が考える現役&OG混合のベストイレブン発表
また、Jリーグチップスの話題では、森保監督が「(発売された当初は)私も選手だったので、キャラクターとして使っていただいたので、まず恥ずかしいっていうことはありましたけど、本当にJリーグができて、大好きなサッカーをできるっていうことと、プロとしてできるっていうことと、Jリーグができて世の中の人たちにサッカーを知ってもらえるんだっていう思いがあったので、このJリーグチップスができたことは、これまでのサッカーに興味がなかった方にもサッカーを知っていただける機会ができたっていうのが、Jリーグありがとうって思いましたね」と、Jリーグチップスによってサッカーが広まることに期待したという。
同カードには現役時代の森保監督のカードも封入されており、特別にデザインが大きなパネルで公開された。拡大されたカードを手にした森保監督は「今顔が引きつってると思いますけど、ちょっと恥ずかしいです(笑)。でも、こうやって記念に残ることであったり、Jリーグを見てくださる方、サポーターを広めてくださること、知ってくださっている皆さんに感謝ですね」と感謝を伝えた。
さらに、監督時代の松木氏、現役選手時代の前園のカードもお披露目した他、今回のカードを使って松木氏、前園の二人が現役、OG選手全てから選手11人を選んだ、ベストイレブンを発表する企画も。森保監督から「監督としての才能を垣間見ることができる。このレジェンドを使い分ける能力はすごい」と絶賛された松木氏はご満悦な表情を浮かべていた。
松木安太郎氏「日本のサッカーはこれからますます成長していける」
最後に32周年を迎えるJリーグに期待すること、サポーターへのメッセージを求められ、前園は「Jリーグは本当にたくさんの方の支えでこれまで来てると思うんですけども、いま本当に日本のサッカーは強くなっていると思います。でも、それを支えているのはJリーグだと思うので、今もJリーグの素晴らしい選手が出てきて世界に旅立っていくと思うんですけれども、皆さんがJリーグを盛り上げながら、僕自身も自分の立ち位置でJリーグをしっかり盛り上げていきたいと思います」とコメント。
森保監督は「私自身は代表の監督をさせていただいて、Jリーグの視察をできる限り毎節行こうと思っています。その中でスタジアムに行くときに、ユニホームを着て我が町のチームを応援するんだっていう雰囲気がすごくうれしいなと思って見ていて、スタジアムでもサポーターの皆さんが我が町のチームと戦ってこの試合に勝つんだっていう、すごい盛り上げをしてくださって、選手たちを後押ししてもらえてるっていう、日本のJリーグの発展がすごくうれしいなと思っています」とサポーターの姿を見て喜んでいると告白。
「これからもファン、サポーターの皆さん、そしてスポンサーの皆さんにも熱く熱くJリーグを応援していただいて、Jリーグ、国内のサッカーがあるからこそ日本代表が強くなるという思いで私もやっていきたいと思いますし、Jリーグで選手、スタッフと監督として経験させていただいた私が、日本代表として責任を背負って、皆さんにも喜んでいただけるように、また結果を求めて頑張っていきたいと思いますので、Jリーグを応援していますが、日本代表もどうぞ応援よろしくお願いいたします」と、Jリーグの発展を喜びつつ日本代表監督としての意気込みを語る。
そして、松木氏は「今まで32年間、日本のサッカー選手、チーム、そして関わる全ての方が、本当に大変な努力をされて成長してまいりました。まだまだこれから成長していかなきゃいけないと思います。そのためには、本当に関わってる我々もそうですけども、そうでないサポーターの皆さん、そしてマスコミの皆さん、いつもいつも日本代表を応援してくれてる皆さんの、やっぱりご声援、ご支援があって、日本のサッカーはこれからますます成長していけると思っております。先ほど森保監督からも話がありました。本当に大変な大会を控えて、ワールドカップを控えている日本代表です。素晴らしい選手たちも増えました。そして我々の期待も本当に大きくなりました。ぜひとも、日本のサッカー、日本の代表チームを心からこれからも支えていただいて、ますますのサッカー界の発展に皆さんご協力いただければと思います」とあいさつし、イベントを締めくくった。
イベント後、改めてカードになった感想を求められた森保監督は「なんか、自分が選手であったことを自分自身が信じられないような。あんまり運動しないんで、サッカー好きの親父みたいな感じなんで(笑)。そんな懐かしい思いに浸らせていただきました」と笑顔を見せていた。
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