

飯島直子“ふじ”がたんかを切る姿がかっこいい、“駿河屋”の面々の愛情深さにも感心<べらぼう>

横浜流星が主演を務める大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第18回「歌麿よ、見徳(みるがとく)は一炊夢(いっすいのゆめ)」が、5月11日に放送された。行方不明になっていた唐丸が捨吉(染谷将太)と名乗って生きていることが分かり、連れ戻した蔦重(横浜)。そこで駿河屋の女将・ふじ(飯島直子)が機転を利かせた。(以下、ネタバレを含みます)
数々の浮世絵師らを世に送り出した“江戸のメディア王”の波乱の生涯を描く
森下佳子が脚本を務める本作は、18世紀半ば、町民文化が花開き大都市へと発展した江戸を舞台に、“江戸のメディア王”にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く痛快エンターテイメントドラマ。
蔦重はその人生の中で喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見い出し、また日本史上最大の謎の一つといわれる“東洲斎写楽”を世に送り出すことになる。
幕府“新時代”を目指す権力者・田沼意次役で渡辺謙、美人画が大評判となる喜多川歌麿役で染谷将太らが出演。語りを綾瀬はるかが務める。
蔦重はかつての唐丸を養子にして欲しいと駿河屋に頼む
行方不明になっていた唐丸が戻ってきた第18回。捨吉という名で絵師・北川豊章(加藤虎ノ介)の代わりに絵を描き、また男女問わず客に身を売る生活をしていたところを、蔦重が見つけ、自分の元に連れ戻したのだ。蔦重は捨吉に「歌麿」という名前を与え、絵師としてスタートさせることに。
その展開の中で、蔦重の養母であるふじの存在も光った。ふじは夫・市右衛門(高橋克実)が営む、客を女郎屋に案内する引手茶屋・駿河屋の女将でもある。
市右衛門に捨吉を自分と同じように養子にしてほしいと頼みに来た蔦重。市右衛門は「なんでそんなこと俺がしなきゃなんねえんだよ!」と、蔦重を階段から突き落として怒った。
そこに、ふじがスッと現れ、蔦重に「ん」とだけ言って1枚の紙を差し出した。吉原の取り締まりなどの仕事を担う番所・四郎兵衛でもらってきたという、人別(※戸籍のこと)だった。
ふじをはじめ“駿河屋”の愛が蔦重を支える
それでも「だめだ、だめだ、だめだ!」と荒ぶる市右衛門の前に、ふじがドンと階段を足で踏み鳴らして立ちはだかった。「重三郎は、あの子をずっと待ってたんだよ! そんな大事な子なんだから、何があってもなんとかするんじゃないかね」と言う。
「んなこと言ったってよう…」と、市右衛門はまだ渋る。かつて唐丸が店の金を持ち逃げしたワケありであることを気にしているのだ。すると、ふじは「分かるよ。あんたは大事に思ってんだよね。重三郎も吉原も」となだめつつ、蔦重には手のひらで去るようにそっと合図。蔦重は人別の紙を掲げて感謝の意を表しながら、立ち去った。
いつも口数少なく、蔦重が階段落ちさせられようと動じずに見ているだけだったふじ。だが、蔦重が唐丸の前掛けや矢立(※携帯用筆記具)を大事そうに保管していることを知っていて、蔦重の動きを読んで、先回りして人別をもらっていた。溺愛する一人息子の次郎兵衛(中村蒼)と同様に、蔦重にも愛があるのだ。そんな愛情を感じるふじのたんかは、かっこよかった。
市右衛門もふじも愛の深い人だ。そんな2人に愛されている自由気ままな放蕩息子の次郎兵衛もまた、本当の弟のように蔦重への愛がある。
捨吉を連れ戻そうとする豊章を一人でなんとか止めようとしていた次郎兵衛。そこに市右衛門のところから戻ってきた蔦重が「そいつは俺の義理の弟なんで」と言うと、「弟?」と次郎兵衛は豊章と一緒に驚く。だが「義兄さん、覚えてねえすか?女郎の死んじまった玉野の子で、駿河屋の養子にいた」と蔦重に説明されると、「…ああ~! いた! いた気がする。急にプイッといなくなった」と話を合わせた。
市右衛門、ふじ、次郎兵衛。“駿河屋”の面々の愛情に支えられ、“歌麿”と共にこれから蔦重が飛躍していくのが楽しみだ。SNSには「ふじさんの蔦重を思う親心に泣かされた」「ここぞという時には手を貸してくれる頼もしいおっかさん」「ふじさんに惚れた」「蔦重は親父様に拾われて幸せだったんだなぁ」「蔦重を育てた親父様とおっかさんが人情に厚い人たちでよかった」といった反響が寄せられた。一方、次郎兵衛については「口裏合わせだったのか、本気でいた気がしたのか」という推測がありつつ、「肝心なところは外さない」「いい仕事した」との声が上がっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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