

甘えん坊かと思いきや…幼馴染の漫画家にいつの間にか想いを寄せられていた話が「圧倒的に顔がいい」と話題に【BL漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、レーベル「from RED」の漫画『修羅場のワンサイドラブ』(シュークリーム刊)の第1話を紹介する。作者の藤倉レモンさんが、3月22日に「19年間片思いしている執着攻め×寝ている間に●●されていることは全然知らない無自覚受け」と添えてX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.6万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、藤倉レモンさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
距離感が近い親友同士の漫画家と編集
幼い頃、三島楓は自分が描いていた漫画を褒めてくれた転校生・穂波瑛二と出会う。漫画が大好きだという瑛二に“休み時間漫画を読ませてほしい”と声をかけられたことをきっかけに2人は友人となり、19年後、三島は漫画家になり、瑛二はその担当編集者として働いていた。そんな彼らの仲の良さはアシスタントたちから“距離感がおかしい”と思われるほど。
ある日の作業後、“今夜映画に行こう”と瑛二を誘った三島。締切明けの彼を気遣う瑛二だったが、彼女に振られ傷心中の自分を慰めてと甘えながらお願いされ、2人で映画を観に行くことに。彼女と観るために予約した席でカップルシートとなってしまったものの寝転ぶ2人。
その後ゆったりとした時間の中、日ごろの疲れもあり瑛二は上映中に眠ってしまう。映画も終わりに差し掛かり「そろそろ帰る時間ですよ」と声をかける三島。しかし起こそうとしても無防備に眠り続ける瑛二に三島はキスをして…。
この親友同士を描いた漫画を読んだ人たちからは、「プライベートでのギャップが尊い」「仕事とプライベートで逆転するものが多過ぎる」「圧倒的に顔がいい」「世話焼きと甘えん坊最高」など、多くのコメントが寄せられている。
幼馴染の恋だからこその踏み込みづらい領域
――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
担当編集の方と相談して「幼馴染ものにしよう!」というのがまずきっかけでした。そこから「幼馴染の親友同士で…他の誰よりもいろんな悩みや夢を話せる関係だけど、そんな人に恋をしてしまったら……」とお話を膨らませていきました。本作では超売れっ子漫画家・三島楓が、担当編集者・穂波瑛二に19年間の片想いをしています。友情を積み上げてきたからこそ、恋愛感情を伝えたら関係が崩れてもう友達にも戻れなくなってしまうかもしれない。それでもやっぱり、今まで通り隣にいるだけじゃ我慢できない。そんな幼馴染ならではの恋に踏み込む難しさを描きたいと思いました。
――本作では、仕事中とプライベートとで甘やかす側が入れ替わることが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
「ここに注目してほしい!」という点はやっぱり「三島と穂波の距離感のおかしさ」です。三島は何かと穂波と距離が近く、ふざけて抱きついたり、ほとんどデートみたいなことをしたりしているのですが、穂波はそれを「こいつは昔からこうだから」と受け入れちゃっています。穂波の方は三島を完全に「友達で仕事仲間」と思っているのですが、きっと無意識のうちに「それ以上に特別」に見ているんだと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
1話目のラストで、三島と穂波が一緒に映画を観に行くのですが、三島が眠ってしまった穂波にキスしてから「そんな無防備でいるとキスしちゃうよ」と囁くシーンです。穂波は1度眠るとちょっとやそっとじゃ起きないという特性があります。三島はそれをよく知っていて、穂波が無防備に眠っている時に色々と大胆な行動をしているのですが…。そのシーンでは三島の積み重ねた気持ちの重さが出せたかと思います。しかも、「今までに何回もこういうことしてるだろお前!」というこなれ感まで漂っているので、ぜひ注目していただけると嬉しいです。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
ストーリーも大事ですが、それ以上に「このキャラクターならどう行動するか」を1番に考えるようにしています。読者の方にも「こいつならこうするよな」と思ってもらえたら嬉しいです。たとえば3話では、実家の事情で漫画家を諦めかけた女性が現状の辛さから「食事も喉を通らない」と泣きます。それを見た穂波が「実家には俺が話に行くし、ご飯でも何でも作りに行くよ」と励まします。描きながら「女性のお宅にご飯を作りに行くことまでするのか?やり過ぎじゃないか?」と迷いましたが、漫画家のためなら何でもする穂波ならやりかねん、と思い穂波らしさを優先しました。…そのせいで、後に波乱の展開になってしまうのですが。キャラクターらしさがストーリーを自然に動かしていってくれました。
――藤倉レモンさんの作品は、登場人物が皆実際に生きているような魅力を感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
作画では服装などからキャラクターの性格が出せるように気をつけています。たとえば三島は家の中では首周りがよれよれの部屋着を着ていますが、そこは彼の生活へのこだわりの無さを強調しました。穂波瑛二はしっかり者できっちりしているタイプなので、私服OKな職種でもジャケットを着ているなど...。髪型や服装はわかりやすくキャラを出せるところなので気を使っています。実は、三島はもっとクールなキャラになる予定でした。でもお話を考えるうちに「意外と隙の多い奴で、性格に裏表が無く素で愛嬌があるやつ」と私の中でイメージが変わっていきました。本人はそんな自覚はなさそうなんですが、そういうところも含めて、作画にそのキャラクターらしさが滲み出ていると良いです。
――今後の展望や目標をお教えください。
皆さんに楽しんでもらえるような作品をもっと生み出していきたいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
雑誌派の方も、単話配信派の方も、単行本派の方も作品を読んでいただきありがとうございます!皆さんに支えられてここまで描くことができました。これからも楽しんでいただけるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
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