千明(小泉今日子)＆和平(中井貴一)と酒を飲めるようになったえりな(白本彩奈)の成長にも驚き！

中井貴一“和平”の娘・白本彩奈“えりな”の本音に視聴者もらい泣き＜続・続・最後から二番目の恋＞

2025.05.13 12:55

小泉今日子と中井貴一がW主演を務める月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系／FOD・TVerにて配信)の第5話が、5月12日に放送された。和平(中井)に娘・えりな(白本彩奈)が思いを打ち明けるシーンが感動を呼んだ。(以下、ネタバレを含みます)

11年ぶりに復活「最後から二番目の恋」の第3期

本作は、古都・鎌倉を舞台に、テレビ局のドラマ制作部に所属する吉野千明(小泉)と、市役所の観光課で“指導監”として働く公務員・長倉和平(中井)の恋を描いたロマンチック＆ホームコメディー。

2012年1月期の連続ドラマ「最後から二番目の恋」、同年11月のスペシャルドラマ「最後から二番目の恋2012秋」、2014年4月期の連続ドラマ「続・最後から二番目の恋」に続く第3期目で、第2期から11年後を描く。

キャスト陣は、長倉家の次男・真平役の坂口憲二、次女・万理子役の内田有紀、長女・水谷典子役の飯島直子も続投。脚本も、第1期、第2期と同じく、岡田惠和による完全オリジナルとなる。

えりなは和平が自分のことを“ファザコン”と人に語っていたと知る

和平の一人娘・えりなが日課としている浜辺での漂流物拾いで、顔を合わせるようになった青年・優斗(西垣匠)。この日えりなは、自分が漂流物で作成したアートをカフェ「ナガクラ」で展示していると優斗が知っていたことに驚く。

優斗は、訪れたカフェで偶然隣り合わせた和平と仕事仲間の会話を聞き、和平が持っていたえりなの写真をチラ見して確信したのだった。

さらに、和平は「親離れできないっていうのかな、母親を早くに亡くしたせいか、父親の私に依存度が高いっていうんですか、距離が近いっていうんですかね」と自慢。仕事仲間から「それはもう、『お父さん、お父さん、お父さん』」と親子の様子を想像されても、照れながら否定はしなかったという。

それを知って、「ファザコンかよ…」とつぶやいたえりなは、自宅に戻ると和平に「あー、ねぇ、お父さん、お父さん、お父さん、お父さん、ちょっと見てもらいたいものがあるんだけど」と“お父さん”を連発。和平は不思議に思いながらも顔がゆるんだのにホッコリする。

クールだったえりなの成長に視聴者も感慨深げ

その後、千明と和平を夕食に誘ったえりな。「お父さんとたまにはと思ったんですけど、なんだか二人は照れくさいので」と千明にも来てもらったのだ。そして「私、遠回しなの苦手なんで、ストレートにいきますね」と、優斗から聞いた和平のことを話し始める。

思い出した和平が慌てて「ごめん、ごめん」と謝る中、千明が「それ聞いて、えりなはどう思ったの？いらついたりしたの？」と尋ねると、「最初はね。でも全然怒ったりはしてないかな。むしろかわいいなと思ったし。(父親の理想の娘ではなくて)申し訳ないなとも思った」とえりな。

また、思春期のトゲトゲしていたころについて、「死んじゃったお母さんの分も自分一人でやらないとって思ってくれたたんだと思うけど、父と娘はこうだろうみたいな感じとか、過剰に女の子扱いしくる感じとか、ちょっとだけ嫌だったんだよね」と打ち明けた。

さらに「お母さんだったら、話したいなぁって思うことがいっぱいあって。でもそんなふうに思ってること、お父さんには言えなくてさ。お父さんが一番つらいの、分かってたから。悲しませたくなくて。お父さんが無理したり、頑張ったりしてるの見るの、なんか嫌で。一人でためこんで、ときどきお父さんに当たってたな」と振り返り、涙をポロリと流して謝罪。

でも今は、親の愛情や家族のありがたさが沁みているえりな。「しょうがないなって思うところもあるんだけどね。理屈っぽいし、まぁよくしゃべるなとか思うんだけど、でも、人としては好きだなぁって思う」と告げた。

食事を終えて一人になった和平は、空を見上げて「大人になったよ。すてきな大人に。君にそっくりだ」と、亡き妻に語り掛けるのだった。

千明ももらい泣きしたえりなの本音に、視聴者からも「泣いた」の声が。毎話のように名シーンが誕生して感動を呼んでいるが、今回は「小学生の時から見てるえりなが大人になって」「えりなの成長を感じた」と3シーズン目ならではの感慨深い感想も。そして、「娘に『人として好きだな』って言われたら、これで一生生きていける」「父娘関係がすてき過ぎる」「えりなは反発しながらも和平さんのこときちんと見ていた」などの投稿でSNSが盛り上がった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部