

竹内涼真、熱き刑務官役に SPドラマ『看守の流儀』で木村文乃と初タッグ「なかなか描かれない仕事を一生懸命表現しました」

竹内涼真が、6月21日(土)放送のテレビ朝日ドラマプレミアム「看守の流儀」(夜9:00、テレビ朝日系)で主演を務めることが発表された。同作は、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家・城山真一氏が、石川・金沢にある加賀刑務所を舞台に描いた同名小説が原作。竹内は若き刑務官・宗片秋広(むなかた・あきひろ)を演じ、謎深き上級刑務官・火石司(ひいし・つかさ)役で木村文乃の出演も決定。二人は同作で初共演となる。
令和版“ショーシャンクの空に”を初映像化
同作は、令和版“ショーシャンクの空に”とも評される原作を、竹内主演で初映像化。
閉鎖的な空間である刑務所は、受刑者同士の対立や刑務官との関わり、そして家族や残された者たちとの葛藤など、一般社会よりも濃厚な人間模様が渦巻いている場所。同作は、そんな刑務所を舞台に、さまざまな事情を抱えた受刑者たちと彼らの更正に全力を尽くす刑務官たちの姿を通し、希望と再生を描く、感動の本格刑務所ミステリーとなっている。
熱き刑務官が一人の受刑者にかけた“ささやかな温情”が、刑務所の体制をも揺るがしかねない大事件を引き起こすこととなり、物語は緻密で巧妙な謎解きと濃厚な人間ドラマが絡み合い展開。幾重にも張り巡らされた伏線が、驚きとともに全てつながっていく。
ドラマ「華麗なる一族」(2007年、TBS系)や「スカイキャッスル」(2024年、テレビ朝日系)、映画「月の満ち欠け」(2022年)などを手掛けた橋本裕志が脚本を担当。また、映画「神様のカルテ」(2011年、2014年)、ドラマ「星降る夜に」(2023年、テレビ朝日系)などで知られる深川栄洋が監督を務める。
正反対な二人がぶつかりながらも真相に迫る
竹内演じる宗片は、受刑者を信じ、「彼らに生きる希望を与えることが看守の使命」という“流儀”を貫く、情熱あふれる刑務官。受刑者一人一人に寄り添い、更生のためにできるだけのことをしようと日々奮闘する。
一方、ある特命を帯びて加賀刑務所に赴任してきた木村演じる火石は、冷静沈着で多くを語らず、謎に包まれた人物。過去に何があったのか、端正な顔には、ひと筋の傷が刻まれているという人物。
“情熱”の宗片と“冷静”な火石が、ぶつかりながらも刑務所内で起きたさまざまな事件の真相に迫り、受刑者、看守、そして家族の心をも救っていく姿が描かれる。
竹内涼真 コメント
――この作品の出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
受刑者を描いた映画やドラマは数多く見てきたのですが、刑務官を描くストーリーはなかなかイメージができませんでした。でも原作を読んで、その後、脚本も読ませていただいたら本当に興味深くて…。刑務官の世界をどう魅力的に描けるだろうかとワクワクしました。
――熱き刑務官・宗片秋広を演じた感想を教えてください。
深川監督の演出が面白く、“こんな角度のアイデアもあったんだ!”と毎日驚かされました。そこに自分が作り上げてきた人物像を織り交ぜて、日に日に役としての厚みが増していく実感が楽しく、撮影は充実していましたね。
――撮影前に実際の刑務所を見学されたと聞きましたが、感想を教えてください。
とても清潔でした。厳しい規則もあるとは思うのですが、風通しがよくて光も当たっていて、規則正しく健康的に過ごすということを一番に考えられている場所だな、と。受刑者の方が工場で作業しているところなど間近で拝見させていただいた他、所長さんにもお話を聞くことができ、撮影前に実際の場所を見ることができたということは、彼を演じる上で大きな財産になりました。
所長さんがおっしゃっていたのは、刑務所にとっては“何も起きない一日”こそが“いい日”なのだということ。だから、“実は刑務所はつまらないところなんですよ”と…。そこを大前提として僕らはどう面白い作品を作るべきか、ものすごく考えさせられました。リアルな部分と、作品として面白い部分をどう織り交ぜていけるかが勝負だなと感じました。
――印象的なシーンを教えてください。
たくさんありすぎて一つに絞るのは難しいですね。でもとにかく、舞台となる刑務所のセットが素晴らしい。あとは刑務官ならではの話し方でしょうか。中でも、上司に報告を行うシーンは、かなりインパクトがあると思います。僕らもこの発声に慣れるまでにはずいぶん時間がかかって何回ものどを潰したのですが、とてもユニークなのでそこも楽しみにしていただけたらと思います。
――木村文乃さんとの共演はいかがでしたか?
木村さんが演じる火石は、超エリートで冷静な刑務官。普段、カメラが回ってないときの木村さんと火石を演じているときの印象が、全く違うんですよ。木村さんにとってもこれまでにない役だったのではないでしょうか。宗片は火石指導官に挑み、彼女から何かを引き出そうとぶつかっていく役なので緊張感あふれるシーンが多かったのですが、火石は制帽を深く被っていて、なかなか目が合わないんです。どうやったら目が合うかな、と駆け引きしながら演じることができて楽しかったですね。たまに目が合うと、ドキッとしました(笑)。
――視聴者にメッセージをお願いします。
撮影現場もすごく充実していて、今まで見たことがない新しい作品ができたのではないかと思います。刑務官というなかなか描かれない仕事を一生懸命表現したので、見ていただけたらうれしいです。
木村文乃 コメント
――この作品の出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
お芝居から少々離れていたタイミングだったので、京都の撮影所で長い撮影に挑むことや、今まで演じたことのない刑務官という役柄に不安もありました。でも、深川監督とは以前からお仕事をご一緒させていただきたいと思っていたので、深川さんがいらっしゃるなら意地でも立っていかねば、という思いで出演を決意しました。
――脚本を読んで、どのような印象を持ちましたか?
まず原作を読ませていただいたのですが、とても面白くて引き込まれました。刑務所という非日常のお話なのに、どこに生きてる人たちよりも人間味のある人たちが詰まっていて…。それが脚本になったとき、そこに脚本家や監督が思いを一つ一つ積み上げていった時間が感じられ、原作の良さを残しながら、映像化ならではの良さが加わって作品が出来上がっていく楽しさをじわじわと実感しました。
――謎に包まれた上級刑務官・火石司を演じた感想を教えてください。
火石はものすごくIQが高い人。悲しいかな、勉学という面では気が引けてしまうところがたくさんありました(笑)。彼女は刑務官の中でも特別な試験をパスしないとなれない立ち位置の人物で、普通の会話でも相手の二手、三手先を読み、いくつもの選択肢を選びながら話をするので、いつもどこか遠くを見ながら言葉を発するんですよね。“目を見て話したい”“真っすぐ伝えたい”という気持ちを抑えてお芝居しなければならず、それがすごく難しかったですね。
竹内さんとの共演シーンは、彼の胸のあたりを見て話すようにしていたので、よく「目が合いませんね」と言われましたね(笑)。実際、竹内さんのホクロを目だと思って演じていました(笑)。
――竹内涼真さんとの共演はいかがでしたか?
竹内さんは、とても人懐っこい方。「なぜ?」と疑問に思ったことはとことん追求されるのですが、その姿が、どこかかわいらしいんです。スタッフの皆さんも同じように思っているんだろうなという瞬間が、多々ありました。重いシーンもある中、常に朗らかに現場に立ってくださり、長ぜりふのときに笑って和ませてくださるところは、さすが“座長”でした!
――視聴者にメッセージをお願いします。
刑務所というと、“悪い人を閉じ込めておく”、そして“更生させる”というイメージが強いと思いますが、更生させるためにはそれに向き合う人たちが不可欠です。そもそも社会からはみ出してしまって入所してきた受刑者が多い中、“人間とは何か”ということを新しく構築してもらうことが仕事なのだと感じました。それがどれだけ繊細で重い任務なのかということが、この作品で伝わるのではないでしょうか。
この「看守の流儀」は、受刑者たちではなく、彼らの背中を押して見送る人たちの物語。たくさんの人間模様が描かれているので、温かい気持ちで見ていただけたらと思います。
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