江口のりこ“恵”の駄菓子ランチに視聴者から「まねしてみようかな」の声＜ソロ活女子のススメ5＞

2025.05.08 11:37

江口のりこが主演を務めるドラマ「ソロ活女子のススメ5」(毎週水曜深夜1:00-1:30、テレ東系／Leminoにて先行配信、TVerにて見逃し配信)の第6話が5月7日に放送された。節約中の恵(江口)は駄菓子店巡りへ。駄菓子の移り変わりを感じつつ、翌日のランチで駄菓子を大いに楽しんだ。(以下、ネタバレを含みます)

主人公が一人時間を楽しむ活動“ソロ活”する姿を描く

同ドラマは、フリーライター・朝井麻由美氏のエッセー本「ソロ活女子のススメ」(大和書房刊)を原案に、五月女恵(江口)が積極的に一人の時間を楽しむ活動=ソロ活する姿を描くシリーズの第5弾。

恵が契約社員として働く「ダイジェスト出版」編集部のメンバーとして、上司である黒田彩子役に小林きな子、同僚・石岡洋平役に渋谷謙人、同じく同僚の青木遥役に佐々木春香が続投。ナレーションも引き続き大塚明夫が担当する。

懐かしの昭和レトロな駄菓子店へ

オーストラリア・メルボルン旅行以来、いまだ節約ソロ活継続中の恵は、「安い・うまい・満足度高い」が楽しめる駄菓子店へ。

最初に訪れたのは、国民的キャラクターの町として知られる柴又のハイカラ横丁。店内に足を踏み入れた瞬間「駄菓子のパラダイス」と気分が上がる恵。駄菓子購入のほか、ピンボールマシンや射的、二階にあるおもちゃ博物館も堪能した。

次に、駄菓子店の名店といわれる「ぎふ屋」に向かった。ハイカラ横丁にはなかった駄菓子“梅ジャム”と“おばけけむり”を店主(小宮孝泰)に聞いてみると、すでに製造中止になっているという。

「私のワイヤレスアンテナもポンコツだ…手のひらサイズの電子機器が押し売りする情報に惑わされず身をもって体験すべしと偉そうに語りながら…」と、ショックを受ける恵。スマホで検索すれば、梅ジャムもおばけけむりの製造会社が廃業とすぐに出てくることを、まったく気付かなかったのだ。

恵の少女時代の夢　駄菓子ランチが楽しい

店主によると、駄菓子は夫婦や家族だけで長年作っている超家内制手工業が多く、後継者がいなくて終了になってしまうという。そんな駄菓子だけでなく、駄菓子店自体も少なくなっている。

ところが「駄菓子屋がなくなるってのは寂しいけど、悪いこととは思わないよ」と店主。「駄菓子屋ってさ、女の人たちの働き先がなくて、家事をやりながらできる仕事として家の前に駄菓子を置いて始めたことが多いらしいんだよね。でもね、今は女性活躍、男女平等、まだまだいろいろ問題あるんだろうけど、だいぶ環境はよくなったでしょう。だから悪いことばっかりじゃない」と言う。

店主が「ふたつよいこと、さてないものよ」と心理学者・河合隼雄氏の名言を引用すると、恵は「確かに」とつぶやき、「私に今できるのは、そう！駄菓子を買うこと！」とたくさんの駄菓子を購入した。

翌日、恵のランチは駄菓子。「お菓子を食事に代用する背徳感」を楽しむのだ。"ミルメーク"を牛乳に溶かして飲んで懐かしみ、"ペペロンチーノ"のカップ麺に“うまい棒”のコンポタージュ味を混ぜてアレンジをし、別メーカーが出している梅ジャムを食べ比べ。メインディッシュは、少女時代に考えたことを試そうと、“蒲焼さん太郎”“ポテトフライ”“おやつカルパス”“ビッグカツ”をご飯にのせて食べた。

デザート的な駄菓子も食べたあと、“ココアシガレット”で一服しながら“かたぬき”に挑戦していると、彩子たちがランチから戻ってきた。みんなでかたぬきをしていると、彩子から「これまで経験してきたソロ活の記録みたいな本書いてみない？」と提案されるところで第6話の幕は閉じた。

第3話で正社員に戻る話も出ていて、恵の仕事環境が新たな局面を迎えているようだ。それも気になりつつ、SNSには駄菓子の懐かしさに恵と一緒に浸った視聴者の声が。「駄菓子食べたくなってきた」「白米にビッグカツがおいしそう　まねしてみようかな」「ビッグカツ丼作ったの思い出した」「いくつになっても駄菓子はやめられない」といった投稿があった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部