“国宝級ボディ”AOI、No.1モテ女王に輝いた秘訣は「深い部分で人に寄り添うこと」＜ラブパワーキングダム＞

2025.05.03 11:00

先日最終回を迎えた、16人の恋愛強者がNo.1モテ男＆モテ女を決める恋愛リアリティーショー「ラブパワーキングダム～恋愛強者選挙～」（ABEMA)。今回は熾烈な戦いを制してクイーンになったダンサーチーム・CYBERJAPAN DANCERSのAOI(アオイ)に直撃インタビュー。クイーンになった感想や改めて感じた“モテる”ということ、グッときたモテテクなどを教えてもらった。

モテを認識したのは小学生から

――クイーンおめでとうございます！

ありがとうございます。この番組に出て、反響がすごくあるんですよ。道を歩いていてもありがたいことに握手してくださいと声をかけられたり。それも女の子が多くてうれしいです。

――今回は、“モテる”を競う番組でしたが、自分がモテると認識したのはいつ頃からですか？

小学生とかですかね。男の子に混じってサッカーをやっていたんですが、他校の男の子から好きって言われたり、保護者の方からかわいいからとチームのアイドルみたいな感じで扱ってもらえたりと、人気があるなって思っていました(笑)。チヤホヤしてもらうのがモテるってことだと思っていました。

――この番組に参加して、モテるについていろいろと考えましたか？

番組中も「モテって何だろう」と言っているのですが、本当に考えさせられました。あざとさや甘い言葉をかけてモテるというのは一瞬のモテのような感じがして、この番組では通用しないんですよ。そういう薄っぺらいモテではなく、信頼関係が築けるモテがこの番組では大事になる。それは番組でなくても、すごく大事なモテだと思います。モテってどうしても好きという意味合いが強いですが、信頼しているとか、友達としての好きとかの方が実は大きいんじゃないかなと考えるようになりました。

――一瞬のモテだとこの番組では通用しないといつ頃気付きましたか？

最初に本当に第一印象だけのプレ投票があって、やっぱり入り口としての見た目ってすごく大事なんだと思いました。なのでこのときはあまり気づかなかったのですが、その後、クルージング（#1）をして、表情に人柄や性格は出ると気づきました。見た目といえば見た目なんだけど、その人を覆っているオーラからそこはかとなくその人柄が見えてくるというか。この辺りから、信頼関係が築けるモテが大事だと思って。なのでいつもの自分を出すように、愛嬌や笑顔を出すようには意識しました。

――あまり“モテテク”を使っていなかった印象です。

そうですね。あまり小細工をしたくなくて。1人1人性格も違うし生き方も違うから、そこに向き合って、その人自身の深い部分で寄り添いたいと考えました。みんなに同じ言葉を言うのではなく、この人はこういう考えだからこうとか、本当に人に寄り添う感じで接していて。そうすると後々、信頼関係が築けていき、この人なら信頼できる、頼れると思ってもらえたんだと思います。

聞き上手がモテに直結する

――人と話をするときに大事にしていることは何ですか？

我を出し過ぎないことかな。相づちを打ったり、話を遮らないことを意識するというか。途中で言いたいことがあっても、取りあえず我慢して聞いて、否定せずに「なるほどね」と言いながら自分の意見をさりげなく言う…。聞き上手になることですね。これってすごくモテに直結している気もします。基本、聞く方に回って、相手が興味ありそうな話題を振ったり、興味ありそうなことを察知して相手の言葉を引き出したり。みんな楽しく話したいですから。

あともう一つ大事なのは沈黙を怖がらないこと。ちょっと沈黙ができると焦って話して早口になっちゃいますが、堂々と余裕を持って、少し声のトーンを落としてゆっくり話すといいと思います。私、余裕は色気に通じると思っているんですが、これによりいい人に色気がプラスされて単なるいい人にならない。これってすごく大事だと思います。

――本命を作りながらも、多くの人にモテるために動いている人もいましたが、アオイさんは誰か1人の人を落とすということを意識していましたか？

私は、けいしくんを本命にしていたのですが、2ndVOTEで落ちてしまって…。それが逆にゲームとして割り切れるようになったのでよかったです。私、好きになったらその人のことばっかりになってしまうので、みんなにモテるって難しかったような気がします（笑）。フラットでいられたからゲームに集中できたというか。

ただ戦略的な部分は考えてもムダだと思ったので、あくまでも人間性だけで勝負していた感じです。それが人に寄りそうということなんで。気になる人の本命票はもらいたいと思いつつも、みんなの1票をもらうという考えでした。なのでムダになるかもしれないけれど、2ショットになっている人に声をかけてたくさん話をしたりして。そうしたらありがたいことにクイーンにしてもらえたという感じです。

――常に上位にいた印象でしたが、ピンチと感じた瞬間はありましたか？

2ndVOTEで4位になったときですね。その前に、ひろき主宰のパーティー（#3）に誘われなくて。正直、呼ばれるでしょと行く気満々だったんですよ。なんなら、どのドレスを着ようかな～と思ってたぐらいで。でも呼ばれず「えっ」となって。だから誰とも進展せずよくない順位になって。やっぱりイベントには参加していないと厳しいんだとそのときに気づきました。

――アオイさんといえば、プールパーティー（#2）での逆ハーレム状態が印象的でしたが。

MCの方々からも「高貴な遊び」とツッコんでいただいて。本当に面白かったです。番組になって改めて自分たちを見るのは楽しいですね。当事者とは違ってこういう風に思われるのかと発見があったり。私にとってあのプールはそこまですごい光景だとは思わなかったのですが、映像だとなかなかでした（笑）。

――今回参加して、男性の“モテテク”で気になったのはありましたか？

やっぱりギャップがある人は強いと思いました。今回だと、年下組のいっせいくんとかけいしくん。いっせいくんは、みんなでいるときはやんちゃでイジられキャラだけど、2人の時は自分の考えを持っていてすごく落ち着いていて…。リラックスする空間を作ってくれるんですよ。けいしくんは顔がキレイなので勘違いされやすい部分も多いと思うのですが、無邪気でいい意味で少年っぽさがあって。ギャップってなかなか自分で作れない分、目が離せなくなってしまいます。

――キングになったありさんもギャップがあるタイプでしたね。

行動がたまに謎でしたよね（笑）。トルコ相撲（#3）のときにはお腹にネコの絵を描いていてどういうこと？みたいな感じになって。でもそのちょっと不思議な一面はやっぱり魅力的というか、気になる存在になるなと思いました。ありくんは自分で“沼男子”と言っていたのですが、本当にその通りで。宿泊デート(#7)では2人きりになりましたが、はっきりしないんですよ。好きだとは言われるけど一番とかは言わなくてぼかすというか。決定的な言葉がないから気になってしまう。沼ってしまう人の気持ちは分かりました（笑）。

――改めてこの番組に参加していかがでしたか？

普通では経験できないことができたような気がします。モテるために必要なことは何なのか…、今のところは“人間力”と思っていますが、これというはっきりとした答えは出なかったので、まだまだ考えていこうかなと思っています。そしてこの旅ですごく大事な仲間と出会えたのが、私にとってすごく大きなことでした。カッパドキアでの気球グループデート（#5）では、このメンバーで気球に乗れているという奇跡に涙してしまって。本当にみんなありがとうという思いでいっぱいでした。最高の旅だったと思います。

取材・文＝玉置晴子

「ABEMA」では「ラブパワーキングダム〜恋愛強者選挙〜」を全話見逃し配信中。公式YouTubeでは、本編では放送されなかった未公開映像も公開中。