米津玄師のプロフィール
米津 玄師(よねづ・けんし)
生年月日:1991年3月10日
出身:徳島県
■来歴
・デビュー前
小学校5年生の時にインターネットを利用して、当時WEB上で流行っていたFLASHアニメーションを視聴した際に音楽に対する意識が変わる。その後、中学2年生の終わり頃からMTRを使用してオリジナル曲を製作する。「late rabbit edda」というバンドを結成し、2008年には、10代限定ロックフェス第一回「閃光ライオット」に応募し、一次審査(デモテープ音源)を通過するが、二次審査(スタジオ審査)で落選。また、閃光ライオットを企画するTOKYO FMのラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』を放送当初から聴いていて、ラジオの公式サイト内の掲示板にも書き込みをしていたと述べている。
その後は徳島県の徳島商業高校を卒業し、大阪の美術専門学校に通いながらバンド活動を行う。この時はベースとボーカル担当だった。自身を個人主義的な人間で人と一緒にものを作ることができず、そのためバンドでは上手く行かなかったと述べている。パソコンの新調を機にDTMを始め、2008年より「ハチ」という名義で約30曲程度の本人歌唱のオリジナル曲を「ニコニコ動画」などに投稿したが、しばらくの後全て削除した。理由として「自分が影響を受けたものの色がものすごく濃く出ていた」「聴くと納得がいかないことが多くてすごく恥ずかしくなってきた」などを挙げている。
2009年5月より、合成音声VOCALOIDの初音ミクとGUMIを用いて、再び「ニコニコ動画」へオリジナル楽曲の投稿を開始する。後に、「マトリョシカ」「パンダヒーロー」等のミリオン再生を越えるヒット曲を数多く生み出し、サイト上での総再生数は2,000万回を超えた。またこの時期に自身のブログ「電子帖八番街(当時の名称)」で「WebMoney Award 2009」の「enjoy. Award 2009 ダイヤモンド賞」を受賞。
2012年5月16日、 「BALLOOM」より1stアルバム『diorama』をリリース。収録曲全てにおいて、自ら作詞作曲したものを自身の声で歌唱している。これは、VOCALOIDを用いた楽曲のクリエイター「ハチ」として成功した米津の「VOCALOIDを隠れ蓑にしたくないから」という考えによるものである。
・2013年
5月29日、ユニバーサルシグマから1stシングル『サンタマリア』を発売し、メジャーソロデビューした。自身はメジャーで活動する必然性は感じていなかったというが、メジャーレーベルからのリリースを行ったのは、それまで自分一人で作品を作っていたことに対し「自分が作る音楽にちゃんと理解があって、同じ熱量で同じ方向を見てくれる人とモノを作るっていうのが一番正しい姿」という考えからで、たまたまそれに該当する人がメジャーにいたからである。
6月より、ROCKIN'ON JAPANにて『かいじゅうずかん』と題した架空のかいじゅうのイラストを描き、特性などを紹介するという連載を開始。
10月23日、2ndシングル『MAD HEAD LOVE / ポッピンアパシー』をリリース。この時点では、ライブ、コンサート活動は一切行っていなかったが、「いずれやりたいなと思っていました」と語っている。その後、2014年6月に初ライブを行った(ただし、2014年5月にシークレットでライブを行っている)。
10月28日、2011年に投稿された「パンダヒーロー」以来、2年9ヶ月ぶりに「ニコニコ動画」および
「YouTube」へVOCALOIDを用いた楽曲『ドーナツホールを投稿した。同楽曲は打ち込みではなく生のバンドサウンドによるものである。
・2014年
4月23日、『diorama』以来およそ2年ぶりとなる2ndアルバム『YANKEE』をリリース。収録曲「アイネクライネ」は東京メトロのCMソングとなった。また、リリースを記念して初のワンマンライブを6月に一夜限りで開催。12月には東京・大阪・福岡で「LIVE 帰りの会・続編」を開催。
12月、『iTunes Store BEST OF 2014 今年のベスト』というiTunesにおける年間ランキングにおいて『ベストアルバム』として2ndアルバム『YANKEE』が選ばれる。
・2015年
1月14日、3rdシングル『Flowerwall』をリリース。表題曲はニコン「D5500」のCMソングとなった。
4月1日から28日、7会場10公演のワンマンツアー「米津玄師 2015 TOUR / 花ゆり落ちる」を開催。
8月、自身初となる夏フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO」「MONSTER baSH 2015」「SWEET LOVE SHOWER 2015」に出演。
9月2日、4thシングル『アンビリーバーズ』をリリース。表題曲はMIZUNO「WAVE ENIGMA 5」のCMソングとなった。10月7日、3rdアルバム『Bremen』をリリース。
11月2日、大阪・なんばHatchで行われたライブイベント「JAPAN CIRCUIT vol.54 WEST~山崎死闘編~」に出演。
11月4日、RADWIMPSのツアー「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」のZepp Tokyo公演に出演。自身のTwitterで、RADWIMPSについて「高校生のときから聴いてるんだけど、そんなバンドと今になって同じステージに立てるっていうのはとても感慨深いし嬉しいです」と語っている。
・2016年
1月9日から2月12日、ワンマンツアー「米津玄師 2016 TOUR / 音楽隊」を開催。
1月22日、3rdアルバム『Bremen』のバンドスコア『米津玄師『Bremen』SCORE BOOK』と、ピアノスコア『米津玄師 COLLECTION -PIANO SCORE-』同時発売。
3月19日、3rdアルバム『Bremen』収録曲「メトロノーム」のミュージックビデオが「徳島国際短編映画祭」にて上映。
9月28日、約1年半ぶりとなる両A面シングル「LOSER / ナンバーナイン」を、ソニー・ミュージックレコーズからリリース。
10月15日、ゲストボーカルとして参加し、作詞も担当した、中田ヤスタカの楽曲「NANIMONO (feat. 米津玄師)」が主題歌である映画『何者』公開。
11月23日から12月8日、ワンマンツアー「米津玄師 2016 TOUR / はうる」を開催。
12月8日、NHK総合テレビジョンで10月から放送中のテレビアニメ『3月のライオン』のエンディングテーマとして2017年1月7日(土)放送回から使用される新曲「orion」を提供することを、同日のツアー内で発表した。
・2017年
2月15日に6thシングル『orion』リリース。
6月21日、7thシングル『ピースサイン』をリリース。表題曲は読売テレビ系アニメ『僕のヒーローアカデミア』第2期第1クールのオープニングテーマに提供された。
8月16日、自身が作詞・作曲・楽曲プロデュース・ボーカルとして参加したDAOKOの3rdシングル『打上花火』がリリースされた。また、18日から公開した劇場アニメ『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌に同曲が使用された。
11月1日、前作『Bremen』から約2年1ヶ月振りに4thアルバム『BOOTLEG』をリリース。アルバムリリースはソニーミュージック移籍後初となる。また、4thアルバムリリース日の11月1日から12月24日にかけて、大阪フェスティバルホールでの公演を皮切りにワンマンツアー「米津玄師 2017 TOUR / Fogbound」を開催[27]。
・2018年
1月9日・10日、ライブツアー「米津玄師 2017 TOUR / Fogbound」の追加公演として、日本武道館にてワンマンライブ「米津玄師 2018 LIVE / Fogbound」を開催。
■ディスコグラフィ
・シングル
1st 2013年5月29日 サンタマリア
2nd 2013年10月23日 MAD HEAD LOVE / ポッピンアパシー
3rd 2015年1月14日 Flowerwall
4th 2015年9月2日 アンビリーバーズ
5th 2016年9月28日 LOSER / ナンバーナイン
6th 2017年2月15日 orion
7th 2017年6月21日 ピースサイン
・アルバム
1st 2012年5月16日 diorama
2nd 2014年4月23日 YANKEE
3rd 2015年10月7日 Bremen
4th 2017年11月1日 BOOTLEG
・復刻リイシュー
2013年10月23日 花束と水葬 / OFFICIAL ORANGE
2017年7月5日 diorama
・未発表曲
降る朝
2011年3月16日の自身のブログにて歌詞だけ公開されている(降る朝)。その後、2012年5月に発売した『diorama』のトラック1に「街」としてリメイクされて収録されている。
あなたは醜い
2012年8月29日、自身のSoundCloudアカウントで公開されたアコースティックギターによる弾き語りの一発録り。「あなたは醜い それでもあなたを 私は愛したい」というメッセージを歌い上げている[31]。現在は音源は削除されているが、歌詞のみ本人の公式ブログに残っている(あなたは醜い)。
drawing song
「あなたは醜い」同様、SoundCloudアカウントで公開された音源。現在は削除されている。
※毎月末恒例の本人によるTwitCastingの生放送では定期的にアコースティックギター弾き語りによる未発表の新曲も披露される。
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