憧れのインフルエンサーとの出会いは天国か地獄か…不穏な導入に「怖くて続きが読めない」【漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、サイコミにて連載中で4月30日には第1巻が発売されるをのひなおさんの『パーフェクトグリッター』をピックアップ。

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2024年11月17日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、18万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、をのひなおさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

憧れのインフルエンサーとの出会いは、女の子をどんな運命に導くのか…

高校時代は保健室登校が多く、友達がいないまま大人になったモモは郊外の実家に住みながら、SNSに投稿した自撮り写真に寄せられる少ない“いいね”を糧に漫然と生きる日々を過ごしていた。そんな色を失った毎日を送るモモにある日、驚きの出来事が訪れる。いつもかっこいいファッションやメイクでSNSに写真を投稿しているインフルエンサーであり、モモの憧れの女の子・イチカが、モモのアカウントをフォローしたのだ。

大喜びしたモモがお礼のDMを送ると、すぐにイチカから返信があり二人は会うことになる。スマホの画面を通して見たままのキラキラしたイチカに舞い上がるモモ。おしゃれなお店に入り、イチカと同じお酒を頼んだモモは酔いが回ったせいもあり、世間から孤立する自分の悩みを打ち明けてしまう。そんな話を聞いてイチカに引かれてしまうかと、一瞬後悔したのだが…イチカはそれを共感し受け入れてくれたのだった。

この日を境にイチカと会うようになったモモの生活は、どんどん色づき始めた。イチカは知らない世界を見せてくれる。イチカがいれば何でもできる気がする。イチカだけいればいい。そう思っていたのに――。

イチカに出会い、完璧な世界になったと思ったモモの人生はこれから驚きの展開が訪れる。憧れの存在との出会いが待つ先は天国か地獄か…。読者からは「最後どうなるんだろ」「導入部が不穏すぎて、怖くて続きが読めない」などの反響が寄せられている。

作者・をのひなおさん「モモというキャラの予測不能な動きを楽しんでもらえたら」

――『パーフェクト グリッター』を創作したきっかけや理由などをお教えください。

前作では『明日、私は誰かのカノジョ』という作品を描いたのですが、新作に取りかかる際、担当編集さんとの打ち合わせの中で「前作と重ならないような新しい要素を入れていこう」という話になりました。そうして、第1話とその後の物語の流れが少しずつ形になっていきました。

――第1話をご投稿したX(2024年11月17日のご投稿)には、18万以上もの「いいね」や多くのコメントが集まっていますが、反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。

多くの方にご反応をいただき嬉しく思っています。前作をご覧くださった読者の方々にも気付いていただけて光栄です。

――コメントの中には「女の子可愛くて最高」「ウルフの子服装も髪型も最強」など、登場人物のデザインを称賛する声も多く寄せられていました。メイクや服装、髪型など、魅力的な女性を描く際に意識していることをお教えください。

インスタグラムなどのSNSを参考に作画をしています。このキャラだったらこういう服を着そうだなということを意識して描いています。

――今回ご紹介させていただいている第1話は続きが気になる衝撃の展開で終わっていますが、2話目以降の見どころや注目してほしいポイントをお聞かせいただけますでしょうか。

モモというキャラの予測不能な動きを楽しんでもらえたらと思います。

――今後の展望・目標をお教えください。

メディアミックスがひとつの夢です。そして何より、最後までしっかり描き切ることが目標です。

――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。

前作とはまた違ったテイストの物語になりますが、楽しんでいただけるよう、誠心誠意取り組んでまいります。4月30日から単行本1巻も発売されるのでぜひ手に取っていただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いします！