朝倉未来選手「RIZIN男祭り」鈴木千裕選手戦への思いを語る「負ける覚悟で行きますよ」

2025.04.28 16:00

5月4日(日)に東京ドームで開催される「RIZIN男祭り」(ABEMA PPVにて全試合生中継)にともない、「RIZIN男祭り」をより楽しむことができるABEMAオリジナル特番「榊原社長に呼び出されました」が4月26日に放送された。「RIZIN男祭り合同公開練習」の直後、RIZIN CEOの榊原信行が、本大会の注目選手である朝倉未来選手、鈴木千裕選手、クレベル・コイケ選手を呼び出して、選手たちのふだん見ることができない素顔や本音を引き出した。

約9か月ぶりのリングとなる朝倉未来選手

まず、約9か月ぶりにリングへ戻ることを決意した朝倉選手へ、現在の心境は？という質問をすると、朝倉選手は「いつでもできますよ。今からでもやれるし、覚悟決まっているので」と返答する。

番組内では、その朝倉選手とともにRIZINフェザー級のこれまでの数々の激戦ををふり返る特別映像が公開されると、朝倉選手は「いちばん最初の試合前はプレッシャーがすごくて。いまのBreakingDownの選手みたいに簡単に出られる大会ではないので。RIZINに出られるのはすごいことだったし。なおかつ、弟(海選手)が2連勝してたんですよ。それより10倍強い兄貴が来た！みたいなあおりVTR出されて(笑)。ここで負けたらもうRIZINは出られないと思った」とデビュー当時のプレッシャーを明かす。

さらに、朝倉選手は「試合前、すごくプレッシャーを感じて緊張していた時に、RIZIN関係者の人が来て『社長が、おもしろい試合をしたら、負けてもまた使うからって言ってる』と言われて、気が楽になりました。やってやろうと思えた。結果勝つことができたので、そのひと言はありがたかった」と榊原とのエピソードをふり返る。

また、対戦相手の鈴木選手について、朝倉選手は「鈴木選手の対策は正直、しっかりやってきました」と答え、試合に向けても「負ける覚悟で行きますよ。世間の評価なんかもう下がってるので、これ以上、下がることはないし、慎重に戦いにいくことなく、練習してきたものをだしていきます。レスリングや寝技の展開になった時に、俺がどれだけ強いかみんな知るんじゃないですか」と答えた。

番組の後半には

番組の後半には、朝倉選手の対戦相手である鈴木選手と、本大会でタイトルマッチに挑むクレベル・コイケ選手が登場し、朝倉選手同様、体調万全と答えた鈴木選手は、試合に向けて「今はキックとMMAとバランスよく練習はしています。打ち合いの練習に力は入れてますね。(朝倉選手の)ストロングポイントはわかっているので、どう対策するかはありますけど、あとは本能で戦います」とコメントする。

また、鈴木選手と一緒にボンサイ柔術の練習を行ったクレベル選手は、「僕はもう36歳で、いつ引退になるかわからないけど、彼はまだ25歳。日本でいちばんポテンシャルの高い選手は鈴木選手だから、前に榊原さんにも話はしたけど、彼のためならなんでも教えてあげたいと思っている」と改めて鈴木選手の強さを語るが、先日のダウトベック戦については、「ダウトベックに負けた時、僕はちょっと怒った。なんで寝技にいかないの？　教えたのに～」と鈴木選手に伝えると、鈴木選手は笑顔で「ごめんなさい～」と答えていた。