4月29日(火)放送の「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」第5話では、多部未華子“詩穂”が娘の人生経験の乏しさについて悩みを募らせる

多部未華子“詩穂”、子どもの習い事をめぐりディーン・フジオカ“中谷”に憤慨「正しさを押し付けないで」＜対岸の家事＞

2025.04.28 13:30

多部未華子が主演を務める火曜ドラマ「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第5話が、4月29日(火)に放送される。

家事という“終わりなき仕事”がテーマの新たなお仕事ドラマ

本作は、2019年にドラマ化もされた「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)で知られる朱野帰子の小説をドラマ化。専業主婦になることを選んだ女性・村上詩穂(多部)が、ひょんなことから働くママや育休中のエリート官僚パパなど“対岸にいる人たち”と出会い、交流していく姿を描く。

詩穂は働くママが主流となった昼間の街でなかなか自分と同じような主婦仲間を見つけられず、「…あれ、今日もまた誰ともしゃべってない!?」とちょっぴり焦りを感じる日々を送っていた。そんな中、詩穂は立場は違えど同じように“家事”にまつわるさまざまな問題を抱える人たちと出会い、関わっていくことに。

今やどんな立場であっても生きていく以上は誰かがやらなければいけない“家事”という仕事。「実はみんな同じように毎日の家事に泣いたり悩んだりしているんだ」とホッとしてクスッと笑える、“家事”という終わりなき仕事をテーマにした新たなお仕事ドラマとなっている。

脇を固める豪華俳優陣と子役キャストたち

主人公である専業主婦・村上詩穂を多部が演じるほか、仕事と育児の両立に奮闘する“働くママ”長野礼子役を江口のりこ、厚生労働省の官僚で育休中の“エリート官僚パパ”中谷達也役をディーン・フジオカ、家族思いで優しい詩穂の夫・村上虎朗役を一ノ瀬ワタルが演じる。

さらに、外資系企業で働き海外に単身赴任中の中谷の妻・中谷樹里役の島袋寛子、詩穂のかかりつけ小児科医の妻・蔦村晶子役の田辺桃子、礼子の会社の後輩・今井尚記役の松本怜生、家事も育児も任せっきりな礼子の夫・長野量平役の川西賢志郎、詩穂が心を許す専業主婦の先輩・坂上知美役の田中美佐子、詩穂と絶縁状態の父・岡田純也役の緒形直人といったキャストが物語を盛り上げていく。

そして、本作における重要な存在である各家庭の子供たちは、詩穂と虎朗の2歳になる一人娘・村上苺役を永井花奈、礼子と量平の子供である長野篤正役を寿昌磨、長野星夏役を吉玉帆花、達也と樹里の一人娘・中谷佳恋役を五十嵐美桜が務める。子供たちがドラマ内でどんな表情を見せるのかにも注目が集まっている。

「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」第5話あらすじ

第5話では――

詩穂(多部未華子)と苺(永井花奈)は、佳恋(五十嵐美桜)に習い事をさせようとはりきる中谷(ディーン・フジオカ)に誘われ、英語の体験教室に行くことに。「日本語もまだ話せないのに早すぎる！」と乗り気でない詩穂をよそに、中谷は「“体験”は親から子へ贈る武器」だと、幼いころからなるべく多くのことをやらせるべき理由を力説する。

そんなある日、詩穂は礼子(江口のりこ)に誘われ、長野家と村上家でグランピングへ行くことに。さらに帰国中の妻・樹里(島袋寛子)を連れた中谷と佳恋も加わり、図らずも3家族が一堂に会する。バーベキューをそれぞれが楽しむ中、礼子は家では家事を手伝わない夫・量平(川西賢志郎)が外面よくテキパキと働く姿に釈然としない思いを抱いていた。

一方、詩穂は普段なかなか接することのない同年代の子どもたちと遊ぶことで、新しい言葉を覚えたりと楽しそうな苺を目の当たりにする。その様子に、「自分が専業主婦として日々苺と二人きりで過ごしているせいで、苺から“体験”の機会を奪っているのではないか」と、過去の自分と苺を重ね悩み始める…。

――という物語が描かれる。

予告映像にも注目！

番組公式HPや公式Xなどで見ることができる予告動画では、詩穂と中谷が娘を英語の体験教室に連れて行く場面からスタート。佳恋の様子を見かねた中谷が、思わず「集中！」と声をかける姿は“中谷らしさ”があふれていてほほ笑ましい。そこから、「経験が少ない子は、不利になるってことですか？」と尋ねる詩穂に、中谷は「甘い。子どもたちの将来がかかってます」と言い放つ。

そして、3家族が集結したグランピングのシーンでは、「イエ～イ！」とノリノリの虎朗に、サングラスを外しながら「いつもたっちゃんがお世話になってま～す」とどこか華やかな振る舞いを見せる樹里など、普段とは違ったそれぞれの様子も興味深い。

そんな中、「中谷さんの正しさを、こっちに押し付けないでください」と憤り席を外す詩穂や、量平に「何でいつも他人事なの？」と怒りをあらわにする礼子、さらには前回から登場した怪しげな女性(織田梨沙)が、鋭い目つきで何かを撮影する様子などが映し出されていく。

そして動画は、「Strike while the iron is hot.」(鉄は熱いうちに打て)と流暢な発音で告げた中谷に、「え？あ、あ、はい…」と困惑する詩穂のかわいらしいシーンで幕を閉じる。詩穂と中谷のコンビネーションも、段々と仕上がってきているようだ。

「親が子どもにどれだけの体験をさせてあげられるか」が一つのテーマとなりそうな今回。面接の際などに必ず問われる「学生時代力を入れてきたこと」というエピソードトークで苦労した経験がある人ほど、その重みは痛感するもの。そこに詩穂がどんな答えを導き出すのか気になるところだ。

「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」第4話は、4月22日(火)夜10:00よりTBS系にて放送。