

【インタビュー】SKE48鎌田菜月の初写真集『やさしい日差し』は「一人の自分として撮ってもらえました」
SKE48の人気メンバーとして活躍する6期生の鎌田菜月が、1st写真集『やさしい日差し』を4月18日にリリース。「アイドルとして形に残るものを作りたかった」という彼女にとって自信作に仕上がっているようだ。
本サイトでは今回、鎌田本人にインタビュー取材を敢行。インドネシア・バリでのロケ撮影に関するエピソードや、写真集リリースに至る経緯などについて話を聞いた。
【プロフィール】
かまた・なつき 1996年8月29日生まれ、愛知県出身。
2012年11月、SKE48の6期生としてグループ加入。2018年1月、SKE48 22ndシングル『無意識の色』にて初の選抜入りを果たす。漫画・アニメ、活字、歴史、将棋など、趣味を活かした仕事も多く、幅広く活動中。

◆衣装の系統がけっこうバラバラなところは面白いかな
――写真集『やさしい日差し』の発売、おめでとうございます! 発売前に十数枚の先行カットが公開されましたが、ファンからの反響はいかがでしたか。
鎌田菜月 写真集のリリースが発表されたとき、和風なイメージを想像されたファンの方が多かったんです。だからバリ島での撮影と分かったときには「海外なの!?」「びっくりした!」「お日様さんさんだ」という声が多かったですね。先行カットには、これはファンの方が好きそうだなと思って選んだカットもあって、それを好きって言ってもらえた時は「よっしゃ!」って思いました(笑)
――それはちなみにどのカットですか。
鎌田 水着で髪の毛を三つ編みにしているカットです。ヘアメイクさんが編んでくださっている時に「これファンの人、好きそうだよね」って話をしながらだったので、その通りの反応がうれしかったです。
――鎌田さん的に三つ編みはレアっていうことでしょうか。
鎌田 直毛なので、三つ編みにするとステージでほどけたり、髪飾りが飛んでいったりしちゃうので、三つ編みにするのはグラビア撮影の時だけ。それが予想以上に喜んでもらえたので、良かったなって思いました。
――髪型に加えて今回の写真集では、これまで着たことがないという真っ赤なランジェリーなど新しいものにも挑戦しています。衣装にはどれぐらい自分の意見が反映されていますか。
鎌田 ロケ地がまさかのバリ島だとは思っておらず、自分で見せたいものややりたいことの想像がつかなさ過ぎて…(苦笑)。だからスタイリストさんにご用意いただいた中から選ぶ形になりました。そのとき、めっちゃオレンジ色の水着を着せてもらったんです。私は寒色系の衣装が多く、ステージ衣装でオレンジ色が回ってくることもないんですけど、今回はそんな色を着せてもらえたり、いろんな一面を見せられるんだと嬉しかったです。
――ドーナツを手にしているカットもお気に入りだとか。
鎌田 このカットではまず、ジーンズを履きたいとお願いしたんです。ドーナツはスタッフさんが現地のスーパーで買ってきてくださって、せっかくだから手に持ちましょうってなりました。最後はちゃんと食べましたよ!
――それらのオススメカットも含めて、鎌田さんとしては今回の写真集でどんなところをアピールしたかったんでしょうか。
鎌田 衣装の系統がけっこうバラバラなところは面白いかなって思っています。私はあくまでアイドルとして写真集を出したかったので、内容も王道にしようと決めていて、その意味ではすごく王道な写真集になっています。

◆いまもめっちゃ変わらずマイペースです
――裏表紙での衣装はご自分で「スイカ水着」と呼んでいますが、背中やヒップを向けたバックショットには自信ありますか。
鎌田 自分ではあまり意識していなかったんですが、女性のヘアメイクさんが「後ろ姿がスゴい!」っておっしゃってくださって、すごく嬉しかったです。長年アイドルとして身体を動かし続けているからだと思うんですが、皆さんが思っているより筋肉がついているんです。
――たしかに趣味(二次元、将棋、歴史)からはインドアなタイプだと思われがちですよね。
鎌田 たしかにそうかなって思います。だから裏表紙のカットもそうですし、ランジェリーカットでもけっこう背中をアピールしているので、女性の方が見ても綺麗だと思ってもらえそう。
――インドアな印象が強いなか、バリでの撮影は意外というファンも多かったようですが。そのバリでどんな自分を表現されたかったんでしょうか。
鎌田 アイドルを続けていると「表情管理」っていう言葉もありますし、自分がこう見られたいという表情を作りがち。可愛い顔ならこの画角が盛れる、カッコいい顔ならこっちのほうがそう見えるかなとか、アイドルはみんな自分の角度を持っているんです。でも今回の写真集ではそういう考えはなしにして、一人の自分として撮ってもらえたらいいなと思いました。
――2014年のインタビューでは「10年後の自分に何を言いたいですか」との質問に、「変わらずマイペースでやっていますか?」と答えていました。実際、10年が経ったいま、いかがですか。
鎌田 めっちゃ変わらずマイペースです。当時から「どうにかなる」ってずっと言ってましたし、今もマイペースでやっています。眠くなったら寝るというのも変わっていません(笑)
――そのマイペースな鎌田さんが今ではすっかり大人になり、写真集でもいろいろと大胆な衣装やポーズに挑戦しています。自分では成長したという実感はありますか。
鎌田 もう10年経ったので、大人にはなりました。ただ、自分が思っていた28歳よりはまだ子供なのかなとも思うところもあります
――まだ子供かなと感じる部分とは、たとえば。
鎌田 SKE48には中学生から私まで幅広い年齢層のメンバーがいて、ずっと女子校にいるみたいな感覚。この前も遠征先のホテルでみんなゲラゲラ笑っていたり、ベッドの上で踊ってみたりとか、そういうのは一生青春だなって感じます。
――10年間ずっと青春を続けていられるって素晴らしいことですよね。
鎌田 本当に良い環境にいると思います!

◆表紙のカットは最終的に一番噛み合った着地点
――2012年にSKE48に加入されて、2025年に写真集がリリースできたことへの印象は。
鎌田 自分が写真集を出せるとは思っていなかったんです。「目標」と「夢」は別のものだと思っていて、目標は自分の目の前にある、たとえばこのダンスをいついつまでに覚えるといったもの。それとは別に夢というのは漠然とあれやってみたいなとか、いつかこうなったらいいなと思っていたことが叶うっていうもの。これまでのアイドル人生でも「写真集をいつか出したい」という話はしていましたが、それは目標ではなく夢だったので、出せないから不安ということはなかったです。
――その「夢」だった写真集のオファーが来た時の第一印象は。
鎌田 家でごろごろしているときにメールで教えていただいたんですが、最初は「何ごと?」って思って、寝ぼけているのかなって思いました(笑)
――写真集を出せるなら、こんな内容にしたいといったプランはお持ちだったんでしょうか。
鎌田 これまで他のメンバーの写真集を見たとき、このカットが素敵だなとは思っても、それを自分に置き換えるってことが基本なくて…。自分に置き換えて考えることができないんです。だから具体的なイメージを考えるのが一番大変な作業でした。
――ロケ地はインドネシアのバリ島になりました。
鎌田 MVを海外で撮ったことは何回かありますが、グラビアなどの写真撮影は初めて。「バリで撮る」と聞いたときにはまず、「バリってどこだっけ?」って思いました(笑)。南国だとは知っていましたが、時差が1時間しかないことにびっくり。あらためてスマホで調べてみたらすごく綺麗な景色がたくさん出てきて、ここで撮影できるんだって嬉しくなりました!
――現地に到着されたときの印象を教えてください。
鎌田 撮影は昨年の11月で、日本がけっこう寒いときだったので、バリに着いたらすごく暖かくて最高でした。私、寒いのが本当に苦手で、時期的には雪国での撮影もあり得たし、それだと絶対に風邪ひいちゃうなって思ってたんです。それがバリは26℃くらいで湿度も33パーセントとか。カラッとしてて、もう最高でした。しかもプールが大好きなので、撮影でいっぱいプールに入れたのもすごい楽しかったです。
――撮影現場での様子はどうでしたか。
鎌田 アイドルを10年やっているので、現場での空気づくりやコミュニケーションも大体わかっているんですが、今回はあえて人見知りのままで行きました。だからカメラマンさんも最初のうちは驚いていたかも(笑)。でもすぐにハシャいでましたし、楽しかったです!
――表紙は見つめた感じの笑顔ではないカットですが、これもご自身で選んだんですよね。
鎌田 衣装としては2着目になりますが、この水着を着て撮影しているときに、スタッフのみなさんも「これ表紙だね」っておっしゃってくださいました。ロケーションの良さも含めて、もうこれが表紙になるんじゃないかって思いながら撮っていました。
――衣装とシチュエーションに加えて、あえてこの表情を選ばれた理由は。
鎌田 ほかの候補には上目遣いや笑顔のカットもあって、表情にはすごく悩みました。タイトルが『やさしい日差し』に決まり、最終的に一番噛み合った着地点がここかなって。笑顔も良かったんですが、ちょっと大人っぽくもしたかったし、自分のペンライトカラーということもあって、このカットを選びました。
――今回の写真集は女性ファンの方にも見ていただきたいでしょうし、女性の方にはここに注目してもらいたいという部分を教えてください。
鎌田 髪型がけっこう可愛くできていると思います。写真集だとストレートヘアとかシンプルな髪型が多くなりがちなんですけど、ヘアメイクさんがいろいろと工夫してくださいました。
――ヘアメイクさんはおなじみの方でしたか。
鎌田 ステージメイクでもお世話になっている方で、ふだんからいろんな角度で私の顔を見てらっしゃるんです。今回は「これが似合うよ」って、ふだんはやらないデコ出しに挑戦したり、ヘアアレンジも編み込みにしてくださったり。メイク自体もいつものステージとはちょっと変えたりしています。
あと写真集ならではだと思いますが、かなり寄りで撮ってもらったカットも多いので、リップの色にもこだわってみたりと女性ならではの見どころも多く、見ていて楽しいと思います。
――見る人の性別や年齢によって受ける印象も違ってきそうです。
鎌田 そうだと思いますね。だからいろんな方からの感想を聞くのが楽しみですね。ぜひみなさんのお気に入りカットを教えてもらえたら嬉しいです!
(取材:編集部/撮影:Issey Nakanishi)

【限定特典付き写真集お渡し会】
5月24日 東京・HMV&BOOKS SHIBUYA
5月31日 愛知・星野書店近鉄パッセ店
6月1日 大阪・「TSUTAYA EBISUBASHI」

【書誌情報】
『SKE48 鎌田菜月 1st写真集 やさしい日差し』
著者:鎌田菜月
撮影:田中智久
定価:本体 3000 円+税
仕様:A4/128 ページ
ISBN:978-4-04-738214-5
発行:株式会社 KADOKAWA
発売中
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