教師に一目ぼれした生徒の健気で一途な恋に「健気にがんばる様子が応援したくなる！」の声【漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、あさ稲さんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「こっち見てよ、先生」だ。4月17日時点で5000以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。

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今作は電子雑誌『Chillche』で連載されている作品。今回は作者のあさ稲さんに制作の背景を伺った。

教師×生徒が繰り広げる禁断の恋…？

男子高校生の初 日向(うい ひゅうが)は、学校で“フリーハグ”をはじめた。

きっかけは、クラスメイトの女子が失恋をした時のこと。初がハグをして慰めたら新しい恋のチャンスが訪れたのだとか。それ以降『初とハグするとモテがくる！』と広まり、男女関係なく初とのフリーハグが流行したのだ。

そこに現れたのは、美術担当の柚原 夏生(ゆがはら なつお)先生。

初は「先生もします？ハグ」と両手を広げるが、相手にしない柚原。実は、初の片想い相手は柚原で何度も告白を交わされているが変わらずにアプローチをしている。

今作は、そんな2人が繰り広げる教師と生徒のBL物語だ。

実際に漫画を読んだ人達からは「満開の笑顔が可愛い」「健気にがんばる様子が応援したくなる！」「“先生”として誠実に対応していて安心して読める」と、いった声も多くあがっている。

今回は、作者のあさ稲さんに『こっち見てよ、先生』の制作について話を伺った。

作者・あさ稲さんの創作背景とこだわり

――「こっち見てよ、先生」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

Xにあげていた落書きの子はどうですか？と担当さんが言ってくださり(こねてこねて初になるので落書きのままではないです)、そこから「この子だったらどういう人を好きになるんだろう」「ふたりの壁になる問題って何だろう」とキャラクターから物語の軸が決まっていきました。

――「こっち見てよ、先生」を描くうえでこだわっている点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか？

教師と生徒という関係なので変ないやらしさが出ないよう、でも柚原にとって記憶に残る生徒に初がなるよう会話や距離感を気を付けています。

3話で休日のラフな柚原が出てくるのですが、キャラデザを考えているときからどうしても描きたかったところなので柚原のオンオフを感じていただけたら嬉しいです！

――普段漫画を描く際にキャラクター設定やストーリー設定など、どのような所から着想を得ることが多いでしょうか？

ストーリーは自分の好きなものから１つメインテーマを決めてしまってそこから膨らませることが多いです。その時聴いていた音楽の雰囲気で浮かんだりもします。

キャラクターはふたりのバランスを見ながらとかAくんはBくんのここが好きとか、そういうポイントを見つけながら決まっていく気がします。読んでくださった方に「お似合いのふたり」と言っていただいたときはガッツポーズでした！

――あさ稲さんが漫画を描く中で大切にしていること、意識していることなど、ありますでしょうか？

セリフもモノローグもその子らしい言葉(年齢や性格)にしてあげたいなと思って、例えば高校生だったらできるだけ難しくない真っ直ぐな言葉を選ぶようにしてます。

あと、読んでいて物語以外のところに意識がそれることがないようなトーンや書きこみ、コマ割りを模索中です…。

――あさ稲さんの今後の展望や目標をお教えください。

漫画がうまくなりたい！です！笑

いろんな作品を読んで、いろんな人と話して、いろんな場所に行きたいです。漫画を描き続けていけたら幸せだなと思います。

――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします

ここまで読んでくださりありがとうございます！

たくさんの元気をいただいているおかげで『こっち見てよ、先生』を描き始めることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

このお話はじっくりゆっくり進んでいく予定なのでラブ要素は薄めかもしれません…が、可愛いふたりなので、初めましての方には「ちょっと気になるな…」と、いつも見守ってくださる方には「続きも読みたいな！」と感じていただけたら嬉しいです。

ぜひ初と柚原をよろしくお願いいたします！