内野聖陽、訓練生メンバーから“愛の深い悪魔”認定される「鬼でいてくれている」現場で人気の差し入れについても＜PJ ～航空救難団～＞

2025.04.24 20:59

4月24日(木)より放送スタートする、内野聖陽主演の木曜ドラマ「PJ ～航空救難団～」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系※初回は夜9:00-10:00の拡大スペシャル)のキャスト登壇イベントが同日行われ、内野を始め、神尾楓珠、石井杏奈、前田拳太郎、渡辺碧斗、草間リチャード敬太(Aぇ! group)、犬飼貴丈、前田旺志郎、吉川愛、眞島秀和、濱田岳、鈴木京香が出席した。

「7人の若い魂が本当に頑張ってくれています」

同作は、航空自衛隊航空救難団、通称PJ(パラレスキュージャンパー)を舞台としたテレビ朝日初となるレスキュー大作。テレビ朝日の連続ドラマで15年ぶりに主演を務める内野は、PJの隊員を育てる救難教育隊の主任教官・宇佐美誠司を演じる。

また、訓練生役として、神尾、石井、前田拳太郎、渡辺、草間、犬飼、前田旺志郎が出演。吉川は宇佐美の娘・乃木勇菜を、眞島は教官の大山順一を、濱田も同じく教官の仁科蓮を、鈴木は宇佐美の元嫁・乃木真子を演じている。

試写後のイベントとのことで、登場した内野は集まった観客へ「面白かったという方、ちょっと拍手していただけますか？」と問いかけ、会場が盛大な拍手に包まれるとうれしそうにほほ笑む。

「ここまでいろいろな苦労がありました。寒さとの戦い、筋肉痛との戦い。でも7人の若い魂が本当に頑張ってくれています」と訓練生役の俳優たちの努力を讃えつつ、「おじさん方、そして家族の人間模様など、いろいろなものを詰め込んだ、皆さんでも楽しめる作品になっていると思います」と魅力を語った。

監督からの“宿題”に、それぞれが努力を明かす

イベントでは、この機会に言っておきたい本音や撮影現場でのマル秘エピソードについて、いくつかのキーワードをもとにトークが進められた。

まず最初に「監督からの“宿題”」というキーワードが出されると、沢井仁役の神尾は「できるだけ吹き替えなしで出来るように事前に準備しました。何とか(宿題を)クリア出来たんじゃないかと思います」とコメント。

中でも、今後のストーリーで出てくる水中での訓練が過酷だったと言い「日常にないことなので…。水に対する恐怖心との戦いもあって、それを乗り越えていくのは大変でした」と振り返った。

また、女性初の選抜試験合格者・藤木さやか役の石井は「懸垂バーを買った」と自らの部屋をトレーニング仕様に模様替えしたと明かす。「小牧基地に今年女性の学生の方が入られたんですけど、その方に話を聞いて重りのベストをつけてトレーニングをしたり。なるべく自分ができることだけはやっていこうと思って」と話した。

すると内野が「懸垂0回の人もいたんですよ。ね？」と神尾の方を向いて暴露を。神尾は、内野の煽りが悔しく、それが原動力となって出来るように努力をしたと明かす。

さらに内野は「彼(犬飼)とかはベンチプレスを買って…」と、それぞれの気合の入った準備を紹介。話を振られた東海林勇気役の犬飼は「めちゃくちゃ邪魔っす(笑)。自宅に置くってことは自宅でトレーニングするということですけど、ずっと(撮影で)小牧にいるから買わなくて良かったんですよ」と告白していた。

宇佐美教官は天使？悪魔？

他にも、「宇佐美教官は天使？悪魔？」というキーワードで話を振られた、白河智樹役の前田拳太郎が「急に難しいキーワード…！」と焦ると、近藤守役の前田旺志郎は「あんまり言い過ぎたら反省があるかもしれない(笑)」と冗談を言い、石井も「やめてよ〜。連帯責任なんだから」と乗っかる。

そんな中、前田は「悪魔じゃないですかね(笑)」と回答し、理由を「教官としてやはり訓練生に厳しくしないといけないところもあり、撮影のとき、例えば腕立て伏せをやる前も、先に心拍数を上げてからと予備運動をやった方がいいと言ってくださって。そのおかげで僕らの必死な姿が映っています」と話す。

さらに「僕らも結構ギリギリの戦いでやっているので、そういう厳しさもありつつ、役作りで困っていて監督とかと本読みをさせていただいたときに、内野さんも来てくださって。3時間くらい一緒に本読みをしてくださいました。“愛深め”な悪魔です(笑)」と愛情も受け取っていることを明かした。

続く前田旺志郎は、「悪魔ですね」と即答。「予備運動を追加されるとき、正直『くっそ、何でやねん』と思うんですよ。でも悔しいとかそういう気持ちが、結局プラスの方に消化されるので…。ある種嫌われ役に徹してくれているというか、鬼でいてくれているみたいなところはあると思います」と内野演じる宇佐美教官への思いを語った。

「仲間がいて乗り越えられました」

また、長谷部達也役の渡辺は「僕は、体の線が細いので12kg増やしました」と本格的な体づくりについて明かす。「あと、クランクイン前の訓練で、腕立ての姿勢すらまともにできないくらい追い込まれて、正直心が折れそうになりましたが、仲間がいて乗り越えられました」と、7人の同志の絆をうかがわせるコメントも。

草間も「撮影前の準備期間にやった体力向上運動がほんまにきつくて！　僕は泳げないので、これまでロケでも水に入るのを拒否ってたんです。でも潜らなあかんし、息も止めなあかんし…ガチの教官の方に追い込まれて、精神を鍛えられました」と告白した。

そんな体力勝負の現場に、石井がマッサージガンの差し入れをしたことも明らかに。前田旺志郎は「ほんまに助かってる…！」と感謝し、前田拳太郎も「一人がきついシーンを撮っていて、戻ってきたらみんながマッサージガンを当ててくれる。あれすごいうれしい」とにっこり。神尾も「涙出そうになる」と感激し、現場でのあたたかいやり取りを明かしていた。