サッカー・原口元気選手が語るW杯落選とレッズ復帰への思い…次回はフィギュアスケート・浅田真央選手が登場＜NumberTV＞

浦和レッズ・原口元気選手が、Leminoで4月24日から配信されている「NumberTV」第19話に出演。2022年カタールW杯での代表落選、古巣への復帰という決断など、初めて語るエピソードも交えながら飾らない本音を独白する。また次回、第20話にはフィギュアスケート界をけん引した浅田真央選手が登場する。

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トップアスリートたちの“挫折と復活”の物語を紹介

「NumberTV」はドコモの映像配信サービス・Leminoと、数々のアスリートのドラマを伝えてきたスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」(文藝春秋)との共同プロジェクトによって誕生した、Lemino独占配信のオリジナルドキュメンタリー番組。2024年7月25日から独占無料配信されている。

トップアスリートたちの輝かしい「現在」と、それに至るまでの「挫折」をアスリート本人が語るリアルドキュメントで、さまざまなスポーツジャンルの一流アスリートが登場。それぞれの「挫折と復活」の物語を深く掘り下げていく。

全24回の配信で、福士蒼汰が番組ナビゲーターを担当。クリープハイプの「インタビュー」がテーマソングに起用されている。

まさかの代表落選に「頭が真っ白になった」

2009年に浦和レッズのユースからトップチームへと昇格し、プロ入りを果たした原口選手。当時、クラブ史上日本人最年少となる17歳でプロ契約し、デビュー早々にゴールを決めた原口選手は、怖いもの知らずのドリブラーとして注目を集める。

2014年にはドイツのブンデスリーガへ渡り、2021年に加入したウニオン・ベルリンではインサイドハーフとしてレギュラーに定着。クラブ史上初のUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。

日本代表としては、ロシアW杯のアジア最終予選で4試合連続得点を決めるなど、チームをけん引。本戦の決勝トーナメント1回戦では強豪国のベルギーを相手に先制ゴールを奪い、その名を世界に知らしめることに。

そして、自らの集大成として臨むつもりだった2022年のカタールW杯。予選では一度も代表から外れることなく、チームの勝利に貢献。ブンデスリーガでプレーしていた原口選手にとっては、初戦がドイツに決まったこともこれ以上ないモチベーションとなり、プレーヤーとしての全てを懸ける覚悟で準備をしていた。

だが、2022年11月1日に発表された日本代表26人の中に「原口元気」の名前はなかった。自らの代表選出を疑うことのなかった原口選手はその日、ネットニュースでその事実を知る。

文字通りのサプライズ落選に、「正気でいられなかった。自信のようなものがブチっとちぎれていく感じ…。ロシア(W杯)が終わってから、努力して、努力して、本当に懸けていたので頭が真っ白になった」と振り返る原口選手。

来るべきときへ向けた覚悟の日々から一転、サッカー人生で初めて真の挫折を味わう。しかし、その後も諦めることなく、代表選手に故障選手が出た場合の緊急招集に備え、最後まで準備を怠らなかったと話す。

それでも出場がかなうことはなく、カタールW杯は終了。ブンデスリーガではシュツットガルトに移籍するもレギュラーを獲得することができず、サプライズ落選の悪夢から抜け出すことができなかったという。

そして2024年、「1番モチベーションが上がるのは何かと考え、ヨーロッパにしがみつくよりも浦和でのプレーを選んだ」と、10年ぶりに古巣・浦和レッズへ復帰。再び真紅のユニフォームに腕を通す。

「優勝に導きたい。昔のように貪欲にゴールに向かっているプレーを見せたい。でも簡単じゃないですよね。どうやったらもう一度輝けるのかを、毎日模索しながらやってます」と言い、それがかなったとき、この挫折が何だったのか分かる気がすると、原口選手は最後に笑顔を浮かべた。

まだ挫折の中にいることを包み隠さず告白し、その中でもがき苦しみながら、自身が求める本当の再起とチームの優勝を追い求める原口選手。番組では、他にも、現在の代表チームで活躍する選手たちへの思いなど、原口選手の正直な言葉を聞くことができる。

なお、「NumberTV」では第1話の冨安健洋選手、第6話の香川真司選手、第15話の中村俊輔氏といった、サッカーアスリートの他エピソードも配信されている。

第20話はフィギュアスケート・浅田真央選手

次回、5月8日(木)配信の第20話には、フィギュアスケート・浅田選手が登場。2010年のバンクーバー五輪では銀メダルを獲得し、SPとフリーで合計3度のトリプルアクセル成功でギネス記録を樹立した浅田選手。

2014年のソチ五輪では、SPでの失敗を乗り越えたフリーでの完璧な演技で感動を与え、同年の世界選手権で日本人最多となる3度目の優勝を達成。2018年からは感謝の気持ちを込めた「浅田真央サンクスツアー」を開催し、2022年からは「浅田真央アイスショーBEYOND」の全国ツアーをプロデュース。

2024年6月にはオーケストラと共演し、エアリアルやタップダンスなどを取り入れた劇場型アイスショー「Everlasting33」を開幕した浅田選手に迫っていく。