日向坂46四期生、小籔千豊のスパルタ指導で“バラエティ力”向上「それワシやないかーい！」＜もっと！日向坂になりましょう＞

日向坂46の四期生たちが様々なプロフェッショナルを目指し、毎回趣向を凝らした企画に挑戦するLeminoのオリジナルバラエティ「もっと！日向坂になりましょう」の第27回が、4月21日に配信された。第27回のテーマは「バラエティのお決まりを学びましょう」。石塚瑶季、竹内希来里、平岡海月、渡辺莉奈が“バラエティ力”の強化特訓に臨んだ。(以下、ネタバレを含みます)

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渡辺たっての希望でバラエティ力を特訓

今回の企画は、メンバーの渡辺が自ら提案したという。渡辺いわく、一期生メンバーの全員卒業が近づき、冠番組の「日向坂で会いましょう」(毎週日曜深夜1:20-1:50、テレ東／Leminoで配信中)でのバラエティ力を鍛えたいとのこと。そこで講師を実力派お笑い芸人の小籔千豊が担当し、見届け人としてバラエティスキルも高い二期生の富田鈴花が登場。

四人は早速“バラエティのお決まり”の立ち居振る舞いを学んでいくことに。「メンバーのどんくさいエピソードを自分のことのように話してみる」というテクニックを小籔から聞き、平岡が「元気がないとつい神社で買った塩を体にまいてしまう」と話し始める。そこにすぐさま竹内が「それワシやないかーい！」と元気にツッコミを入れるが、小籔の反応は微妙。こんなふうにまだリアクションの“間”がぎこちないという課題を解消していきたいメンバーたち。

渡辺が「最近の面白い話」として話し始めたネタは「最近アサイーボールを食べるのが好きだが、アサイーボールのつもりでビーフシチューを買ってしまったことに帰宅してから気付いた」というもの。ここで真顔になって「…何見とんねん！」とボケようとするが、小籔いわく「まだちょっとビビッて(ボケるのが)早い」。もっと沈黙を引っ張ったほうがいいとのアドバイスを受け、渡辺はTake2、Take3と重ねていく。

笑い話を披露したものの微妙な空気感になり、自分でボケをかます…というプロセスを、笑顔から真顔になってスタジオを睥睨(へいげい)し、カメラ目線でボケまでやりきった。

小藪「本気で怒る芝居をやるくらいの勢いで演じろ」

続いて4人がやってみるのは、MCの(つまらない)長話に対し、退屈のあまり居眠りする演技から寝言でボケコメントを発するというもの。「日向坂で会いましょう」でも、MCのオードリー・春日俊彰に対しメンバーが時々やっているという。

ここでは、富田の「ミート＆グリート(お話し会)中に電波が悪くて、ファンの声がほとんど聞こえなかったけど頑張って聞き取った」という話に4人は次第に眠くなり、平岡が寝言で「悪いのは電波だけにせえ」と言う。しかしこれにも小籔から「まず富田のほうから『何寝とんねん！』とツッコまないとダメ」「先輩のエピソードで寝るのは無理がある」と容赦なく“指導”が入る。

笑顔がチャームポイントの石塚は、バラエティで積極的に立ち上がって大きくリアクションを取っているが、「その後座るタイミングがつかめない」という。小籔からは「本気で怒る芝居をやるくらいの勢いで演じろ」とのアドバイスをもらい、バラエティにも演技度胸が必要なことを学んだ。

それからも様々な局面での振る舞い方を学んでいき、終盤には4月6日にグループを卒業した前キャプテン・佐々木久美の「食リポで食べる前に『おいしい』と言う」テクニックにならって4人は卵焼きの食リポに挑む場面も。絶妙な“間”ができた竹内、満面の笑顔で笑いを取った石塚、卵焼きを食べてしまい普通の食リポになった平岡、表情と流ちょうなトークだけでいかにおいしそうに見えるかを伝えた渡辺と、四者四様のリアクションを見せた。

小籔からの細部にわたるスパルタ指導で、楽屋でのネタ集めからオンエア中の一挙手一投足まで、番組を盛り上げるためのテクニックをたっぷり会得した回になった。

◆文=大宮高史