学校では秘密の“低身長男子×高身長女子カップル”…隠れて甘酸っぱい日々を過ごす二人に「ほんわか癒される」【漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、月刊コミック電撃大王で連載中のsanorinさんが描く『僕の彼女はデッカワイイ』をピックアップ。

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2025年1月24日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、sanorinさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

低身長男子×高身長女子。真逆の個性を持つ高校生のほっこりラブコメディ

クラスで一番背が小さい男子高校生・小見普にできた初めての彼女は、クラスで一番背が高い大日方愛純。大日方はその特徴的な個性から身長に目が行きがちだが、運動神経抜群で心が広く、ひまわりみたいな笑顔が素敵な女の子だ。

そんな大日方は小見にとって自慢の彼女なのだが、「低身長の彼氏と高身長の彼女」という組み合わせは周囲からいじられる可能性が高く、大日方に嫌な思いをさせないため、二人の関係はクラスメイトには秘密にしている。そんな中でも周囲の目を盗んで手を振り合ったり下校時に一緒に帰ったり、高校生のカップルらしい甘酸っぱい日々を過ごすのだった。

しかし、作中では男子トークの中で“高身長”という理由で大日方が低評価されているのを知った小見が思わず声を荒げてしまったり、友達との会話の中で「カワイイ彼女がいる」と口を滑らせてしまったり、彼女の存在がバレてしまいそうになるヒヤヒヤ展開も…。

ほっこりする高校生カップルの日常にハラハラドキドキが散りばめられた本作には、「可愛い。甘酸っぱい。羨ましい！！！！」「可愛い2人にほんわか癒される…」などの反響が寄せられ、多くの読者を胸キュンの渦に巻き込んでいる。

作者・sanorinさん「一生懸命恋をする二人を、温かく見守り、応援していただけたら」

――『僕の彼女はデッカワイイ』を創作したきっかけや理由などをお教えください。

「デッカワイイ」という言葉が可愛いと思ったのがきっかけです。そこへ、編集さんから身長差カップルをテーマにするのはどうかという提案をいただき、創作に至りました。

――X(旧Twitter)のご投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。

正直、まさかこんなに反響があるとは思っておらず、大変驚いています。

これまで原作付きやコミカライズの作画を主に担当してきたため、オリジナル作品の制作には慣れていませんでした。そのため、あまりハードルの高い重厚な物語ではなく、ゆるい感じでチャレンジしてみたのですが、こんなにも多くの方に反応していただけるとは思っていませんでした。

いただいたコメントなどを拝見し、このゆるい感じの作品だからこそ、読者の皆様に癒しを提供できたのだと実感し、大変嬉しく思っています。

――第1話の中でsanorinさんお気に入りのシーンやセリフなどを理由と一緒にお教えください。

セリフではありませんが、下校前に他の人に気づかれないように手を振り合うシーンが特にお気に入りです。私にとって、このシーンは甘酸っぱさが際立っており、個人的に非常にキュンとします。こんな経験をしてみたい人生でした(笑)。

――2話目以降の見どころや注目してほしいポイントなどをお教えください。

本作は、いわゆる「ここが重要ポイント！ストーリーの肝！」といったような、特に注目してほしいポイントがあるわけではありません。基本的には、読者の皆様がそれぞれの視点で注目したいポイントを見つけて楽しんでいただければと思っています。

ただ、強いて言えば、身長という個性に対して、大人びた広い目線を持つことができず、自己肯定感が低めな二人が、少しずつ気持ちの変化を見せていくところに注目してほしいです。例えば、3話目で小見君が高身長目線を体験した際に、想像していたよりも感動しなかったり、自分の目線も悪くないと思えたりする場面など、二人の心の動きを丁寧に描いています。

――「すごく背が高い」という個性を持つ大日方愛純ですが、高身長の女性を魅力的に描く際に意識しているポイントやこだわっていることなどをお聞かせいただけますでしょうか。

高身長の女性の魅力を十分に表現するにはどうすれば良いのか、日々勉強中です。

――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。

本作は、ショートでゆるい雰囲気でありながら、二人が少しずつ成長していく姿も描いていきたいと思っています。一生懸命恋をする二人を、温かく見守り、応援していただけたら幸いです！