江口のりこ“恵”、メルボルンでのソロ活を「That’s Perfect！」で締めくくり＜ソロ活女子のススメ5＞

2025.04.10 12:00

江口のりこが主演を務めるドラマ「ソロ活女子のススメ5」(毎週水曜深夜1:00-1:30、テレ東系／Leminoにて先行配信、TVerにて見逃し配信)の第2話が4月9日に放送された。誕生日ソロ活としてオーストラリア・メルボルン訪れている恵(江口)。2日目は動物の保護施設やワイナリーを巡った。(以下、ネタバレを含みます)

主人公が一人時間を楽しむ活動“ソロ活”する姿を描く

同ドラマは、フリーライター・朝井麻由美氏のエッセー本「ソロ活女子のススメ」(大和書房刊)を原案に、五月女恵(江口)が積極的に一人の時間を楽しむ活動=ソロ活する姿を描くシリーズの第5弾。

恵が契約社員として働く「ダイジェスト出版」編集部のメンバーとして、上司である黒田彩子役に小林きな子、同僚・石岡洋平役に渋谷謙人、同じく同僚の青木遥役に佐々木春香が続投。ナレーションも引き続き大塚明夫が担当する。

コアラのために人類にツッコむ恵

オーストラリア・メルボルンの旅2日目。気球に乗ってメルボルンの街並みを楽しむことからスタートした。メルボルンでは、世界でも珍しい、気球が都市上空を飛ぶのだ。

気球を降り、100年超えの歴史を誇る建物にあるカフェで朝食をとってから向かったのはオーストラリアで最も古い駅、フリンダース・ストリート駅。電車に乗り、さらにバスに乗り継いで、オーストラリアにしかいない動物を保護している施設を訪れた。

そこでコアラを見ていると、日本語を話せる女性スタッフから声を掛けられる。気候変動による熱波の影響で山火事が起き、たくさんのコアラが犠牲になったという。彼女は、オーストラリアの先住民族・アボリジニには「コアラをいじめると雨が少なくなる」との伝説があり、「私たち、コアラの住む自然を壊しましたね。いじめと一緒ですよね。だから雨が降らずに山火事起こるのかもしれないと思ってしまいます」と語った。

恵は「なんともやりきれない」と思い、自戒も込めて「おい、なにやってんだ、ホモサピエンス。もっと地球大切にしてよ！」と心の中で叫んだ。

グルメ、自然、歴史…メルボルンのソロ活を堪能

次に、恵はその女性スタッフにおすすめされたワイナリーへと向かうことに。1日目にマーケットで出会った男性が、メルバーニアン(※地元民のこと)は「1人1カフェ」というくらいに好みのカフェがあると話していたが、ワインに関しても「1人1ワイナリー」好きなところがあるのだという。

ワインを試飲し、そのワイナリーやオーストラリアでワインが作られるようになった歴史も教えてもらった恵は、「ワイナリーを何軒か回ってランチを食べるのが、メルバーニアンのスタイル」ということで、好意に甘えて次のワイナリーへと送ってもらった。

そこのワイナリーは100年近く歴史がある“タイムトリップスポット”でもあった。ここでも“美食の街”にふさわしい料理が登場し、イタリアからの移民であるワイナリーを始めた人に「グレイトだぜ！」と感謝するほど堪能した。

最後は、気球からも見えた人気のビーチへ。海風にあたりながら恵は、前日に訪れた美術館で聞いて気になっていた言葉“We are all visitors to this time, this place. We are just passing through.”を調べてみる。「人はみな、この時、この場所の来訪者で、ただの通りすがり」という意味で、「なるほど、世界中の人がこう思えば、いろいろ解決しそうな気がするな」と思うのだった。

そして、海に向かって「That’s perfect！」と叫んで、旅を締めくくった。

メルボルンの街並みやグルメを通して、歴史や自然など学びの多いソロ活となった。恵が1人でツッコむ言葉に共感したり、笑ったり。シリーズ第5弾も変わらず楽しませてくれる。SNSには「メルボルン後編もよかった」「地元の人に勧められたから行くのがいいね」「言葉が沁みた」「癒しの時間だった」「私も行ってみたい」「恵のファッションもおしゃれ」などの感想が寄せられた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部