

井ノ原快彦、ファイナル撮影にあたり打ち合わせも「最後だから何ができるかなという話し合いができたのはすごく幸せ」<特捜9 final season>

井ノ原快彦が主演を務めるドラマ「特捜9 final season」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)が4月9日(水)より放送スタートする。渡瀬恒彦氏が主演を務めた「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系)からバトンを受け継ぐ形でスタートした同シリーズは、今作でファイナルを迎える。初回放送を前に座談会&囲み取材会が実施され、井ノ原を始め、共演の羽田美智子、大川武宏ゼネラルプロデューサーが登壇した。
ファイナルでは「刑事だって人間だ、というところに立ち返りたい」
スタート当時を振り返り、「当時のプロデューサーから言われたのは、事件ものではなく、刑事にも日常があるんだというところを描いていきたいと。だから、今までいわゆる刑事ものに出ていない人たちが多くキャスティングされたんだという話を聞いて。『じゃあちょっと今までやったことがないけどやってみよう』と、チャレンジしたことを覚えています」と語った井ノ原。
さらに「ワンクールの話だと思っていたんですけど、お祓いのときに神主さんが“9係シリーズ”って言ったんですよ。マネジャーと『今シリーズって言った?!』『聞いてないよ』『僕も聞いてないよ』という話をしたのを覚えていて…それが20年続いているんですよ。すごいなと思って」と話す。
「最終回はちょっと原点に戻ろうよって話でいうのであれば、やっぱり刑事のプライベート。刑事だって人間だ、というところに立ち返りたいなって話はよくしてますね」とファイナルへの思いを明かした。
企画段階のプロデューサーの打ち合わせを聞いていたという羽田
羽田は「テレ朝さんでやっていた、伊東四朗さんとの『おかしな刑事』のロケ先で食事しているところで、目の前でプロデューサーさん同士が『今度こういう若者の群像劇の刑事のものを始めて、渡瀬さんを係長にして…』って打ち合わせをなさってたんですね。そういうドラマも始まるんだ、と思って聞いて、帰ってきたら『女性刑事役ね』と言われて」とオファーされた際の裏話を告白する。
「まだ企画中の段階の話を垣間聞いていた記憶があります。打ち合わせのときにはイノッチの名前も出ていて…」と話す羽田に、井ノ原は「僕の名前も出てたんですか!」と驚きの声をあげていた。
「“こんないい子いないから”と聞いていた」
また、2人は“9係”が初共演作だったと振り返り、羽田は「共通の知り合いから『こんないい子いないから』と聞いていたので、会う前から絶対いい子に違いないと思っていて。会ったら、いたずらとかをしていてかわいいなと。渡瀬さん率いる緊張感のある現場を柔らかくしてくれていました」と、井ノ原の印象を話す。
対する井ノ原も、「僕も初めて飛び込む現場で、監督はすごいよ、渡瀬さんもすごいよって聞いていたんですけど、何がすごいのか教えてくれないんですよ、現場に入るまで。大丈夫かな?と心配になったときに、共通の友人から『羽田さんがいれば大丈夫だと思うよ』と聞いていて、現場に入ると本当にほんわかしていて。何の不安もなく始められたなという思い出があります」とお互いへの信頼感をにじませた。
「渡瀬さんに肩揉みさせてたもん」
また、“9係”の撮影について羽田は「渡瀬さん、カメラの横でずっと見てましたよね」と思い返す。これには井ノ原も「想像してみてくださいよ」と報道陣に語りかけ、「カメラ撮られてるじゃないですか。そのカメラの横にずっと渡瀬さんがいるんですよ。今の頷きはどっちかな?って」とプレッシャーを感じていたと話す。羽田も「緊張しましたよね(笑)」と大きく頷いていた。
そして、「当時、渡(哲也)さんと渡瀬さんは、初回だけはお互いちゃんと見て電話で感想を言い合っていたらしく、『兄貴から電話が来て“あの若いの、いいな”って言われたぞ』と言っていただいたのがすごく心に染みて。俺はここにいていいんだなって思えた瞬間でしたね」と思いを明かす。
すると、羽田から「(井ノ原は)特別かわいがられていたと思う。だって、渡瀬さんに肩揉みさせてたもん。唯一だよね」とリークが入る。これに井ノ原は笑いつつ「いやもう力が強い。後にも先にもあんなにツボに入ってくる人いない」と返し、笑いを誘っていた。
「最後ですよと言われてスタートできる。こんな幸せなことはない」
シリーズが終結することについて改めて井ノ原は「シリーズがこれだけ長く続いてファイナルを迎えるということは、ちょっとマイナスに捉える人がいるのかもしれないですけど、これ本当考えてほしいのが、毎年僕たちは最後だと思ってやっていて、それが20年続いて、最後ですよって言われてスタートできる。こんなに幸せなことはないですね。来年もあるかどうかはぼんやりして終わって、ないというパターンの方がきっと多い。それは、テレビ朝日さんと東映さんの愛情だなと思っています」と本音を。
「最後だから何ができるかなという話し合いができたのはすごく幸せで。本当にありがたいことだなっていうふうに思ってます」と思いを伝えた。
また、会見場にはメッセージが綴られた巨大な「#ありがとう特捜9メッセージボード」も。
視聴者からの愛にあふれた言葉を噛み締めつつ、井ノ原が「テレビは横一列で視聴者に届けるものだと僕は思っているので、木曜日が楽しくなるように、また木曜日の番組は金曜日が楽しくなるようにっていうような気持ちで、これからも届けていきたいなと思います。特捜9はこうして終わりますけれども、また次、いろんな番組が生まれてくると思います。引き続き、テレビをもっともっと元気に、これからも続いていくように、皆さん応援よろしくお願いします」と伝え、会見を締めくくった。
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