視聴者戦慄…パク・ウンビンの怪演光る“殺人妄想”“恩師めった打ち”サイコパスシーンに「リアル過ぎ！」＜ハイパーナイフ＞

2025.04.05 11:10

ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022年)のパク・ウンビン、韓国映画界をけん引する実力派ソル・ギョングが共演するオリジナルドラマシリーズ「ハイパーナイフ闇の天才外科医」の第3週(5、6話)が4月2日に配信された。初回配信開始後7日間で全世界及びアジア太平洋地域(APAC)で“2025年最も視聴された韓国発の作品”になるなどヒット中の本作。ウンビン演じる“闇の天才医師”セオクが見せる常軌を逸した言動に、視聴者からも戦慄の声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)

セオクとドッキ、共に違法手術に臨む

「ハイパーナイフ闇の天才外科医」は、かつて師弟関係にあった2人の天才医師の熾烈な対立と頭脳戦を描くメディカル心理サスペンス。

抜群のメスさばきで期待された天才外科医セオク(ウンビン)は、恩師であり指導医でもあるチェ・ドッキ(ギョング)に裏切られ、医師免許まで剥奪されてしまう。キャリアを奪われ数年後、路地裏で違法な手術を引き受けながらドッキを憎み続けるセオクのもとを、不治の病を患ったドッキが訪ねてくる。そして、セオクの腕を見込んで手術を託したい、と懇願する。

恨み抜いたかつての恩師を見殺しにするのか、救うのか――その二択の間で揺れるセオク。第5話ではセオクがこれまで手を染めてきた違法手術や殺人のせいで厳しい状況に追い詰められていく過程が、第6話ではセオクとドッキが共に違法手術を行う展開が描かれている。

強烈シーン続々「まさに怪演」

これまでも衝動に任せた奇行シーンが多かったセオクだが、第3週ではさらにエスカレート。犬小屋に火をつけかわいがっていた犬を死なせたドッキに怒り心頭、5話でドッキの乗った車に車ごと体当たりし、6話では傘でドッキを何度もめった打ち。また、ふてぶてしい態度で違法手術を持ちかけてきた違法手術のブローカー・ミン社長(ウォン・ヒョンジュン)の首をひもで締めあげるなど、その言動は危険人物そのもの。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ではチャーミングな主人公ウ・ヨンウを愛嬌たっぷりに好演したウンビンのがらりと雰囲気を変えた怪演に、視聴者からは「パク・ウンビンちゃんの演技がすごい。怒りに任せて暴れる姿がリアル過ぎ！」「セオクのサイコパスっぷりが怖過ぎて…」「パク・ウンビン、まさに怪演」といった声が上がった。

変わり始めたセオク…「手術だけしていられたら」

だがその一方で、車から降りたドッキをはねるのを思いとどまったり、ミン社長を殺すシーンも“妄想”だったりと、ドッキと再会して以降セオクの感情に少しずつ変化が起きていることもうかがえる。

さらに、いつもサポートしてくれるハン医師(パク・ビョンウン)に「毎日毎日…手術だけして生きていられたらどれだけいいか。他のことは何もせず、何も気を使わず」と本音を漏らす場面や、6話で手術中にドッキから「おまえには感謝してる」と思いがけない言葉を掛けられて動揺。その言葉に心を動かされ、手術後にはドッキに深く一礼する場面もあった。

視聴者からも「セオクとドッキに絆が見えた場面にグッと来た」「教授に頭を下げた時、少しだけセオクの口角が上がっていたのが印象的」といった声が上がり始めている。

本作は、あと2話を残すのみ。徹底的に憎んでいたはずの元恩師・ドッキとの関係に変化が見られ始める中、セオクの復讐(ふくしゅう)はどんな結末を迎えるのだろうか。

オリジナルドラマシリーズ「ハイパーナイフ闇の天才外科医」(全8話)は、ディズニープラスのスターで毎週水曜に2話ずつ新エピソードを配信中。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部