広瀬アリス、渡辺翔太が黙っていた“体調の異変”に全力フォロー「大々的に記事にしていただいたら？」＜なんで私が神説教＞

4月12日(土)よりスタートする新土曜ドラマ「なんで私が神説教」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系、TVer・Huluでも配信)の制作発表記者会見が3月25日に行われ、主演の広瀬アリス、共演の広瀬アリス、渡辺翔太(Snow Man)、岡崎紗絵、野呂佳代、小手伸也、伊藤淳史、木村佳乃が登壇。日本テレビ・辻岡義堂アナウンサー司会の下、撮影現場の雰囲気や、共演者同士のエピソードなどを明かした。

• 【写真】渡辺翔太、ジュニア時代からの口癖に「自覚あります」

新たな切り口のリアル学校エンターテインメント

同作は、他人と本音でぶつかることがもはやリスクになってしまった世の中で、「考えを押し付けて誰かを傷つけるかもしれないし、それが自分を窮地に陥れるかもしれない」「ましてや、他人に“怒る”だなんて、リスクばかりで全くいいことがない」「言いたいことがあっても何も言わず、関わらない方がいい」と考える大人たちに向けた新たな学園ドラマ。

「となりのナースエイド」「イップス」などを手掛けたオークラによるオリジナル脚本となる。

コンプライアンス問題、パワーハラスメント、モンスターペアレント、本音と建前、そして「なんで私が!?」の叫びが入り乱れる先生たちのリアルを交えた学校エンターテインメントとなっている。

広瀬アリス、渡辺翔太の口癖に一喝

ドラマのテーマに沿った企画「言いたいけど、言えないこと」を実施。 普段の生活や撮影現場で、どうしても言いたいけど言えないことをキャスト陣に語ってもらった。

まず、広瀬からは「渡辺さんの口癖」と書いたフリップが公開。「言えないわけでもないんですけれど、渡辺さんよく「すいません」って言うんですよ。事あるごとに言うので、一 回につき10円の罰金を頂戴することにしまして、今、120円ぐらい貯まってきています。最後はこのお金で、皆にごちそうしてもらおうかなと(笑)。」

それに対して渡辺は「ちゃんとこれ自覚あります(笑)。それこそデビューする前のジュニアの時とかは、ずっと怒られて活動していたので、謝るのが口癖になっちゃって…。逆に 褒められたりしても、僕なんか…みたいな気持ちになりがちだったんですけれど、広瀬さんが「すいませんって言わなくていいよ」って言ってくれたので、心が晴れました」と感謝の言葉を述べた。

すると野呂からは「海外進出とかしたら、絶対なめられますから」 と一喝入れられると、「もうちょっと自己肯定感高めて行こうかな」と笑顔を見せた。

渡辺翔太、撮影現場で体調に異変か

続いて渡辺は「トイレ行っていいですか？」と書いたフリップを見せる。共演者からは「行きなよ！」「それは言ってよ！」 とツッコまれると、「僕待ちになっちゃったら嫌だなって思って、言いたくても言えない」と悩みを告白。さらに「タイミングが良くなるまで我慢しようって思っている内に、毎回膀胱と戦っているというか…、冷や汗が止まらなくて」と体にも症状があると打ち明けた。

すると広瀬からは「これ記者の皆さんに大々的に記事にしていただいたら？」と提案が。渡辺は「たしかに、トイレが近い人っていう認識を持ってもらえれば楽かも！」と納得した様子。さらに、伊藤からも「お待たせしました！とかじゃなくて、ただいま！って言って戻ってきたら？」とアドバイスを受けると、渡辺はほっとした表情を浮かべていた。

野呂佳代「あんこはこれからNGで…」

野呂からは「今後はNG」とお願いが。NGがない女優としても名を知れているが、詳しく深掘るとドラマの撮影中に困ったことがあったそう。「口元にあんこをつけて喋ってくださいってスタッフさんに言われたんです。アリスと歩くシーンで、せりふを言いながら歩いているシーンを撮ってから、寄りのシーンになったら「ちょっとごめんなさい、あんこ取っていいですか？」 ってメークを直されて…」と不満を告白。さらに「撮影終わりに メークを取ったら、あんこをくっつけたところから吹き出物ができていたんですよ！」と怒りの声が。

小手から「あんこ以外はもうNGないんですか？」とツッコまれると、「糖はちょっとNGでお願いします！」と言うと、現場は笑いに包まれていた。

岡崎紗絵、広瀬アリスのある表情が「気になる…」

続いて岡崎は「アリスの表情の幅」と一言書いたフリップが。これを見た広瀬は「どういうこと!?」と驚く。「初めて言うんですけど… アリスさんってすごい表情豊かで、笑った顔がもう100点！本当にかわいい！」とべた褒め。しかし「でも、笑顔の方じゃなくてよく出ている無の表情が気になって…」と明かす。

これに対し広瀬も「多分ぼーっとしながらせりふを頭の中で言っているんだよね…」と自覚がある様子。義堂アナウンサーから「どう周りは対応すればいいんでしょうか？」と聞かれると「全然、普通に話しかけてもらえれば！」と共演者にグッドサインを出していた。

木村佳乃、ドラマで起こったハプニング「緊張していて…」

伊藤からは「顔合わせ」と一言。撮影前に行われる顔合わせと、本読みが恥ずかしいと悩みを告白。「 例えば、楽しくて大はしゃぎしているみたいなシーンを読んでいる時に、「ここもうちょっと楽しくしている感じで！」とか言われても、周りの目が気になって本領を発揮できない…」と打ち明ける。

すると木村が「本読みについてなんですけれど…、私、昔「世紀末の詩」(1998年、日本テレビ系) の時にすごく緊張して、山崎(努)さんのせりふを読んでしまって、空気を凍らせたことがございました」と、今だから言える裏話を告白。会場からはドッと笑いが起こり「男性のせりふだったから変だなとは思ったんですけど…」と話すと、「山崎さんはどういう反応だったんですか？」と質問が。すると「「それ、俺の」って言われたんです…」と答えると、会場を湧かせた。

さらに、趣味として短歌を勉強しているという木村。キャストからは「今披露してくださいよ！」という声も飛び交ったが、「プレッシャーがすごいです…」「スランプ中なんです…」と断念。広瀬からは「クランクアップ時にお願いします！」とお願いされ、披露されることが約束された。

小手伸也、広瀬アリスからのお願いに「ちょっと恥ずかしい」

小手からは「呼び方問題」について言及。座長・広瀬から「「下の名前で呼び合おう」みたいなことを急に言われまして… アリスと呼んでほしい、呼び捨てにしてほしいと。ただどうしてもしっくりこないといいますか、ちょっと恥ずかしい」と話すと、共演者からちらほら頷く様子が。

そして野呂からも「アリスがいないところでは、小手さん・野呂さんと呼び合っています」と謝罪すると、広瀬はがっかりした様子を見せる。さらに「木村さんのことは誰も呼び捨てじゃないですよね？」と問われると、広瀬は「私、佳乃さんって言ってるよ」と一言。「あ、さん付けいいんだ」と、初めて共演者内で意見が一致したよう。

すると木村は「佳乃ちゃんがいいけどな～」とお茶目な一言。すると、木村と共鳴し合ったように、広瀬は「よしのちゃんいい！！かわいい！」と二人で楽しそうに笑う様子を横目に、渡辺からは「あの…僕は東山(紀之)さんがいらっしゃる手前で…そんな呼び方はできないです…すみません…」と謝っていた。

広瀬アリス、作品の見どころを語る「便利な世の中ですが…」

最後に広瀬からは、「今とても便利な世の中になっていると思いますが、言いたいことが言えなかったり、上手く伝わらなかったり、とても生きづらいなと思うことが多いと思うんですけれど、その中で私が演じる麗美静という女性が、説教という形でしっかり皆が思っている言葉を伝えてくれる作品になっているので、ぜひ楽しみにしていただければと思います」と呼び掛け、終始和やかな雰囲気で会見は終了した。