

大野豊、銀行員時代の“札勘”がピッチングのヒントに…防御率135.0から始まった学びと努力のプロ野球人生<レジェン堂>

3月25日(火)に放送された「プロ野球 レジェン堂」(毎週火曜夜10:00-10:55、BSフジ)。今回のゲストは多彩な変化球を駆使して通算148勝を記録し、22年間にわたってカープ一筋で活躍したレジェンド・大野豊が登場した。MCの徳光和夫、遠藤玲子とともに、幼少期から高校生までのエピソードや銀行員からプロ入りを果たした異色の経歴の秘話など貴重なトークを展開する。
「野球で勝った思い出がほとんどない」…意外な大野の少年時代
島根県出雲市出身の大野は、幼少期の頃から遊びの一環として野球に触れてきたという。小学生の頃は稲刈りを終えた田んぼや砂浜の海岸などが主な遊び場だったと明かす大野。野球場としては決して良いコンディションではないものの、だからこそ足腰が鍛えられたのではないかと振り返った。
中学に進学した大野は陸上部に所属して長距離走の選手として活動していたが、思うような結果が出なかったこともあり野球部へ転向。はじめから投手として活躍していたわけではなく、守備は外野が中心で決して注目されるような選手ではなかったという。高校へ進学すると2年生から投手として登板する機会も増えていったというが、球速はあるものの制球力に課題があった。
四球で自滅するパターンも多かったとこぼし、高校3年生の夏の大会も初戦で敗退するなど「勝って良かったなという思い出がほとんどない」と振り返る大野。レジェンドの意外な過去に、徳光も驚きの声を上げる。
実は県大会の予選に千葉ロッテマリーンズのスカウトが足を運んでいたが、監督は「大野はプロで通用しないのではないか」と考えて大野に社会人野球を勧めたという。それを受けた大野は三菱重工三原の練習に1週間ほど参加したことがあるが、あまりの練習の厳しさに断念したのだとか。また大野は母子家庭だったこともあり、母親を置いて県外に出ていくことはできないと考えて地元での就職を選択した。だがここから、大野のプロ入りまでのエピソードがまた面白い。
銀行員から異例のプロ入り…手首の使い方のヒントになった”札勘”
高校を卒業した大野は地元の信用組合に就職する。ここで身につけた札束を数える動作、いわゆる”札勘”がしなやかな手首の使い方の訓練にもなったと驚きのエピソードを明かす大野。札勘では両手で札束を持った状態で、親指を支点に八の字に回す動作をする。うまく札束を広げるためには適度に力を抜かなければならないため、この絶妙な力加減がしなやかな手首の動きにつながったというのだ。銀行員時代の動作がピッチングに活きていたとは、誰が思うだろうか。
このエピソードにはMCの2人も「本当ですか?」と懐疑的なようすであったが、実際に大野が札勘を披露すると納得顔。銀行員として働いていたのは遠い昔の話にも関わらず、お札はきれいな扇形に広がる。手首がしなやかに動く動作は、なるほど現役時代にも“使い続けてきた”感のある慣れが見えるのだ。
普段は銀行員として仕事に専念していた大野だが、実はこの組合は県内でも有数の強豪軟式野球部チームだった。軟式野球部へ入部した大野は、硬式とはバウンドの仕方も異なるためはじめは戸惑うことも多かったという。しかし知れば知るほど奥が深く、硬式にはない楽しさがあったと当時を振り返る。
21歳までプロ野球で活躍したいという気持ちは一切なかった大野。しかし高校時代にライバルであった選手が阪神タイガースに入団したこと、そして出雲高校との練習試合で硬式球を投げたところ5回13奪三振を記録したことなどもあって「プロに挑戦してみたい」という気持ちが再燃する。カープの入団テストに挑んで見事合格し、異色の”元銀行員プロ野球選手”が誕生したのだ。
防御率135.0から始まった大野のプロ野球人生…そこから見えてきた課題とは
ちなみに大野が入団したのはシーズン開幕直前を控えた3月。その年のキャンプに間に合わず、十分な練習ができずにいた。9月に1軍での初登板を果たすが、練習不足もあって3分の1回5失点、防御率135.0という散々な結果に終わってしまう。
これにはさずがの大野もひどく落ち込み、その日は泣きながら宿舎に帰ったそうだ。しかしこのような結果になった原因を冷静に分析すると、体力・技術・メンタルなどの課題が明確になってきた。そこをクリアすればもう一度チャンスがあるのではないかと考えたという。このメンタルが、まさにプロというべきだろう。
プロ野球選手といえば幼少期から才能を発揮し、将来を嘱望されている人が多いというイメージを抱きがち。しかし大野の野球人生は決して順風満帆ではなく、さまざまな紆余曲折、努力や学びで道を切り開いてきたことがうかがえる。さまざまな選手の歴史を紐解く貴重な番組として、これからもさまざまな豪華ゲストの話に注目していきたい。
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