「映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン」で主題歌、声優を務めたFRUITS ZIPPERにインタビュー

FRUITS ZIPPERの魅力“かわいい”は個性「それぞれ違った“かわいい”で好きになってもらえる」

2025.03.29 12:05
「映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン」で主題歌、声優を務めたFRUITS ZIPPERにインタビュー

人気シリーズ「おしりたんてい」の劇場版長編第3弾「映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン」が3月20日より全国劇場で公開中。「映画おしりたんてい」シリーズ初となるオリジナル主題歌をFRUITS ZIPPERが担当し、主題歌「KawaiiってMagic」は「夢は絶対に諦めない」という本編のテーマを後押しするような楽曲に仕上がっている。さらに、本編の声優にも初挑戦しているFRUITS ZIPPERの月足天音、鎮西寿々歌、櫻井優衣、仲川瑠夏、真中まな、松本かれん、早瀬ノエルにインタビューを実施。アフレコ収録や主題歌について語ってもらった。

映画と内容とリンクした楽曲に「本当に主題歌になってる!」

――映画の主題歌に決まった時の気持ちは?

月足:私は“映画やドラマなど作品の主題歌”というのにずっと憧れていて、メンバーのみんなとも「いつか主題歌を担当させてもらえたらいいね」って話していたので、決まったと聞いた時は本当にうれしかったです。「おしりたんてい」シリーズは存じ上げていたので、今回劇場版の主題歌を歌わせてもらえることができて感激です! 映画のエンドロールで私たちの曲が流れ始めるタイミングとか、ウキウキ感があります。

――「KawaiiってMagic」はどんな楽曲ですか?

真中:映画の本編を見る前にレコーディングしたのですが、本編エンドロールで私たちの曲が流れると、映画の内容とリンクしているのを感じて、「あ、本当に私たちの曲が映画の主題歌になってる!」っていうのを改めて実感しました。

曲の内容は、“大丈夫”というのと、映画のメッセージでもある「夢を諦めない気持ち」だったり「好きなものを貫く気持ち」だったり「人を信じる気持ち」みたいなことがストレートに歌詞に乗っていて、今までの私たちの曲の中でも一番歌詞が真っすぐで分かりやすい曲かなって思います。いい意味でひねりがないというか、誰もが受け取ったまんま、心に浸透させやすい曲だと思うので、小さいお子さんからご高齢の方まで、老若男女に受け入れていただきやすいと思うので、主題歌にも注目していただけたらうれしいです。

――広い層の方に伝わりやすい方がいいですよね。

真中:はい、シンプルですてきな曲になりました。

どの世代の方も琴線に触れる感覚になれるような楽曲

――鎮西さんはどんな気持ちで歌いましたか?

鎮西:サビの「大丈夫、大丈夫」というフレーズが覚えやすくて、レコーディングが終わった後もずっと口ずさんでいました(笑)。きっとちっちゃい子もこの映画を見てくれると思うんですけど、親子で見に来てくれた人も、見終わった後に「大丈夫、大丈夫」って口ずさんでくれるんじゃないかなって思います。

すごくキャッチーな曲なんですけど、これまでの私たちの楽曲とはちょっと雰囲気が違っているんですよね。なんていうのかな? ポップな要素もありつつ、ちょっと懐かしい気持ちになったり、胸がギューってなるようなメロディーラインが多くて、そういうところがどの世代の方も琴線に触れるじゃないですけど、そういう感覚になれるような楽曲なんじゃないかなって。

――タイトルに“Kawaii”という言葉が使われていますが、“Kawaii”にどんなイメージがありますか?

松本:“Kawaii”って「個性」だと思います! なぜかというと、FRUITS ZIPPERって7人みんなかわいいじゃないですか。かわいいんですけど、みんな個性があって、それぞれ違った“かわいい”があるんだなって思うんです。そういう違った“かわいい”がファンの方に好きになってもらえてるところでもあるのかなって思うので、かわいいは「個性」だと思っています。

声優の姿は「ちょっとこっ恥ずかしい感じも(笑)」

――本編では声優にもチャレンジされていますが、やってみていかがでしたか?

早瀬:みんな初めての声のお仕事だったんですけど、「録り始めます」って言って、すぐにアフレコが始まって、思っていたよりも早く終わったんです。監督からOKを頂いたんですけど、初めての経験だったので「今ので良かったのかな?」とか「もうちょっとこうした方が良かったのかな?」と思いましたし、ちょっと不安もありました。

普段の歌のレコーディングの時は一人ずつ録っていくんですけど、今回は大きい部屋にマイクが4本あって、メンバー全員で順番に録っていきました。同じ空間で演技をしたりするのが新鮮でしたし、普段見せる姿ではないので、ちょっとこっ恥ずかしい感じもありました(笑)。

――いつものレコーディングスタイルとも違うということで緊張感も?

早瀬:結構緊張しました。アフレコのマイクの性能が良くて、メンバーのブレスとかも聞こえてくるぐらいだったので、「私のブレスとかも聞こえているのかな?」なんて思ったりもしました。貴重な経験でしたし、やってみたいと思っていたことでもあったのですごくうれしいです。

仲川:キャラクター的に「夢をあきらめないで頑張るぞ!」っていう子たちだったから、ポップに元気よくやろうという気持ちで挑みました。なので、普段とは違った雰囲気になるのかな?と思っていたんですけど、完成したのを見てみたら実際はそんなに変わってなくて「自分だわ!」って思っちゃいました(笑)。

早瀬:そういうことを考えると、声優さんってすごいなって思います。いろいろなキャラクターの声を担当されていながら、ちゃんと演じ分けているのがやっぱりプロだなって。

仲川:そうだよね。本当すごいなって思います。

――難しいからこそ、やりがいもあったのかなって思うんですが。

櫻井:難しかったけど、みんなで頑張ったので、劇場に見に行こうと思ってる方には楽しみにしてもらえたらいいなと思います。

「声が大きい」真中まなが“声しずか”役に

――皆さんが声を演じたキャラクター、どの子も個性的ですね。

仲川:配役を頂いた時に面白いなと思ったのは、まなふぃ(真中)が“声しずか”という役だったことです。まなふぃ本人はめっちゃ声がでかいから、「なんで“声しずか”なんだ?」って。そのキャスティングした人に称賛を送りたいなって思いました(笑)。

――普段とのギャップがあると。

仲川:そうなんです。でも、ちゃんと役になりきっていて、本編を見たら儚げな声でしゃべっていたので、まなふぃのまだ見ぬ一面が見れた感じがして面白かったです。

真中:役を頂いた時は、“声しずか”って言いながらも、実は声が大きかったりするんじゃないかって思ったりもしたんですけど、本当に声が静かなキャラクターでした。

早瀬:声の大きさは違うけど、見た目が“きれいなお姉さん”なので、そこはまなふぃと親和性があるなって思いました。

真中:うわぁ、ありがとう!

仲川:あと、Rabi役の二人(月足と早瀬)は、双子みたいな感じですごく息がピッタリのキャラなので難しかったよね?

早瀬:何回か録り直しました。

月足:二人で息を合わせて言うせりふがあって、そのタイミングが難しくて。

早瀬:キャラクターの口の動きにも合わせないといけないので、二人で息を合わせるだけじゃなくて、3人というか4人で声を合わせるみたいな感覚だったんです。

本編の余韻を感じながら主題歌も楽しんでほしい

――最後に見どころや注目してもらいたいポイントを教えてください。

鎮西:いろいろ見どころはあるんですけど、「おしりたんてい」シリーズをずっと見てこられた方は“かいとうU”や“ブラウン”の過去だったり、知らなかった部分も明らかになったりしますし、詳しくは言いませんけど、例えば“悪者”とされる人たちにもいろんな過去があったりするので、いろんなキャラクターに対して“かわいい”と思えたり、いとおしく感じたりするんじゃないかなって思います。

あとは、私たちが演じるキャラクターも含め、新キャラもたくさん登場するので、「なんかかわいいな」とか「この子好きだな」とか、推しキャラも見つかると思います。

櫻井:登場するキャラクターは本当にポップでかわいいキャラですし、見て楽しみながら、すごく深い感情移入できたり、大人も子供も夢中になれるすてきな作品だなって思います。担当させてもらった主題歌も作品にピッタリなので、本編を見た余韻を感じてもらいながら、流れてくる主題歌の歌詞の世界、内容も楽しんでもらえるとうれしいです。

◆取材・文=田中隆信

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