「ガンニバル」シーズン2の第4話より

「狂気しかない…」「振り幅エグいて」覚醒した柳楽優弥“大悟”の暴走に視聴者戦慄<ガンニバル2>

2025.03.29 07:10
「ガンニバル」シーズン2の第4話より

柳楽優弥主演のヴィレッジ・サイコスリラー「ガンニバル」シーズン2の第3、4話が、3月26日に配信された。“全面抗争”となった後藤家と警察の攻防戦が明け、裏切り者を探す後藤家の狂気が色濃く描かれた。その一方で家族を人質に取られたと知った大悟(柳楽)の激高した姿に「狂気しかない…」「覚醒した大悟の目が怖過ぎる」などの声が上がり、視聴者を戦慄させている。(以下、ネタバレを含みます)

“正義”のため…大悟の狂気がむき出しに

同ドラマは、二宮正明の同名サスペンスコミックを実写化したもので、人里離れた供花村(くげむら)が物語の舞台。過去にある事件を起こしてしまい、左遷されて村の駐在となった警察官・阿川大悟は、赴任早々に老婦人の不可解な死に遭遇し、「人が喰われているらしい」といううわさもあるこの村の異様さに気付いていく。

シーズン2の第3話は、2話の終盤で後藤理(中島歩)らが生贄の子どもたちと大悟ら警察のいる店を無差別に銃撃し、大悟が絶体絶命の窮地に追いやられてしまったところから始まる。店内に侵入してきた敵から子どもを守るため、拳銃の引き金を引いた大悟が覚醒し、理ともみ合いになり、激しい殴り合いへ。その様子を山奥から見張っていた恵介(笠松将)の弟・洋介(杉田雷麟)は、持ち前の射撃の腕で大悟を撃ち殺すよう命じられるが、彼が撃ったのは後藤家の人たちだった。

また、恵介は争い事からすみれ(北香那)を守るため、老人や女性たちが隠れる部屋へと避難させる。後藤家の家屋の外では、警察の無惨な死体が山積みになっており、それを後藤家の連中が笑いながら躊躇なく焼き払おうとするというショッキングな光景が広がる。

後藤家の連中を制圧…しかし事態は急転

一方、大悟ら警察は洋介の“協力”もあって、店内外にいた後藤家の連中を制圧。すると洋介が山から泣きながら投降してきた。「みんなを裏切ってしもうた」と泣く洋介に、大悟は「おまえがみんなを守ったんだ」と優しく保護し、無線で真(米本学仁)と会話をし始める。形勢は有利だと思っていた大悟だったが、妻・有希(吉岡里帆)と娘・ましろ(志水心音)が後藤家の人質になっていることを知らされると、激怒。穏やかだった数分前がうそのようにキレた大悟は血走った目で暴走し、洋介を人質に取り、仲間の警察を振り切って恵介との人質交換の場所へと向かった。

真ら後藤家の血気盛んな連中は、ましろさえ人質として残しておけばいいからと恵介に有希を始末しろと促す。そんな中、村長であり恵介の父・後藤清(六角精児)が現れ、子どもたちの居場所を警察に教えた裏切り者は自分だと白状。恵介は、「裏切り者は許さない」という後藤家のおきてに抗うことができず、自らの手で清の命を奪うことを選んだ。

その刹那の回想シーンで、清が幼い頃の恵介に靴のプレゼントをしながら「村長になった、村を変えてみせようと思っている」とうれしそうな表情で伝え、口数の少ない恵介もほほ笑む姿が映し出されたばかりに、無念な結末を選択した父と息子の関係性に胸が苦しくなる。派手なアクションシーン、残虐な映像だけでなく、細かいところでしっかり人間ドラマを描き出しているのもまた、今作の魅力だ。

大悟の元に“あの人”が再び現れ、ましろを連れ去る

第4話の冒頭では恵介の母・後藤藍(河井青葉)と“あの人”と呼ばれる後藤家の大男に顔面を喰われてしまった寺山京介(高杉真宙)が身を潜める部屋に、後藤家の人間が押し掛けてきた。助けに来た宇多田(二階堂智)のおかげもあり、間一髪のところで難を逃れるが、藍は宇多田から後藤家の現状を聞く。その上で「今からでもあなたなら後藤家の祭を止められるかもしれない」と諭され、供花村へ向かうことに。

一方、大悟は恵介との取引場所であるトンネルへ洋介と一緒にやってきた。岩男(吉原光夫)から裏切りの疑いをかけられた洋介は「こんなの間違っている。俺は誰も死んで欲しくない」と訴える。そして洋介に人質としての価値がなくなったと判断した真が有希とましろに銃を向けた瞬間、恵介が銃をつかみ2人を助けた。そんな恵介の行動に怒りを覚えた真が今度は恵介に銃を向けると、「当主=恵介のためなら喜んで汚れ仕事をする」という考えの岩男が逆に真を制し、そのままとてつもない力で顔面を押さえ、壁に何度もたたきつけて殺してしまう。

そんな後藤家の“仲間割れ”に乗じて大悟が発砲。有希やましろの前でも容赦なく後藤家の連中に引き金を引いていく。その後、岩男との一騎打ちになり、扼殺されそうになるも、機転を利かせて持ち替えた銃で彼の首を撃ち抜いた。さらにその様子を見ていた恵介と大悟が銃を向け合うやいなや、2人の頭上から唾液のようなものが垂れ流れ、“あの人”が現れた。後藤家の連中が倒れているのには目もくれず、有希からましろを強奪。放心状態の恵介、傷だらけの大悟は“あの人”を追い掛けるが、ボロボロの体ではとても追い付かず、気を失ってしまう。

いよいよ後藤家の過去が明かされる局面へ

負傷した大悟と有希は、宮司の神山宗近(田中俊介)に助けられ、神社の本殿に身を隠していた。神社の外では洋介が恵介に「兄ちゃんは何でも一人で抱え込む」と胸の内を吐露するも、恵介はかたくなに後藤家の“闇”を一人で抱えようする。

回想シーンでは、恵介が後藤銀(倍賞美津子)に連れられ、“あの人”に子どもの手足を捧げる恵介の姿が登場し、幼い頃から後藤家のしきたりに苦しめられてきた恵介の過去が描かれた。さらに正宗(橋爪功)が現れ、70年前の供花村、そして銀の過去を語り出す――ところまでが第4話のストーリーだ。

第1週に引き続き、とても地上波では放送できないレベルのバイオレンスアクションが展開し、それに伴い大悟の狂気、供花村の闇、後藤家の真の姿が明らかになってきた第3、4話。視聴者からは「後藤家を背負った恵介の運命がつら過ぎる」「大悟の振り幅エグいて」「大悟さん覚醒し過ぎ」「六角さんに泣かされてしまった」「過去編どうなるんだろ」などの声が寄せられている。

「ガンニバル」シーズン2はディズニープラスのスターで毎週水曜に新エピソードを独占配信中。

◆文=suzuki

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