7年ぶりに会った幼馴染が美少女JKになっていた…親公認の"歳の差"同棲生活に「はやく籍を入れよう！」「妄想はかどりますな」と反響多数【作者インタビュー】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、冴えない社畜リーマンと美少女JKの純愛を描いた、コミック電撃だいおうじで連載中の『くたびれサラリーマンな俺、7年ぶりに再会した美少女JKと同棲を始める』をピックアップ。

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同作は、著者・上村夏樹氏、イラスト・Parum氏による『くたびれサラリーマンな俺、7年ぶりに再会した美少女JKと同棲を始める』(HJ文庫刊)を原作としたコミカライズ版で、コミカライズを担当した漫画家のばふぁこさんが2024年8月25日にX(旧Twitter)上で同作を投稿。そのツイートには3.5万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、ばふぁこさんにインタビューを行い、漫画化のきっかけやこだわりについて語ってもらった。

なお、2025年3月27日に本作のコミックス2巻も発売されるので、チェックしてみてほしい。

葵の真っ直ぐな想いに、雄也が出した答えは…？

冴えないサラリーマン・天江雄也は、幼馴染の葵が7年ぶりに家を訪ねてきたので戸惑っていた。

女子高生となり、ますます美しくなった葵が「結婚を前提に同棲してほしい」と言い出したため、雄也はいっそう困惑する。

7年前に葵が引っ越すことになった時、「私、雄也くんのことが好きです！結婚してください！」と泣きじゃくる葵に、雄也は「葵が大人になって、まだ好きでいてくれたら、その時は結婚しよう」と約束してしまったのだった。

「今も気持ちは変わらないの？」と聞くと、「はい！私、雄也くんが好きです」恥じらいながらもきっぱりと答える葵。

内心とても嬉しい雄也だったが、しょせん子供の頃の約束…。そこにちょうど、葵の母親である涼子から電話がかかってきた。

(涼子さんなら止めてくれるんじゃないか！？冴えない社畜サラリーマンとの結婚なんて！！)

そう思ったのも束の間、「葵のこと、お願いしてもいいかしら！」——母親もノリノリだった。

涼子が仕事で海外赴任することになり、一人娘である葵を残していくのが心配だという事情も聞いたうえで、雄也はついに、"保護者として"葵を傍においてやることに決めた。

「私、これからたくさんご奉仕します」意味深な葵の言葉にドギマギするが、「料理や家事、たくさん勉強しましたから！」ということらしい。

こうして、甘酸っぱくも奇妙な2人の同棲生活がスタートしたのだった。

作品を読んだ読者からは、「何を迷うことがある？親公認なんだぞ？はやく籍を入れよう！」「歳の差ラブコメからしか得られない栄養素がある」「妄想はかどりますな」といった反響が多数寄せられていた。

「読んだ方の心ゆさぶるような作品を」——漫画家が語るコミカライズの背景

——『くたびれサラリーマンな俺、7年ぶりに再開した美少女JKと同棲を始める』のコミカライズを引き受けることになったきっかけや理由があればお教えください。

私が次の連載に悩んでいた頃、編集さんにコミカライズのご提案をいただきその時初めて『くたサラ』と出会いました。

劇的な出会いではないかもしれませんが当時の自分にとってはとても挑戦で、新しい一歩になるだろうと思いお受けさせていただきました。

——本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

絵に関してはヒロインの葵ちゃんをはじめ女の子たちの魅力を感じていただければ嬉しいです。

心情的なところでは、雄也くんの精神的な成長や葛藤にこだわっています。

——本作第1話の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

1話は思い入れもありお気に入りのところが多いのですが、ひとつ挙げるのであれば19ページの雄也くんが紅茶を出した時の「この味好きだったろ？」に対して葵が「はい　大好きです」と返すところです。

原作とは違う返事になっているし、そんなに見せ場というわけでもなかったのですが、実際好きな人にこういうの覚えられてたらめちゃくちゃ嬉しいよねと思って気が付けばここは見せコマになっていました(笑)。

セリフに関しても、紅茶と雄也くんのダブルミーニングで「好きです」って返してたら前半ページの押しかけの勢いにも負けないかなと思いました。あと可愛い。

——ばふぁこさんが漫画を描くうえで、大切にしていることや意識していることはありますか？

キャラクターの心情やコマの流れに違和感がないかをすごく意識しています。

例えばキャラクターが落ち込んでるのに次のコマですぐにケロッとしてたらギャグ漫画のように見えるのでもっと落ち込む描写を作ってみたり。

意識していても全然できないことが多いのでもっと精進したいです。

あとは毎回「挑戦コマ」を作っています。

この挑戦とは基本構図です。カメラのアングルを少し難しくするみたいな。

自分を甘やかしてすぐ顔だけコマになってしまうので自戒を込めてやってます。

——ばふぁこさんの今後の展望や目標をお教えください。

全体的な目標としましては『くたサラ』がもっと知れ渡ってたくさんの読者様から愛される作品になることです。1番の元気の源になりますので！

個人的な目標としましてはたくさんあるのですがまずはスケジュールを整えるところから頑張りたいです…。

——作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

漫画やゲーム、アニメ、音楽、多様な娯楽の多様な作品のある中でこの作品を手に取り、知ってくださり本当にありがとうございます。

漫画家としても、人間としてもまだまだ未熟な自分ではありますが読んだ方の心ゆさぶるような作品を世に出していきたいです！　大口叩きすぎちゃったかな！　でも心意気はそんな感じです！　

これからもどうぞよろしくお願いいたします。