「どうしたら聞き上手になれますか？」悩むぼる塾・田辺さんと、酒寄さんが実際に話してみた結果…【連載：酒寄さんちょっと聞いてくださいよ#49】

「ぼる塾」のリーダー酒寄希望が、メンバーの田辺智加、あんり、きりやはるかの相談に答える毎月連載「酒寄さんちょっと聞いてくださいよ」。第49回は田辺さんから「どうしたら聞き上手になれますか？」との相談が。酒寄さんが田辺さんとの会話を思い出して検証してみました。

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どうしたら聞き上手になれますか？

みなさんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。気づけばもう3月ですね。そういえば、キウイフルーツは3月が旬らしいですよ。話題に困ったときにぜひ使ってください。

それでは今月も張り切って相談に乗っていきたいと思います！

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ごきげんよう！

バレンタインに55万円使った田辺です。しばらくチョコレートで部屋が埋め尽くされて幸せです。

最近自分語りが多くなってきた気がして、あれ？自分のことを話しすぎたかしら？相手の話全然聞いてなくない？って反省します。どうしたら聞き上手になれますか？

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田辺さんからの相談です。バレンタインに55万円はすごいですね！55万だけに、GO!GO!田辺さん！と言いたくなりました。

それでは本題に入ります。聞き上手になりたいとのことですが、わたしから見ると田辺さんは相手の話をしっかり聞いてくれる人だと思います。

というのも、わたしの話しに付き合ってくれるからです。わたしは普段、田辺さん以外の人は絶対に付き合ってくれないような話しかしません。

最近、二人でした会話を振り返ってみましょう。仕事帰りのバスの中の会話です。

酒　寄 「もしタトゥーを入れるとしたら何の柄にする？」

田　辺 「わたしはタトゥーは入れないよ。痛いからね」

酒　寄 「じゃあ、タトゥーを入れないと大切な人がひどい目に合うって言われたらどうする？」

田　辺 「大切な人はずるいよ！タトゥーするしかないじゃない！」

この日は朝から晩まで仕事だったので二人ともくたくたです。田辺さんは「眠いから」の一言でわたしを無視しても問題は無いのです。

田　辺 「…テニスボールかな」

酒　寄 「テニスボール？」

田　辺 「彫る痛さは最小限に抑えたいから簡単な絵柄のほうが良いでしょ？でもどうせタトゥーを入れるならやっぱり自分の好きなものにしたい」

酒　寄 「テニスの王子様好きだもんね」

田　辺 「わたしがタトゥーを入れるんだから酒寄さんも入れな！」

酒　寄 「わたしはドラゴンボールのボールにしようかな」

田　辺 「あら、良いわね。あのボール種類7個あるけどどれにするの？」

※一応説明すると、ドラゴンボールのボールは7種類あり、描かれている星の数が違います。

酒　寄 「彫る数の少なさで言ったら、☆一個の一星球だけど、やっぱ四星球かな。悟空とじいちゃんの思い出があるから」

田　辺 「わたしも四星球を推すよ。☆四個の痛みに耐えてでも入れる価値あるよ」

酒　寄 「そうだよね。☆四個を我慢できる価値あるよね」

田　辺 「良かったよ。決まって」

酒　寄 「じゃあ田辺さんは背中に大きなテニスボールを入れるんだね」

田　辺 「ちょっと待ってよ！背中一面とは聞いてないよ！」

わたし達は話し合い、タトゥーを手の甲に入れることにしました。真剣に話し合いましたが、わたし達はタトゥーを入れる予定は全くなく、話はここで終わりで良かったのです。しかし、聞き上手の田辺さんは聞いてくれましたね。

田　辺 「もしもフリーザが来ちゃったらどうする？」

酒　寄 「え」

田　辺 「酒寄さんのタトゥーを本物のドラゴンボールと勘違いしちゃってフリーザが来ちゃったらどうする？」

フリーザとは、ドラゴンボールに登場する悪いやつです。

酒　寄 「わたしは悟空みたいに戦えないし、『殺しますよ！』ってフリーザに言われたら、『いやです！殺さないでください！』くらいしか言えないよ」

田　辺 「そうよね。『殺さないでください！』って言うしかないよね」

酒　寄 「しかも本物のドラゴンボールじゃないってわかったらフリーザ怒るよね。『初めてですよ…ここまで私をコケにしたおバカさん達は…』って言うよ…」

田　辺 「『そんなのあんたが勝手に勘違いしたんでしょ！』って言ってやりたいよ」

わたし達は再び話し合いをしました。田辺さんが、

田　辺 「わたしがドドリアさん（フリーザの部下）のふりをするので、その内に逃げて。わたしも隙を見て追いつくから。大丈夫。なんとかなる」

と、格好良いことを言ってくれてこの問題は解決しました。

酒　寄 「それならさ、田辺さんのタトゥーを本物のテニスボールと勘違いして、テニスの王子様の青春学園テニス部メンバーが集まって来たらどうする？」

田　辺 「え?!」

酒　寄 「フリーザがくるなら手塚部長も来るかもよ」

田　辺 「そんなの…嬉しいよ！」

酒　寄 「そうだよね。嬉しいよね」

田　辺 「いつも応援していますって言う」

どうですか？こうして振り返ってみると、田辺さんはとても聞き上手だと思いませんか？ここからはわたしの推測ですが、恐らく、田辺さんは人の話を聞くのが苦手なのではなく、人の話を聞いたことを忘れてしまうのだと思います。でも、それでも大丈夫です。わたしが覚えてるから良いんです。