専業主夫希望です…老舗酒蔵の娘にプロポーズ、次期蔵元候補になってしまう漫画に「面白過ぎた」の声【漫画】

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、くらげバンチにて連載中の菅原じょにえるさんが描く『酒蔵かもし婚』より第1話をピックアップ。

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菅原じょにえるさんが1月17日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2.1万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、菅原じょにえるさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

プロポーズしたら次期蔵元候補に…

主人公・松田元気(まつだ げんき)は、無職の状態で婚活パーティーに参加。専業主夫志望であり、仕事に集中したい女性をサポートできる、と自信を持ってアピールするものの、パーティーに参加している女性達からは引かれてしまう。

ある日、元気は友人と居酒屋に。そこで店内にいるメガネをかけた地味な女性と出会う。女性は、大量の婚姻届けを書いており、落ちた一枚を元気が拾うと、そこには女性側にだけ「鮎原涼(あゆはら りょう)」と名前などが書かれており、婚活中の元気は親近感がわく。

さらに、友人が日本酒選びに悩んでいると、隣の席にいた涼が突然1つの日本酒とそれに合うつまみを勧めてくる。お酒に弱く普段からあまり飲まない元気も、勧められるがままに試しに飲み、その美味しさに驚くのだった。涼は勧めた日本酒の魅力について詳しく語り、一通り話し終えるとその場を去って行った。

その日以降も婚活に精を出す元気だったが、連戦連敗を繰り返す。そんな時、パーティーでひと際目を引く女性がいることに気づく。多くの男性の興味を引く彼女が涼だとわかり、元気と同じように婚活が上手く行っていない様子から、二人でパーティー会場で話すことに。話すうちに彼女に惹かれた元気は、お酒の力を借り、涼に突然プロポーズする。しかし、お酒に弱い元気は途中で気絶してしまう。

元気が目を覚ますと、そこは見慣れない部屋。そこへ着物を着た涼がやってくる。訳がわからないまま涼について行くと、彼女の親族と思われる人たちが揃っており、元気のことを婚約者だと紹介。さらに「彼を鮎原酒造の次期蔵元にしたい」と宣言するのだった…。

作品を読んだ読者からは、「これは日本酒好きとしては推したい」「面白すぎて…無料分一気に読んじゃった…」など、反響の声が多く寄せられている。

作者・菅原じょにえるさん「酒蔵の雰囲気を大切にしたい…」

――『酒蔵かもし婚』は、どのようにして生まれた作品ですか？きっかけや理由などをお教えください。

「日本酒の酒蔵を舞台にした漫画を描いてみないか」と編集さんから提案されたのがきっかけです。

私自身お酒が弱く日本酒はほとんど呑んだことがなかったのですが、歴史ある酒蔵の仕事を漫画で描いてみたいと思い引き受けました。

――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

舞台の酒蔵の雰囲気を大切にしたいのと、日本酒を知らない方でも楽しめるようにと心がけています。

――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

P5の「無職です」のシーンが特に気に入っています。

堂々と言う元気が好きです。

――Xの投稿には多くの反響やコメントが寄せられています。その中で特に印象に残っているものはありますか？

インプレゾンビから「私も無職です」とコメントが来た時は吹き出しました。

それに沢山の方から面白いと言ってもらえて本当に嬉しかったのと、この方向性でいいんだと自信になりました。

単行本出たら買う！というコメントも結構いただきまして、電子書籍が強い今、このコメントもとても励みになりました。

――菅原じょにえるさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。

少しでも日本酒が身近なものになればいいなという思いで執筆しております。

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

「酒蔵かもし婚」を少しでも楽しんでいただけたら幸いです！単行本1巻は5月に発売予定ですのでよろしくお願いいたします。