7月期テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」囲み取材会に阿部サダヲ、大石静氏が登壇

阿部サダヲ、7月期テレビ朝日木曜ドラマ『しあわせな結婚』で主演を務める「今のところタイムスリップはしません(笑)」脚本は大石静氏が担当

2025.02.26 14:33
7月期テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」囲み取材会に阿部サダヲ、大石静氏が登壇

阿部サダヲが、7月より放送スタートする木曜ドラマにて主演を務めることが、2月26日に開催された囲み取材会にて発表された。また、同作のタイトルが「しあわせな結婚」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)であることも同会内で発表された。脚本は大河ドラマ「光る君へ」(NHK、2024年)や「星降る夜に」(テレビ朝日系、2023年)などを手掛けた大石静氏が担当する。

夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス

囲み取材会に登場した大石氏と阿部のあいさつの後、阿部が除幕をし、同作のタイトル「しあわせな結婚」が発表に。そして内容が「妻が抱える大きな秘密を知ったとき、彼女を愛し続けられるのか?」夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンスであることも解禁された。

阿部が演じるのは、世間の注目を集めるセンセーショナルな事件の裁判でいくつも無罪を勝ち取りながら、テレビ番組にも出演しお茶の間から絶大な支持を得ている人気弁護士・原田幸太郎。

仕事に支障が出ることを嫌い独身を貫いてきた彼が、ある日運命の出会いを果たし、50年間頑なに貫いてきた“独身主義”をあっさり捨てる。しかし電撃結婚後、愛する妻が抱える大きな秘密が明らかになるーーという物語が描かれる。

タイトルの裏話も

今作に至った経緯について大石氏は、「阿部サダヲが私の中では日本一だと思っていて。日本一の方とやるのはどうしたらいいのかなと思って。ホームドラマをやりたいと思ったんですけど、それにテレビ朝日的な味付けをして、マリッジサスペンスとなりました」と話す。

しかしタイトルについては、実は大石氏が提案したものは違うものだったと明かされる。「私が出したのは『ネルラという妻』というタイトルで、全員の反対を受けまして(笑)、これになりました」と裏話を。阿部も「原題は違うんでしょうね。邦題がこれ(しあわせな結婚)で」と話し、会場の笑いを誘った。

また、キーパーソンとなるヒロイン・鈴木ネルラについては「私も描いたことのないタイプの女の人」と大石氏。「たくさん喋らないけど、誰でも惹きつけちゃう。そんな女の人にしたいなと思っています」と構想を明かしつつ「ヒロインの方と先週お目にかかったのですが、“私は大雑把な人間です”と言っていました(笑)」と小さなヒントを出していた。

「今のところタイムスリップはしません(笑)」

大石氏は大河ドラマの脚本、阿部は「不適切にもほどがある!」(TBS系)への出演とそれぞれ話題作に携わってきた2024年。

今作はどのような作品にしていきたいかと抱負を問われると、「台本を書くとき、もちろん視聴者が喜んでくれるのも大事ですけど、俳優さんたちがこれに出て良かったなと思ってもらえるもの、スタッフにもこれに関わって良かったと思ってもらえるものを書きたいと思っていて。今も阿部さんに気に入ってもらいたいと思ってやっています」と意気込みを。

これに阿部は「ありがとうございます」とはにかみながら、まだ受け取っているのは準備稿段階だと明かし「どうなっていくか分からないんですけど、今のところタイムスリップはしないし(笑)、謎がいっぱいあってすごい面白そうです」と印象を明かしていた。

2人にとっての“運命の出会い”とは

同作が、主人公が運命の出会いで電撃結婚をすることにちなみ、2人にとっての今のキャリアに繋がる運命の出会いについて問われると、阿部は「やっぱり劇団。大人計画に入れたことですね」と回答。「オーディションを受けたのは自分でなんですけど、そこがキャリアの中で大きかったと思います」と語った。

また大石氏は、「ないと言おうと思ってたんですけど、『ふたりっこ』(NHK、1997年)っていう朝ドラをやったときに、チーフ監督の方が『あなたは、エッセイとかを読むと非常に毒がある。でもドラマはすっごく大人しい。もっと毒を出せ』と、NHK的に俯瞰で見て“これは行き過ぎ”となればこちらでやるからまず出せ、とすごい言われて。出してもいいんだ!とそのときに思ったことで、ドラマの書き方を変えたとは思います」と振り返った。

「圧倒的に芝居が上手い」「ちょっと毒があってキュンとくるせりふがある」

お互いの印象についてを聞かれると、阿部について大石氏は「圧倒的に芝居が上手いじゃないですか。そして、二枚目というわけじゃないけど色っぽいじゃないですか。そこも圧倒的」と絶賛。

一方の阿部も、大石氏が書く脚本について「男性から見てすごく魅力的な女性が多いのもそうですし、ちょっと毒があって、男性がキュンとくるようなせりふもあるような気がするし」と魅力を語る。

しかし、大石氏が脚本を手掛ける作品に出演経験があるものの、話したことはそれほどなかったという2人。

「前作の『恋する母たち』(TBS系、2020年)のときはコロナ禍で、顔合わせもできないから衣装合わせに来てくださいと言われて。阿部さんに『大石です』とあいさつしたら、阿部さん『あ、どうも』と言って終わりで。一番最後のクランクアップのときにも『阿部さんお疲れさまです』と伝えたら『あ、どうも』で。『あ、どうも』しか言われてないです(笑)」と大石氏から明かされると、阿部は恐縮した様子を見せる。そして「もうちょっと仲良くなりたいです、この作品では」と伝えられていた。

最後に、大石氏が「最高にすてきな阿部さんを楽しんでいただけるように、また謎めいた家族の物語も楽しんでいただけるように頑張ってやりますので、ぜひ盛り上げてください」と、阿部が「視聴者の方を楽しませられるように頑張ります!」と気合を見せ、会を締め括った。

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