藤原樹“吟”、酒と料理のマリアージュを学び成長 “圧が強い社長”も絶賛「1+1が10にも100にもなる」＜あらばしり＞

THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの藤原樹が主演を務める「あらばしり」(毎週木曜深夜0:59-1:29、読売テレビ／Lemino・TVerにて配信※Huluはレンタル配信)の第5話が、2月6日に放送。第5話では亡き祖父から酒店を継いだものの、店主として自信が持てずにいた主人公・吟(藤原)が、熱く励ましてくれる“日本酒”のおかげで成長する姿が描かれた。 (以下、ネタバレを含みます)

• 【写真】うれしさのあまり赤武(市川知宏)に抱き着く吟(藤原樹)
• 【写真】日本酒のことを真剣に考えて成長していく吟(藤原樹)
• 【写真】うまくいかず落ち込む吟(藤原樹)を慰める日本酒たち

店主・吟に試練の時が訪れる

「あらばしり」はライフワークとして日本酒の魅力を発信する橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)と、俳優・脚本家・監督として活躍する平沼紀久が原案を手掛け、2020年12月から講談社「マガジンポケット」にて連載された日本酒の擬人化漫画(漫画：タクミユウ)をドラマ化。日本の「伝統酒造り」が無形文化遺産に登録され、関心が高まる中で誕生した作品だ。

6本の日本酒メンバーは、穏やかで優しく、真っすぐ芯がある「一歩己」(西山潤)、無骨でおとこ気があり、頼れる兄貴分キャラの「赤武」(市川知宏)、柔らかく優しい、人懐っこい天真らんまんな「加茂錦」(大倉空人)、大人の色気があり、知性あふれるおしゃべり好きな関西弁キャラ「篠峯」(吉田健悟)、ワイルドで熱く硬派な一匹おおかみタイプの「村祐」(青山凌大)、陽気でパリピなムードメーカーキャラ「屋守」(後藤拓磨)。

第5話では、吟に試練の時がきた。弁護士・宝田(大山真絵子)から、“圧が強い”白滝如水(青山めぐ)を紹介される吟。白滝は若くして老舗の食器メーカーの3代目を継ぎ、傾きかけていた会社を立て直した超やり手の社長で、クライアントと話を合わせるために、おいしい日本酒を教えてほしいという。

「日本酒は好きじゃない」圧が強い社長と相対

吟が選んだのは、「一歩己」「赤武」「加茂錦」の3本。吟は「白滝社長にも納得してもらえるよう、お酒に合う料理も頑張ろうと思う」と張り切るが、なかなかうまくいかない。くじけながらも日本酒たちに助けられ、白滝が来店する日を迎える。

「日本酒は好きじゃない」と公言している白滝だが、さかなとのマリアージュの素晴らしさに心を開いていく。だが、3本目に差し掛かった時、白滝は突然、吟に「お肉が食べたい」と要求する。

吟、「加茂錦」に合う酢鶏をとっさに作る

予定と違う料理を求められてテンパってしまう吟。しかし、日本酒たちは冷静なまなざしで吟を見詰め、合う料理を一緒に考える。赤武は「もっと俺たちを頼れ、おまえに足りないのは圧倒的に自信だ」と吟を奮い立たせ、「おまえはおまえらしく」と励ます。

そのおかげで吟は、「一歩己」に合う料理は水茄子のカルパッチョ、「赤武」にはサーモンクリームチーズパイン載せ、肉を所望された「加茂錦」のお供には酢豚ではなく酢鶏を即座に提供することができた。

白滝は酒と料理を一口味わうなり恍惚の表情を浮かべ、「甘さも酸味もあってワインのような風味もある」「不思議ね、お料理と日本酒の相性が良いと1+1が10にも100にもなる」と絶賛した。吟は「豚は脂があるので、さっぱりとした鶏で」と一工夫加えるほどに成長していた。

そして吟は「じいちゃんが…ここの店主が言ってたんです。『酒も料理も特別なものじゃない、難しく考える必要もない。飲み方に決まりもない。ただ楽しめ』って」と述懐。幼少の頃に祖父の金蔵(渡辺哲)から教えてもらったことをしっかりものにしたようだ。

酒には凝り固まった価値観を変える力がある

その話を聞いた白滝は、実は金蔵と面識があり、若くして社長業を頑張る自分にとっての心の支えとなる言葉をもらっていたことを明かす。型にハマらない酒は世の中にたくさんあり「こうでなきゃいけないものはないんだよ」と、白滝の肩の力を抜く言葉をくれたのも金蔵だった。

圧を感じた白滝の雰囲気も無事ほぐれ、酒と料理の力を感じる回であった。

放送後、SNSには「赤武に抱きついて離れろって言われて『やーだー』って言ってる樹くん可愛すぎて悶えた」「赤武っていう日本酒が初心者に飲みやすいって聞いたから飲んでみたい!!」「日本酒、全キャラセットで飲んでみたい」など、視聴者から日本酒への興味が高まった感想が並んでいる。

次回、第6話は2月13日(木)に放送。店を本気で継ぐ決意をした吟は、宝田から日本酒フェスの開催を提案される。

◆文=ザテレビジョンドラマ部