＜１１９エマージェンシーコール＞清野菜名主演、指令管制員のリアルを描くドラマに「感動」の声これまでの1～3話を振り返り

2025.02.06 19:00

清野菜名が主演を務める、消防局の通信指令センターを舞台にした指令管制員たちの“現実”を描く完全オリジナルストーリー「１１９エマージェンシーコール」(フジテレビ系)。2月10日(月)に4話が放送予定で、今ならTVerで1話～3話が無料配信中。まだ放送に追いつけるこのタイミングで、「１１９エマージェンシーコール」を振り返ってみよう。

第1話あらすじ

「119番消防です。火事ですか、救急ですか」

横浜市消防局司令課3係で通話を受けた粕原雪(清野)。雪の隣には、教育係として兼下睦夫(瀬戸康史)が指導にあたっている。緊急性のない119番通報に対しては厳しい態度をとる兼下の様子を、係長の高千穂一葉(中村ゆり)は苦笑いで見ていた。

休憩時間になると同僚の与呉心之介(一ノ瀬颯)や箕輪健介(前原滉)は、兼下の指導は無愛想だがもうすぐ終わるから辛抱するようにと雪を励ます。だが、当の雪は気にしていない様子。同じく同僚の新島紗良(見上愛)はみんなの話には加わらずにいた。

高千穂は自分のデスクに兼下を呼び、雪への指導に愛がないのではと注意する。兼下は最初から自分は指導係に向いていないと断ったと反論し、異動時期ではないのになぜ雪が来たのかと不満を漏らす。高千穂は銀行を退職してまで指令管制員になるために消防局に入った雪は大事に育てなければいけないと諭した。さらに、高千穂は、雪はずば抜けた能力を持っていると教える。それは、雪が一度聞いた声や音を忘れないでいることだった。

その夜、司令センターに現れた堂島信一(佐藤浩市)を雪はあこがれの眼差しで見ている。それには、ある理由があった。そんな時、雪が受けたネットカフェの男性客からの119番通報を皮切りに、管制員たちは次々に通報を受ける。

初回は、消防局の通信指令センターでの指令管制員という仕事や新人として懸命に命に向き合う雪の姿が描かれた。命をつなぐ最前線の緊迫感と人間ドラマに魅了される始まりとなっていた。

第2話あらすじ

雪は指導期間を終了し、指導係であった兼下から独り立ちすることに。しかし、同じ司令課で勤務する同僚であることに変わりはなく、その日も司令台につく雪を、兼下が副台でサポートしていた。すると、雪がある通報を受ける。

通報して来たのは金属加工工場「佐久山工業」の女性。そこで働く男性がある事故に遭ってしまったという内容の通報だった。雪は救急隊を向かわせるため事故現場の詳細を通報者に求めるが、なかなか要領を得ない。そんな様子を見かねた兼下は、要救護者への応急処置を優先するよう雪を促す。

その後、オフィスに戻った雪と兼下は、あることを巡って口論。そんな二人を見ていた与呉と箕輪は指導期間が終わってからの方が仲が悪くなったのではないかと評す。紗良から救急隊の活動報告が上がっていると聞いた雪は、高千穂と堂島が仲良さそうに話しているところを目にする。その関係性をうらやましく思う雪に、高千穂はあるアドバイスを送る。雪は早速、そのアドバイスを実践し、仕事終わりの兼下に「佐久山工業」がどういった現場なのかを実際に見に行こうと提案する。

2話では、指導係だった兼下が司令課に移ったことで、父が消防隊員であることを誇りに思っていた小学生の息子とギクシャクしていたということが明らかに。しかし、指令管制室を見学し、通報者に冷静に対応している父の姿を見て息子の様子が変化。視線が合った2人が笑顔になる様子に胸を打たれる展開となっていた。

第3話あらすじ

雪の同僚、紗良は職場では自身のことを語らない。そんな紗良には、大学時代から交際している恋人がいた。大学の同期たちとの飲み会で、紗良は恋人に海外転勤の話があることを知る。また、恋人から「今の仕事を続けたいか？」と問われる。紗良もかつては海外で働きたいと語っていたからだ。

紗良が出勤すると、雪が分譲住宅のチラシを見ている。与呉や箕輪は家を買うのかと驚くが雪は否定。外観が同じような家が並ぶ住宅地からの通報で、住所以外に場所を特定する方法を考えていたのだ。休みの時間まで仕事のことを考えている雪をもてはやす同僚たちに、紗良は引っかかるものを感じる。

中国人男性の通報を受けた雪は、電話通訳センターを介して状況を尋ねる。妊娠中の妻が動けないとの救急車要請だが場所が特定できない。すると、隣で聞いていた紗良が通訳の翻訳以外に男性が発した言葉に意味があることを指摘する。

休憩時に雪は紗良に礼を言い、外国語の勉強法を聞く。しかし、紗良は通訳サービスを使用した上で、聴取の精度とスピードを上げる訓練をした方がいいと素っ気ない。仕事後、雪は中国人男性が通報してきた中華街を見に行くことに。すると、高千穂が行きつけの店へ一緒に行こうと提案。与呉や箕輪、兼下も行くことになるが、紗良は誘いを断る。

第3話では、見上愛演じる新島に焦点が当てられ、彼女の熱い思いと素直な気持ちが表に出る展開が描かれた。SNSでは「新島さんの笑顔見て涙出ちゃった」「新島さんの笑顔がやっと見れてほっこり」「感動した」「紗良さんが仲間に心を開いていくのが、良かったです」「紗良さんいい表情するようになったな」と反響が集まっていた。