深津絵里の美貌が眩しい「西遊記」高貴で慈悲深い“三蔵法師”キャラクターもハマり役

2025.02.06 13:00

現在再放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2021年、NHK総合ほか)の第12週エピソードでは実年齢40代後半にして19～20歳という青春真っただ中の2代目ヒロイン・るいを爽やかに演じるなど、年齢を感じさせない美貌を保つ深津絵里。そんな彼女の出演作の中でも美貌が際立つキャラクターの一つが2006年のドラマ「西遊記」の三蔵法師だろう。2月6日までFOD、TVerで無料配信中の第1話からさっそく、美貌と高貴なキャラクターが堪能できる。

菩薩のように穏やかで慈悲深いキャラクター

誰もが知る中国・明の時代の冒険譚を坂元裕二の脚本でドラマ化した「西遊記」。深津演じる三蔵法師が、1日目に内村光良演じる沙悟浄、2日目に伊藤淳史演じる猪八戒、そして3日目に香取慎吾演じる孫悟空と出会い、彼らとともに天竺を目指していく痛快アクションファンタジーだ。

深津演じる三蔵法師は、この世に平安をもたらすというありがたいお経を持ち帰るため天竺を目指す。日本でもこれまで夏目雅子さんをはじめ錚々たる俳優が演じてきたキャラクターで、旅の僧の衣装をまとって手には錫杖(しゃくじょう)を持っている。

放送開始時、深津は32歳。多くの映像作品の三蔵法師がそうであるように2006年版「西遊記」の三蔵法師・深津も剃髪姿がトレードマークで、端正な美しさが際立つ。第1話では三蔵法師が被り物をとり、美しい頭の形がくっきりと見えるシーンも。その上、立ち居振る舞いには気品があふれ、慈悲深い人柄まで持っている。第1話では暴れん坊の孫悟空を「私たちの仲間です」と暖かく迎え入れ、かつての師匠・仁丹(角野卓造)に裏切られて命の危機にさらされても「これもまた、人を信じた結果なのなら本望です」と優しくほほ笑んだ。

深津版・三蔵法師がワイルドに…「このバカ猿！」

だがFODで独占配信中の第8話ラストには、そんな三蔵法師が別人のように荒々しい顔を見せる場面も。時を自在に行き来できる妖怪・紅孩児(石井正則)のイタズラのせいで時空にひずみが出てしまい、騒ぎを解決したはいいものの、そのしわ寄せが三蔵法師の性格をガラリと変えてしまうのだ。

いつもの穏やかで気品あふれる雰囲気はどこへやら「何をチンタラしておる！早くしろ！」と一同を急き立て、「だ、誰？」と困惑する悟空をしり目に「お前は師匠の名も忘れたのか！このバカ猿！」「さぁ行くぞ！河童に子豚。私についてまいれ」とドスのきいた声で吠えまくる。悟空もびっくりのイカツい三蔵法師が見られる激レアシーンだ。

「#ドラ活浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中。2月は堂本剛主演のゆる探偵シチュエーション推理劇「33分探偵」(2008年)、イヤミスの女王・湊かなえ脚本×長澤まさみ主演のミステリー「高校入試」(2012年)、上戸彩主演でキャビンアテンダントを目指すヒロインの奮闘を描く「アテンションプリーズ」(2006年)、1966年の青春ドラマを妻夫木聡、瑛太、満島ひかりらでリメイクした「若者たち2014」(2014年)などがラインナップされている。